室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

リアル・チャリティコンサート

2011-06-25 23:40:48 | Weblog
6月29日(水)夜7時から、中野ゼロ大ホールで《東京室内管弦楽団》のチャリティコンサートが開かれます。

        ~音楽に愛と希望をのせて~

        


”チャリティ”って、やりたい気持ちがあっても、なかなか難しいです。

「愉しい、聞き応えのあるコンサートです」とは、言いにくいし、「売名行為とは思われないだろうか・・?」などとつまらない事が頭をよぎったり、「善意の押し売りは、恥ずかしい」と思ってしまったり・・。意義を確信できないと、とても出来ません。

でも、テントを担いでがれき処理のボランティアに行ったりは出来ないし、自分たちに出来ることで何かをやらせて頂きたい、という気持ちはそれぞれが持っていると思います。

そこへ、この企画が持ち上がりました。
「100パーセント・チャリティ、全員ノーギャラなんですが、協力して頂けますか?」との事務所からの連絡に、
「ハイ、喜んで!」と、即答です。


先週のニュースだったか、近頃ではボランティアの数もぐんと下がっているとか。

政治家が国民そっちのけで、醜い足の引っ張り合いをしている間に、3ヶ月半が経ちました。

世間の関心は”節電” に移っているように見えます。でも、まだまだ復興への道は長く遠いです。

私たち音楽家は、楽器を鳴らす程度の筋力しかなく、財力も乏しい、非力な存在ですが、こんな事で少しでもお役に立つなら・・と「喜んで」やらせて頂くコンサートです。


そんな気持ちが集まってのコンサートである事だけ、ご理解いただいて、聴いて下さる方々と音楽を分かち合えたら最高です。

曲目は、ベートーヴェン《運命・第1、第4楽章》、スメタナ《モルダウ》、バッハ《主よ、人の望みの喜びよ》、クライスラー《愛の喜び》、エルガー《愛の挨拶》、チャイコフスキー《くるみ割り人形から》など。
溝口肇さんも賛同して下さり《世界の車窓から》を演奏しにいらして下さいます。
私は、《ライムライトよりエターナリー》と《短くも美しく燃え》を弾かせて頂きます。当日配られるプログラムノートも書かせて頂きました。

入場料は、都内でのプロのオーケストラとしては破格の¥2500,¥2000,¥1500 です。

多くの方にいらして頂けたら、とても嬉しいです。









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