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古代日本の歴史を謎解き

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「古事記」と「日本書紀」に登場する人物名(神代)

2018-05-12 17:03:59 | 歴史
「古事記」「日本書紀」天皇家の正当性を主張する為に天皇家が作成したものです。
登場する人物は、歴代の天皇と天皇に仕えた人々(豪族)達です。
「古事記」の下巻の継体天皇以降はほぼ史実に近いのではないでしょうか。
中巻の最後の方に登場する、神功皇后、日本武尊と超人的な方も存在します。
さて、「古事記」の
・上巻 日本神話の神様達
・中巻 初代神武天皇から15代応神天皇(12代景行天皇の子供が日本武尊、14代仲哀天皇の后が神功皇后)
・下巻 16代仁徳天皇から33代推古天皇(女帝)神功皇后は、

日本神話に登場する神様
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ) - 至高の神
高御産巣日神(たかみむすひのかみ) - 生産・生成の「創造」の神。
神産巣日神(かみむすひのかみ) - 生産・生成の「創造」の神。
宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)- 活力の神
天之常立神(あめのとこたちのかみ)- 天の神
男女の区別もない神様達です。最後に 神 の文字が付くので神様とわかりますが
漢字を見ても、読み仮名を見ても何のことやらわかりません。
日本の国土を作ってくれた
イザナミ(伊邪那岐命)とイザナキ(伊邪那美)
イザナギが男でイザナミ(女性)の兄であり、夫婦の設定です。
二人で沢山の神様を産みますが、イザナミは火の神を産んだ際のやけどが原因でなくなります。
黄泉の国へ行ったイザナミは醜い姿になっていて、毎日千人を殺すと誓います。
この結果でしょうか、イザナギには、命 の文字が付きます。
イザナギが高天原へ戻って、禊を行って生まれたのが
アマテラス(天照大御神) - イザナギの左目から生まれたとされる女神。太陽神。
ツクヨミ(月読命) - イザナギの右目から生まれたとされる神(性別は記載していない)。夜を統べる月神。
スサノオ(建速須佐之男命) - イザナギの鼻から生まれたとされる男神。海原の神。
アマテラスは大神で、ツクヨミとスサノオは命が付きます。
天を照らす神(アマテラス)、夜の月を呼ぶ神(月読命)は漢字からどのような神様だったか想像がつきますが
素戔嗚の漢字に意味があるのでしょうか。
こちらは、文字のない古代(弥生時代)の人物或いは神話の神様ではないでしょうか。
天照(日の神、太陽神)月読命(夜の神、死後の世界(黄泉の国)の神)の神話は各地にあったでしょうから
漢字が使える大和朝廷が、改めて天照と新しい名前を付けたと思います。
素戔嗚の漢字は、すでにあった神様の呼び方を変えるのに、反対した大きな権力者がいたのでしょう。
それは、出雲になります。
日本神話の物語では、出雲の国譲りがあり、神道制度でも、伊勢神宮と出雲大社に分かれます。

天照の五柱の長男
アメノオシホミミ(『古事記』では正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命(マサカツアカツカチハヤヒアメノオシホミミ)
後に天孫降臨する
ニニギ、通常に邇邇芸命(天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命((アメニギシクニニギシアマツヒコヒコホノニニギ))
漢字が大すぎて誰のことやら、忍穂耳(シホミミ)、邇邇芸(ニニギ)の漢字の意味は?

神武東征で初代天皇となる神武天皇
神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと)の他、多数の名前が出てきます。
古事記では
若御毛沼命(わかみけぬのみこと)
豊御毛沼命(とよみけぬのみこと) 命の文字を付けますが
若御毛沼、豊御毛沼の漢字の意味は、単に音読みの為の漢字なのか?
日本書紀では
始馭天下之天皇(はつくにしらすすめらみこと)
神日本磐余彦火火出見尊(かんやまといわれひこほほでみのみこと)などが
天皇も日本も古事記、日本書紀で登場するもっと後なのです。
「古事記」先に作成されます。更に体裁を整える。
他の諸国からも私達の国の神様の名前も使え、と圧力があった可能性もあります。

使われている漢字には、漢読みの部分と訓読みの部分がつなげてあります。
忍穂耳(シホミミ)、邇邇芸(ニニギ)、伊波礼毘古(イワレ彦)辺りが古代の呼び名の部分ではないでしょうか。
とにかく、漢字から何も想像できません。
漢字、文字がない時代の方が出ある事が分かります。


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