JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「RAW 少女のめざめ」

2018-04-22 | 映画(DVD)
「RAW 少女のめざめ」2016年 仏・白 監督:ジュリア・デュクルノー
GRAVE/RAW

厳格なベジタリアンの家に育ったジュスティーヌ(ギャランス・マリリエ)は、姉も在学する獣医学校に入った後、新入生の通過儀礼としてうさぎの生の腎臓を食べることを強要され、口にしてしまう。その日を境に、ジュスティーヌの隠れた本性が明らかになり……。




美意識!
連れ立ちション、噛みつきファイト、シャワールーム、そして硝子越しの姉妹。少女から大人への変遷が美しい。
評判からもう少しグロいものを想像していた。そこは期待はずれ感も鑑賞するうちにそれはいい意味での期待はずれへと変わっていく。
カニバリズムやホラー作品に分類せざるを得ないけれど、かなりベタなメタファーなのでした。そのおかげか、とてもオリジナリティ溢れる魅力的な作品になってた。

「肉」同様、血筋の話。
オープニングにアレを持ってきて「?」と思わせるのも巧み。
ラストにお父さんの顔を見て、「あれ?」と思ったらやはりだった。

主演のお嬢さんギャランス・マリリエの才媛ぽい雰囲気と年齢不詳なミステリアス性がナイス・キャストでした。






ワイルドなお姉ちゃんも良い。




















二番館落ちギリギリで鑑賞に踏み切ったのは正解。
二番館では「肉」2013年と2本立て企画なんてどうでしょう。


渋谷 シアター・イメージ・フォーラム


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