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室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

内幸町楽屋

2008-07-09 02:44:17 | Weblog
明日は、アルゼンチンの独立記念日。”7月9日”(ヌエベ・デ・フリオ)というタンゴの名曲があるくらい、1816年7月9日に独立宣言をしたアルゼンチンにとっては重要な記念日です。
今年は、3日ほど早くなりましたが、いつもこの時期にリサイタルを開くタンゴ歌手、昌木悠子さんの伴奏と演奏を今年もお頼まれして、バンドネオンの岡本昭さんのバンド”タンギッシモ”の一員として、一昨日、内幸町ホールへ行きました

今年が15回目のリサイタルという昌木さん。タンギッシモが共演させて頂くのは今年が4回目くらい。毎年リサイタルというのは大変なことです。今年は一段とレパートリーも増え、お客様も超満員となり、メデタシ、メデタシ・・・

会館の音響、モニターの音のバランスは、今までも聞こえて欲しい音が聞こえなかったり、ゲネプロと照明が違って、本番中に楽譜がとても見えづらかったり、色々学習して来たけれど、今年は、モニターがバイオリンの音量の上げ過ぎ。自分のピアノの音は元より、日本一良く鳴る、岡本さんのバンドネオンが聞こえづらかったので、休憩時間に再調整を頼みましたが、あまり改善されませんでした。左下のモニターがガンガン聞こえるせいで右耳の聞こえ方がおかしくなったか・・と思いながらも、何とか集中して弾きました

昌木さんの魅力は、「歌声の店」などで培われた、聴衆との一体感を持つ大衆性と、歌の一番の聴かせ所での”泣きの入れ方”だと思います。それと、どこか腹の据わったところが、彼女の個性を際だたせている、といつも思います。15周年、本当におめでとうございました

写真は、終演後の楽屋での記念撮影です。岡本昭とタンギッシモ・セステート編成と、司会を為さった米山さんです。肝心の主役、昌木さんはロビーへお客さん達にご挨拶にいらしたようで、写真に入っていません 

楽屋を訪れる岡本さんのお弟子さん、武蔵野タンゴを聴く会の渡辺さん、昌木さんのお弟子さん達・・。皆さん、それぞれ暖かいお声をかけて下さいます。タンゴと出会ったお陰で、ずいぶん沢山の方達と知り合いました。打ち上げも楽しかったです。

今、気がついたけど、「衣装は黒で・・」とおっしゃってたのに、バンマスだけ目立つように白シャツにベストだったんだな・・。 証拠写真は語る。