室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

第211回東京道産酒の会

2010-06-12 15:43:57 | Weblog
木曜日は、北海道を愛し、北海道にゆかりのある皆さんが集い、北海道産の食材で調理された肴と北海道産のお酒に舌鼓を打つ《東京道産酒の会》でした。 にぎわし係としてお声がかかり、楽器持参で今回もプリウス号で参加させて頂きました。途中、三田の交差点で止まるとつい写したくなる東京タワー。 村上さんの「ヤー!」のかけ声で乾杯。

今回のお料理も大変おいしく、健康も考えられたものでした。

  冷やし豆腐、洗い葱、蛸キムチ、烏賊そうめん、牡丹海老など。


  功労賞(8の倍数、又はキリの良い回数参加された方々)の発表。

世話人であり、毎回司会進行をなさる堀田さん(一番左)は、台風で中止になった回以外参加(実質全回参加)の210回の大功労者。


メイン・スピーカーは、元JR北海道の総局長で、現在は海外鉄道技術協力協会で最高技術顧問をしていらっしゃる菅原操さんでした。

   

日本が世界に誇る新幹線の技術を海外に紹介したり、技術協力をする機構なのですが、お話を伺うと、高速鉄道の技術を持つフランスやドイツ等は、国を挙げて大統領が自ら売り込みに来たりしているのに、日本の政府は全くプッシュする事もないので、話が進んでも途中で横取りされるケースが多いのだそうです。台湾などでも、車両が走るようになったら、運転台はフランス製でフランス人の運転指導員が来ていたりするのだそうです。せっかく素晴らしい技術である事を認めてくれても、政治的な力が働いて他国に横取りされたり、政変で中止になったり、ご苦労が絶えないようです。でも、中国の重慶では日本人技術者の『手形』を付けた壁を記念に残したいというお申し出があって、ご苦労が報われるという事もあったそうです。新幹線、モノレール、リニア駆動の地下鉄の日本の優れた技術をアジア、ドバイ、オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパ各地へ広めるべく、今日も益々ご尽力なさっているお話でした。

スライドの機械をご自分で運んでいらして、矢印を指しながら説明して下さるので、お料理もこの後は暗闇の中となりました。     

 
   蟹てんぷらおいしかったです。


恒例のお誕生月の皆さんが杯を干す行事。人数が少ないと大変です。 


お楽しみ、利き酒ゲーム。純米酒、吟醸酒、本醸造かを当てます。各テーブル2人ずつ参加して優勝者が出たテーブル全員には中瓶がプレゼントされるので、みんなで応援します。

  

なかなか決着がつかず・・。最後に、日本酒造組合の中央会理事という”専門家”の高橋利郎さんが残って関白殿下位に。

  


関白殿下がお召し替えの間に、声楽家の北川智子さんと私がミュージックタイムを担当します。乾杯後の”皆さんの歌コーナー” で『夏は来ぬ』を歌いましたが、ここでも『椰子の実』を皆さんもご一緒に歌って頂き、それからそろそろ梅雨入りの噂もあるので『雨降りお月』を北川さんに歌って頂き、私がショパンの『雨だれ』を演奏しました。(ホントは、まだご披露する予定の曲もあったのですが、そこはLIVE ですから、色んなことがあります)

さあ、関白殿下の登場。讃える皆さん。

 


そして最後に乾杯で〆めてお開きとなりました。 





毎月、第2木曜日の道産酒の会は、7月8月は夏休み。9月にまたお目にかかれたら嬉しいです。