射水市聴覚障害者協会

障害者もあたりまえに地域で暮らしていけるまちをめざして…
日々の取り組みや聴覚障害者に必要な情報をお伝えしていきます。

県難聴児(者)親の会会長・鎌田浩二さん /香川(読売新聞)

2016年01月25日 | 社会の動き・情報(全国)

毎日新聞 2016年1月22日 地方版  http://mainichi.jp/articles/20160122/ddl/k37/070/561000c

 

  ループ設置で補聴支援 鎌田浩二さん(50)

 人工内耳や補聴器を使う聴覚障害者にとって、周囲の雑音があると音声が聞き取りづらくなる。その課題を解消しようと、「県難聴児(者)親の会」がバス会社などの協力を得て2014年7月、周囲の雑音からの影響を軽減させ、必要な音声を聞き取りやすくする補聴支援機器「磁気伝導ループ」を、四国で初めて高松市内の路線バス6台に導入した。同会は国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰を受賞し、22日に代表として表彰式に出席する。

 

 難聴児の親で「県難聴児(者)親の会」を09年5月、結成し、会員同士の交流や行政などへの要望を伝えてきた。

 「ループの存在が難聴者の間でも広がっていなかった。路線バスに設置すれば健常者にも目に留まりやすくなり、難聴者や健常者に機器の存在を知ってもらいたかった」と活動の理由を話す。難聴の長男(18)も人工内耳を使用する一人だ。機器の周囲約1メートルで対応することができ、難聴者から「設置前に比べて聞き取りやすくなった」と好評だ。

 路線バスへの機器設置と同時期に、機器の設置場所だと分かるようにステッカーを製作。機器を設置している高松市内9カ所と路線バスにステッカーを貼ってもらい、設置場所やバスの路線図を記したマップを製作して難聴者に配布した。

 難聴者への対応では、かつては手話や要約筆記など視覚的情報によるものが中心だったというが、近年、補聴器や人工内耳の進歩により、音声情報を得ることも可能になったという。

 「難聴者も、健常者と同じように目と耳の両方から情報を得たい。磁気伝導ループの設置も広がり、少しずつ環境も良くなっているが、さらに広がってほしい」と願っている。【道下寛子】


 ■人物略歴

かまだ・こうじ

 県難聴児(者)親の会会長。会は現在、45の家族が会員となっている。「全国難聴児を持つ親の会」の副会長も務める。マップは高松市障がい福祉課で無料で配布している。問い合わせは同課(087・839・2333)まで。

 

国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰受賞、おめでとうございます。

補聴支援機器「磁気伝導ループ」を路線バスに導入したのは珍しくて、素晴らしいことであり、ステッカー貼り、マップ配布もよく工夫されているようですね。

とても良い参考になりました。

射水市でも、社会福祉課に設置とHPでPRしていますが、ヒアリングループ(磁気ループ)のマーク表示も活用して、広く普及する事が出来たらと思います。

  補聴器・人工内耳を装用されている方に、音声がはっきり聞こえる装置を設置しているマークです。

 

 

以前UPした関連記事  聴覚障がい者用磁気ループシステム(窓口用)とiPadのUDトークを社会福祉課窓口に設置しました(射水市)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。