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MITとハーバードの無料インターネット・クラスは、凄い

2013年03月07日 07時05分13秒 | 英語学習法

すばらしい仕組みをマサチューセッツ工科大学とハーバード大学が、作ってくれました。日々、学生時代に戻って、楽しんでいます。日本の新聞が、やっと取り上げてくれたので、記録しておきましょう。

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名門大の授業、無料配信 米で450万人超が受講(朝日新聞) - goo ニュース

2013年3月6日(水)02:20

親の経済力が子の学歴に大きく影響する現実を前に、教育に意味を見いだせない子どもが増える中、米国で「革命」とも言われる動きが進行中だ。一流大が授 業を次々とオンラインで無料発信。意欲と能力さえあれば、生まれた環境に関係なく人材として見いだされる時代が始まった

 「彼は天才だよ。15歳なのに私の授業で満点を取ったのだからね」。米マサチューセッツ工科大(MIT)とハーバード大が共同で昨春設立したオンライン教育機関「エデックス」のアナント・アガルワル学長は興奮していた。

 エデックスは両大学などの24授業をインターネットで無料配信。世界のどこにいても、ネットにつながればタダで世界最高の教育が受けられる仕組みだ。

 アガルワル学長の授業「電子回路」は15万人が受講。繰り返し出る課題を提出し4カ月間の授業を最後まで受講したのは7千人。最終スコアで満点を取った のは全受講生の0・2%、340人。ここにモンゴルの15歳が含まれていた。「優秀な成績を修めた生徒には、我々の大学を受験するよう働きかける。秀才を 発見し、受験を勧められるのだから大学には大きな利益だ

 少年はウランバートルの高校生。MITを受験し、まもなく結果発表だ。

 世界に先駆けて授業の無料公開に踏み切ったMIT。当初は講義資料や動画を一方通行で公開していたが、2012年、宿題や試験など受講生と双方向で授業 を進める仕組みが誕生、事態は動いた。世界中の受講生の成績を回収できるようになり、研究開発にしのぎを削る大学にとって貴重な資源である人材獲得の有力 手段となることがわかった。米国を中心に世界の大学が参入、1年間で受講生は450万人を突破。日本の全大学生の2倍に迫る。

 日本では23大学が3千科目の教材をオンラインで公開するが、一方通行がほとんどで、動画もなかなか増えない。276科目を公開する京都大は臓器移植の 動画が人気で、国内で先頭集団を走る。それでも公開率は数%。公開すれば間違いを指摘されたり、他大学の授業と比べられたりする。これを授業改善の機会と とらえる文化が根づかない。

 飯吉透教授(高等教育システム学)は「オンライン講座で世界の名門大の教授が出した修了証を集めれば、高い授業料を払って大学に行かなくても就職できる時代が来るだろう」と予見する。「教員の研究業績を重視し、教育力は二の次としてきた日本の大学には激震だ

 (金成隆一)

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MIT OpenCourseWareの公式サイト:http://ocw.mit.edu/index.htm

個人的に気に入ったのは、映画好きなものですから、「映画の哲学(Philosopy of Film)」という学部生対象の授業。実際に映画を見て、議論するという刺激的な内容です。

どのクラスもそうですが、シラバスを配って、成績のつけ方の説明からクラスが始まるのが、リアル。アメリカ留学時代を思い出させてくれます。

自分の英語力を知りたければ、どれか関心のあるクラスを聴講するとよいです。すると、どれだけ教授の英語についていけないかわかるはずです。

もちろん、英語力に自信のあるひとは、実際に課題をこなさなくても、MITやハーバードのクラスのレベルを確認してみればよいでしょう。その英語力が、うぬぼれかどうかがわかります。

大学院留学を考えている人は、この程度の内容が楽々とわかるようにならなければいけません。さもないと、向うに渡ってから、相当な苦労が待っています。毎日必死に受講することです。

ともあれ、このシステムは画期的。朝日の紹介により、日本の受講生が一挙に増大することを願います。


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