古代日本の歴史を謎解き

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古代の言葉 ひい、ふう、みい ②

2021-08-01 12:23:53 | 歴史
前の投稿の続きです。
大陸の文化が古代日本に大きく影響を与えた時期は
・弥生時代
 大陸人が移住して、農耕や建築などの大陸文化を伝えます。
 青銅器や鉄製品が伝わり、武器になります。
・平安時代
 仏教と共に漢字が伝わります。
 遣隋使や遣唐使の派遣など、積極的に大陸文化を取り入れます。
古代ですので、言葉も少なかったでしょう。
古くからあったはずと云えば
・地名(氏名)などの固有名詞
・自然界の出来事や物
 山、川、海や雨や風など
 もちろん、住む為の建物や器などの土器もあります。
 残念ながら、何と発音していたのか?わかりません。
・数と単位など
 残念ながら、距離の単位 里 や時間などは無かったようです。
 その代わり、 距離は 歩
 一日で移動できる距離 など単位になります。
 数を数える言葉
 指を折りながら十進数 ひい、ふう、みい・・・とう 
 はこの時代よりあった言葉です。
 時間も 朝や昼、夜ぐらいではないでしょうか。
 四季がはっきりする日本列島、春夏秋冬はあったでしょう。
現代も残る地名で、漢字の意味、読みが不明な地名
大和、飛鳥、筑紫、出雲、飛鳥、安芸、吉備・・・
「古事記」神武東征のルートを見ると
当時の国々の名前や場所がはっきりします。
これらは、古墳時代より以前よりあった国名(地名)です。
大和 と書いて、ヤマト
出雲 と書いて、イズモ
漢字の意味は良いのですが、読みと合わないですね。
筑紫はチクシ、漢字の意味も良い上に、読み方もあっています。
いずれも発音が3音です。
弥生時代を紹介している「魏志倭人伝」では
福岡の博多湾あたりが、奴国
糸島あたりが伊都国 ですが
これらの発音の地名は出てきません。
壱岐、対馬が、一大国、対馬国 
たまたまかもしれませんが、島の数と漢字が一致します。
博多湾にあったはずの奴国も伊都国も
後の神話などにも登場しません。
古墳時代には、筑紫国になっていたのでしょう。
平安時代後期には、国名(地名或いは一族名)は
発音で3音が主流になっています。
大陸から移住した弥生人に権力が移動したのでしょう。
さて、数の数え方
ひい、ふう、みい・・・は
弥生時代に大陸人が使った言葉でしょうか?
大陸文化であれば、この時代に
イー、アン、スーに変わっていたはずです。
ひい、ふう、みい は弥生時代より前の言葉ではないでしょうか。
いずれも二音で、最後が母音です。
日本神話の天照大神の天岩戸隠れで
天児屋命が「ひふみの祝詞」が
ひふみよ いむなや こともちろらね しきる ゆゐつわぬ そをたはくめか うおゑに さりへて のます あせえほれけ
意味不明ですが、始まりが
ひふみよ いむなや こ・・・
一から十まで。。。。
数の数え方は、かなり古くよりあって
始まりは、発音で一音ではなかったのでしょうか。
一音では、他の言葉と重複してしまうので
ひい、ふう とが、一音だけ母音をつけて
数とわかりやすく変化させた。
と思うのですが、如何でしょうか。
現代に至っては
ひとつ
ふたつ
みっつ
よっつ
と 最後に つ を付ける様に変化しています。

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