パーティの仕事のリクエストで平原綾香の”ジュピター”の譜面を移調する作業をやりました。原曲の作曲者、イギリス人のホルストさんは遺言で「ワシが作曲した”惑星”はオケ版、ブラス版、2台ピアノ版以外に編曲してはいかん!」とおっしゃったそうで、死後50年間、編曲、改編は禁じられていましたが、それが解禁になって、勝手に歌詞をつけたりできるようになりました。何年か前に、すでにトヨタのCMか何かでオペラ歌手の声でスキャットしているのは聞いたことがありましたが、この平原綾香版は、その、しつこくからみつくような響かせ方をする歌唱法と、若さから来る”一途感”が当たったというか、仕掛け人の勝利なんでしょうね。今更ですが、こんな歌が素敵だと思う人は、ぜひオリジナルのオケ版を聴いて下さい。1000倍感動します。
かく言う私も最初に聴いた”展覧会の絵”はエマーソン、レイク&パーマーのロック版だったので、クラシックを偉そうに言いたい訳ではありません。一番言いたいのは、”当てようとする仕掛け人達”に単純にしてやられるだけで済ませないで!という事です。価値観は色々あって然るべきです。でも、1つの価値観の中に浸るだけで済ませないで、良いアンテナで広く色々な価値観をキャッチして欲しい。
かく言う私も最初に聴いた”展覧会の絵”はエマーソン、レイク&パーマーのロック版だったので、クラシックを偉そうに言いたい訳ではありません。一番言いたいのは、”当てようとする仕掛け人達”に単純にしてやられるだけで済ませないで!という事です。価値観は色々あって然るべきです。でも、1つの価値観の中に浸るだけで済ませないで、良いアンテナで広く色々な価値観をキャッチして欲しい。
