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室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

セ・ラ・ヴィ

2009-07-09 16:17:28 | Weblog
C'est la vie!
実践的哲学を語るのが好きなフランス人の“口癖”。「これが人生だー」
この一言で片付けて、とりあえず前へ向かうという魔法の言葉?
受け入れやすくもあり、受け入れがたくもある・・。

6月下旬から7月上旬にかけて、実に様々なことがありましたなー。
先ずは、大変お世話になったARC音楽出版の社長さんが、5月末に亡くなっていたことが分かった事。
ARCのホームページも、このブログも全部、社長さんがお膳立てをして下さってのことでした。新しい譜面の出版は出来なくなりましたが、当面、在庫のある楽譜は引き続き販売して参りますので、宜しくお願い致します。

昨年の春に亡くなった私の恩師を忍ぶ演奏会を聴きに行き、色々と思うところがありました。
私は同学年に同じ門下生がいなかったので、ヒトと比較されることもなく、ノホホンと学生生活を送っていましたが、ある時、「レッスンは先生の為のものではない!」と気づいて開き直ったら、先生が目をかけて下さるようになり、随分と伸ばして下さいました。その頃は、私に取って、世界一の先生でした。後年、先生のエキセントリックな部分について行かれなくなって、とうとう距離を置いたままでお別れしました。この日、久しぶりに先輩たちと少しだけお目にかかって、先生の女傑ぶりを思い出し、改めて物凄い人だった、確かに《芸術》に対しての凄まじい情熱を持っていらしたことを認識させられました。怖かった記憶の方が多いけれど、感謝しています。演奏会を聴きに行って良かったと思いました。

それから、楽しい散歩、つらい散歩もありました。
生きる喜び。生きる悲しみ。まだ総括できる段階ではないけれど、前を向いて進むだけです。


さて、少しブログをおサボりした言い訳が長くなりましたが、コンサートとライブのお知らせです。

7月20日(月)海の日、『逗子教会』でテノールの畑儀文氏の演奏会(私もチョイ出で参加)
14:00 開演
出演:畑 儀文(テノール、シューベルト研究家)
  :ヤンネ舘野(バイオリン)
  :マルッティ・ラウティオ(ピアノ、舘野泉さんのお弟子さん、フィンランド人)

入場料:¥3000

内容:シューベルト歌曲集(ドイツ語と日本語)
  :メンデルスゾーン歌曲
  :山田耕筰など日本の歌曲
  :バイオリン演奏でシベリウス、パルムグレン、宮城道雄の春の海
  :ピアソラのタンゴ「リベルタンゴ」「鮫」(これは私が共演します)

地図です。

http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35.2917&lon=139.58303278&v=2&sc=5?158,145

主催は、湘南楽友会です。
畑儀文さんは、兵庫県丹波のご出身で、現在、西宮の武庫川女子大学の先生ですが、
毎年、丹波で『シューベルティアーデ音楽祭』を主催していらして、4年前にヤンネ
舘野さんをメイン・アーティストに選ばれ、その時にヤンネさんに私もタンゴの共演
のご依頼を受けて丹波とのご縁ができました。

畑さんは、とても愉しいパーソナリティで、一見堅そうなシューベルトを親しみやす
く、愉しい音楽会にしてくださいます。今年の1月に大阪でタンゴのコンサートをご
一緒しました。有難いことに、クリスマスに又、ご一緒させて頂く予定です。

マルッティさんは、舘野さんのお弟子さんで、一昨年の兵庫での音楽祭で知り合いに
なりましたが、素晴らしいピアニストで、『炎のような』エネルギッシュな演奏です。
その時に畑さんの伴奏で弾かれた“菩提樹”は「あんな伴奏聴いたことない」と思う
ような面白さで、とても印象に残っています。とても楽しみです。

さて、8月31日(月)西荻窪のミントンハウスで《アストロノーツ》タンゴ&ジャズ
19:30 スタート、チャージ ¥2000
(詳細はいずれまた)

9月11日(金)なかのゼロ大ホール《東京室内管弦楽団 with 加藤登紀子
19:00 開演 S 席 ¥5500 S ペア席 ¥9600 A 席 ¥4500
(詳細はいずれまた)

さあ、「休まないで、あーるーけー」ソレッ!