「転勤ばかりしてました」
真夜中のマックで目の前の男が話してくれた。
「だから恋愛はしてないんです」
コーヒーを飲みながら、彼から目を逸らして窓の外を見つめた。早稲田駅前の道路を車が走り去っていった。
「そっか。」
自然とそう返事をしていた。
彼からよく足跡があった。メッセージを送ると近所だということで仕事帰りに待ち合わせた。彼は一旦帰宅すると言っていて、スウェット姿でやって来た。何であれデートであればきちんとした服装で来て欲しいという意見をよく聞くが、オレはそうは思わない。きちんとした服装のゲイを求めていないからかもしれない。ジャージやハーパンで気軽に来てくれた方がいい。別に作業着だったとしても構わない。
「手、冷たくない?」
そんな風に言って彼の手をテーブルの上で触ってみた。仕事頑張ってて偉いね、と伝えると彼は嬉しそうに微笑んだ。そのTシャツいいね、とも。こういう話でいいのだ。世間話など初対面でこそ自分はしない。あなたが好き、あなたに興味がある、そんな自分になれればいいのだ。そうなるためには、まずは自分の事が好きでなければだめだ。自分が好き、自分の笑顔が好き、笑顔の先にいる相手の事はもっと好き。
帰り道で、「すげえいいケツ」と言ってふざけてケツを触った。
「触り過ぎかな?」
「もっと触っていいっすよw」
彼のスウェットの前が膨らんでいるのを見ながら、なんかこういうのっていいなって思った。
真夜中のマックで目の前の男が話してくれた。
「だから恋愛はしてないんです」
コーヒーを飲みながら、彼から目を逸らして窓の外を見つめた。早稲田駅前の道路を車が走り去っていった。
「そっか。」
自然とそう返事をしていた。
彼からよく足跡があった。メッセージを送ると近所だということで仕事帰りに待ち合わせた。彼は一旦帰宅すると言っていて、スウェット姿でやって来た。何であれデートであればきちんとした服装で来て欲しいという意見をよく聞くが、オレはそうは思わない。きちんとした服装のゲイを求めていないからかもしれない。ジャージやハーパンで気軽に来てくれた方がいい。別に作業着だったとしても構わない。
「手、冷たくない?」
そんな風に言って彼の手をテーブルの上で触ってみた。仕事頑張ってて偉いね、と伝えると彼は嬉しそうに微笑んだ。そのTシャツいいね、とも。こういう話でいいのだ。世間話など初対面でこそ自分はしない。あなたが好き、あなたに興味がある、そんな自分になれればいいのだ。そうなるためには、まずは自分の事が好きでなければだめだ。自分が好き、自分の笑顔が好き、笑顔の先にいる相手の事はもっと好き。
帰り道で、「すげえいいケツ」と言ってふざけてケツを触った。
「触り過ぎかな?」
「もっと触っていいっすよw」
彼のスウェットの前が膨らんでいるのを見ながら、なんかこういうのっていいなって思った。