アカデミー賞ということで知った映画、きっといいはずだと観てきました
主人も私も、久しぶりに感動した映画でした。
教養豊かな天才ピアニストの黒人ドクターシャーリー
粗野な育ちであぶなっかしいけど家族思いで愛にあふれるイタリア系白人のトニー
グリーンブックは黒人専用の宿などが載ってる本なんですね。
これを持っての二人の2か月に及ぶ旅が始まります。
最初は黒人の事を、毛嫌いしていたし差別感情が当たり前のようにあったトニーが、
旅の間の様々な出来事を通して、尊敬し、わかりあい、友達になっていきます。
ドクターショーのほうも、才能あふれるピアニストとして重宝されるけど、黒人ということで
の差別は変わりません。トイレもレストランも別。
心の悩みもあり、すごいストレスの中生きてきたのが判ります。
これが、最後のほうで、心から楽しんでピアノを弾く場面が最高にハッピー。
トニーから生きる喜び方を学んだような気がします。
そして最後の場面は、思わず拍手したくなるような場面でした。
実際にあったお話で、エンドロールで実際のお二人の写真が出てきて
これもうれしかった。
普通 映画が終わると 最後まで座らずすぐに立ち上がる人が何人か、いえ半分の時もあるんですが、
この映画ではだれも立ち上がりませんでした。
みんな感動でいっぱいだったのでしょう。
今 世界中で差別問題が勃発している時だから尚更この映画が素晴らしいと思えます。
トランプ大統領に見せたいものです。
宗教が違うからって、他民族が嫌いだからって、銃で撃つような若者が出てきて恐ろしい今、
差別感情などみんなが捨てたらどんなにいいだろう。
個人対個人、話し合えばみんな家族を愛して幸せを求めて生きているんです。
多民族社会のアメリカなどで、この映画を小学校中学校で使ったらいいのになぁって思いました。