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『あなたへ』、モントリオール映画祭のエキュメニカル審査員特別賞を受賞

2012年09月05日 08時13分54秒 | 高倉健

『あなたへ』がモントリオール世界映画祭で、エキュメニカル審査員特別賞を受賞しました。パチパチパチ!多くのマスコミが伝えていますが、その中で、情報量のあるものを記録しておきましょう。

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あなたへ : モントリオール映画祭で特別賞受賞 高倉健「『鉄道員』のお礼ができてよかった」

まんたんウェブ 2012年09月04日



 カナダで開催した「第36回モントリオール世界映画祭」が3日(現地時間)閉幕し、最終日の授賞式で、高倉健さんの6年ぶりの主演映画「あなたへ」が人間性の内面を豊かに描いた作品に贈られるエキュメニカル審査員賞の特別賞を受賞した。

 「あなたへ」が同映画祭のワールドコンペティション部門に正式出品されたため、高倉さんは現地に赴き、2日(現地時間)の会見と公式上映に出席。高倉さんは3日の授賞式前に行われたレッドカーペットイベントにも参加し、同映画祭の最高責任者であるセルジュ・ロジークさんと腕を組みながらゲストの先頭を切って笑顔でレッドカーペットを歩いた。授賞式では各賞の説明をする通訳に耳を傾け、受賞者に惜しみない拍手を送るなど、高倉さんは18年ぶりに参加した海外の映画祭を楽しんだ様子。「ロジークさんにお礼が言えてよかった」と同映画祭で99年に「鉄道員(ぽっぽや)」で高倉さんが主演男優賞を受賞した際、現地には来られなかったため、今回は「13年前のお礼がしたい」という願いはかなえられ、高倉さんにとって充実した映画祭への参加となった。

 「あなたへ」が今回受賞したエキュメニカル審査員賞特別賞は、人間性の内面を豊かに描いた作品に与えられる賞で、コンペティション部門以外の審査員により選出された。授賞式で市川南エグゼクティブプロデューサーは「多くを語らずとも相手のことを思いやるという日本的な感情を表現したこの作品が国際的に評価されたことは大変光栄です」とあいさつした。邦画で同賞を受賞したのは86年の「それから」(森田芳光監督)以来。なお、エキュメニカル審査員賞は、83年に「未完の対局」(佐藤純彌監督・段吉順監督)、91年に「戦争と青春」(今井正監督)、95年に「深い河」(熊井啓監督)、06年に「長い散歩」(奥田瑛二監督)が受賞している。(毎日新聞デジタル)


モントリオール世界映画祭:工藤夕貴さんに2賞 高倉健さん特別賞
毎日新聞 2012年09月04日 東京夕刊

 【モントリオール鈴木隆】第36回モントリオール世界映画祭で3日夜(日本時間4日)、授賞式が行われ、工藤夕貴さん主演の日本・カナダ合作映画「カラカラ」(クロード・ガニオン監督)が、特別賞の「世界に開かれた視点賞」と、カナダ映画を対象とした「観客賞」を受賞した。高倉健さん主演の「あなたへ」(降旗康男監督)は、主要な賞とは別の審査員が選ぶエキュメニカル賞のスペシャル・メンション(特別賞)を受けた。

 受賞後にガニオン監督は「多くの人が見るきっかけになればうれしい」、工藤さんは「作品が観客に評価されて大変うれしい」と話した。「カラカラ」は来年1月公開予定。

 主な受賞結果は次の通り。

 <グランプリ>「ホエア・ザ・ファイア・バーンズ」(トルコ)<審査員特別賞>「インベージョン」▽「オレンジ・ハニー」<最優秀監督賞>ヤン・トロエル=「ザ・ラスト・センテンス」<同女優賞>ブリジット・ホブメイヤー=「クローズド・シーズン」<同男優賞>カール・マーカッツ=「カミング・オブ・エイジ」<同脚本賞>マルコ・ネブルスニク=「上海ジプシー」<同芸術貢献賞>「エクスピエイション」

映画『あなたへ』「『鉄道員』の御礼が出来て良かった!」 高倉健主演作 エキュメニカル審査員賞特別賞受賞!!
(Cinema Topics 2012/09/04 14:21)

高倉健6年ぶりの主演作「あなたへ」。この度、本作が、8月23日(現地時間)よりカナダ・モントリオールにて開催されている第36回モントリオール世界映画祭ワールドコンペティション部門に正式出品されました。現地時間9月2日の公式会見と公式上映を終え、映画祭最終日となる9月3日に映画祭の授賞式が行われました。

授賞式前に行われたレッドカーペットアライバルに参加した高倉健は、映画祭の最高責任者であるセルジュ・ロジーク氏と腕を組みながら各国からのゲストの先頭を切ってレッドカーペットを笑顔で歩きました。

授賞式では各賞の説明の通訳に耳を傾け、受賞者に惜しみない拍手を送るなど、18年ぶりの映画祭を楽しんだ様子。「ロジーク氏に御礼が言えてよかった」と出席の大きな目的であった“モントリオールに13年前の御礼がしたい”という願いは叶えられ充実した映画祭への参加となりました。

最優秀賞の受賞は逃したものの、人の心情を芸術的に描いたことを評価され、エキュメニカル審査員賞特別賞を受賞しました。エキュメニカル審査員賞特別賞は、“人間性の内面を豊かに描いた作品”に与えられる賞です。コンペティション部門以外の審査員により選出されます。賞を受けて市川南エグゼクティブプロデューサーは「多くを語らずとも相手のことを思いやるという日本的な感情を表現したこの作品が国際的に評価されたことは大変光栄です。」と挨拶しました。

前日に行われた上映会でも「人の心の内面の描き方が素晴らしい」「日本的な余白を残した表現が美しい映画だ」と海外プレスからも高い評価を得た本作は日本国内でも好調な興行を続けています。

【エキュメニカル審査員賞とは】
人間性の内面を豊かに描いた作品に贈られる賞。審査員はコンペティション部門以外の審査員で構成されている。今回はエキュメニカル審査員賞をドイツの「CLOSED SEASON」が受賞、「あなたへ」は、エキュメニカル審査員賞特別賞を受賞した。過去の日本映画エキュメニカル審査員賞受賞作品は、1983年の「未完の対局」(佐藤純彌/段吉順 監督)、1991年「戦争と青春」(今井正監督)、1995年「深い河」(熊井啓監督)、2006年「長い散歩」(奥田瑛二監督)。エキュメニカル審査員賞特別賞受賞作品は、1986年「それから」(森田芳光監督)。

【モントリオール世界映画祭とは】
1977年よりカナダ東部のケベック州で行われる映画祭。カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭に次ぐ、北米最大級の映画祭。日本映画では、過去に1997年に「東京夜曲」で市川準監督が最優秀監督賞、1998年に「愛を乞う人」が国際批評家連盟賞、1999年に「鉄道員(ぽっぽや)」で高倉健が主演男優賞、2006年には「長い散歩」がグランプリ、国際批評家連盟賞、エキュメニック賞を受賞。近年では、2008年には「おくりびと」がグランプリ、「誰も守ってくれない」が最優秀脚本賞、2009年には「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」で根岸吉太郎が最優秀監督賞、2010年には「悪人」で深津絵里が最優秀女優賞、「わが母の記」が審査員特別グランプリ、「アントキノイノチ」がイノベーションアワードを受賞するなど、日本映画が数多く受賞している。高倉健は日本人で唯一の主演男優賞を獲得している。

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グランプリが取れなかったのは残念ですが、無冠でなかったのはよいことです。健さん、お疲れ様でした。無事、帰国してください。


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