新潟が舞台の映画「ミッドナイトバス」

新潟が舞台ということで去年から前売り券を新聞販売店から買ってました。
知ってる場所が出るのって楽しみで、あらすじもよく知らずに見てきましたが、
なかなか見ごたえのある映画でした。

　　　　

映画館でこんなにいっぱいの観客も初めて。日曜日ということもありますが、
ずいぶん宣伝していたし、地元が出るっていうのはうれしいものです。

小さな子供二人を置いて出て行った妻・・・・それを山本未来さんがうまく演じてました。
最初、浮気でもして出てったのかなぁと勝手に想像してたら、全然違っていて、きついお姑さんと
上手く暮らせず思い余っての離婚だったのがわかり、なるほど・・・と。
映画を見ながら、「ああ同じだ・・・」って涙が出たお嫁さん務めしてきた人多いかも・・・って思いました。
新潟県は離婚が少ない県といわれますが、女が我慢してきたのかも。
最近は子供の同級生の中にはもう離婚した人がいるし、今は違うかもしれません。

そんなギクシャクした家庭の中で、子供たちが幼いころ、精一杯はしゃいで見せていた。
でもちっとも楽しくなかった。と言うシーンがあって、
愛し合って結婚して、４人で暮らしたら離婚などなかったのだろうに、
親世代と同居で、別れてしまって・・・なんとも切ない話です。

優しい思いやりのあるお兄ちゃんは七瀬公さんという初めて見た俳優さんでした。

捨てられたという思いで傷ついて育った妹は、朝ドラのヒロインの葵わかなさん。

主役の原田泰造さんって、すごくうまい役者さんですね。お笑いの人って器用なんだなぁ。

ただ待って尽くす女を小西真奈美さん。

主人が見終わって、「なんで原田泰造に、あんなきれいな奥さんや愛人が寄ってくるの？」

ま、確かに・・・・映画だからねぇ

わが町のカーブドッチワイナリーが、いつ出るの？って見てたら、
最後の最後、エンドロールと一緒くらいに出てきて、でもここが希望を表してあるから
見終わって「よかったよかった」で帰ることができました。