古代日本の歴史を謎解き

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日本神話「国産み」から考える日本地図

2021-07-03 13:26:07 | 歴史
日本最古の歴史書「古事記」に登場する
イザナミとイザナギ(夫婦神)による
日本の国土が出来たお話です。
国産み
最初は失敗、流産があったようです。
水蛭子(ヒルコ)
淡嶋(アワ島)
生々しい表現もあります。
あれをしたら子供が生まれる事は知っていた。
正しい声掛けの手順も紹介しています。

大八島国
淡道之穂之狭別嶋(アワヂノホノサワケ島) - 淡路島
伊豫之二名嶋(イヨノフタナ島) - 四国(四つの顔)
・愛比売(エヒメ)
・飯依比古(イヒヨリヒコ)
・大宜都比売(オオゲツヒメ・オホゲツヒメ)
・建依別(タケヨリワケ)
・隠伎之三子島(オキノミツゴ島)
隠岐
筑紫嶋(ツクシ島) - 九州(四つの顔)
・白日別(シラヒワケ)
・豊日別(トヨヒワケ)
・建日向日豊久士比泥別(タケヒムカヒトヨクジヒネワケ)
・建日別(タケヒワケ)
伊岐嶋(イキ島) - 壱岐
津嶋(ツ島) - 対馬
佐度嶋(サド島) - 佐渡
大倭豊秋津嶋(オホヤマトトヨアキヅ島) - 本州

幾つか考察します。
1,北海道が登場しません。
 当時の大和朝廷が把握していたのは 本州まで
2,九州と四国は、四つの顔 を紹介
 本州の次、大きな島です。
 4つに分けています。
 実際に4つの権力があったのでしょう。
3、本州に顔がありません。
 吉備の国、出雲の国などいくつも顔(権力)があっと思います。
 東海や関東など地域も紹介してくれてると良かったのに??
4,淡路以外の島は、すべて日本海
 順番で、近畿に一番近い 淡路島
 四国が産まれて、隠岐の島
 九州が産まれて、壱岐対馬、佐渡
 最後に本州
 九州の一番大きな天草が登場しない?
 奄美の島々~沖縄
 小笠原諸島、北方四島など登場しません。
 当時の大和朝廷では支配どころか知ることも出来ていない。
 次に生まれる、六島
吉備児嶋(キビノコ島) - 児島半島
小豆嶋(アヅキ島) - 小豆島
大嶋(オオ島) - 屋代島?
女嶋(ヒメ島) - 姫島?
知訶嶋(チカ島) - 五島列島
両児嶋(フタゴ島) - 男女群島?
5,やはり長崎と瀬戸内海の島々です。
 伊勢湾や東海地方にも沢山の島がりますが
 一切登場しません。
 大和朝廷が東海や関東地方と交易がなかった?
 いえいえ、古くから遠くは東北地方と近畿の交易はありました。
 大和朝廷が重要視する(歴史的評価がある)地域は
近畿から
中国、四国~九州であった事は間違いないです。
大和朝廷から見た倭国は
近畿(大和)~出雲~筑紫
のルートと中国地方、瀬戸内海の地域
そして歴史は流れて
後の室町幕府、江戸幕府と東京へ
現在の東海道新幹線のルートと同じになっているのが不思議ですね。
当時にトンネルを掘る技術はありませんの
現在の鉄道ルート、国道ルートは
今も昔も変わらないです。
もちろん
新幹線となると近代の経済活動を考慮して決定されていますが
そこには日本地形と関係あると思います。
一例ですが、九州

門司~博多 玄界灘側ルート
長崎本線  有明海側ルート
鹿児島本線 有明海側ルート
季節がら波風が強い限界側、太平洋側より
有明海側ルートが交易には有利です。
栄えていた国々がありました。
この事は「古事記」で作成された日本神話には
詳しく書かれていません。
「古事記」は
大和朝廷の正当性を主張する歴史書だからです。

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