20代後半から道が分かれる。割と顔はいい方なのにタイプからはモテず、やっぱり体を鍛えなきゃダメなんだと本気で鍛え始める優等生ゲイと、65点くらいの並みのゲイとに。世間で65点と言えば会社で充分イケメンと評される部類だとは思うが東京のゲイの中では話にならないレベルだと言える。全国から選抜されたイケメン達が就職や転職で都内に集まる中、危機感もなく週に2、3回ジムに行ってるようなのがゲイのボリューム層だろうか。批判をしている訳でもないし、自分は彼らより上だと言っている訳ではない。あくまで「そうではないか」という個人的な意見だ。良いも悪いもない。ちなみにゴーゴーは75点くらいだろうか。
その優等生ゲイと話しているのが楽しいのだが、かなりの確率で彼氏がいない。顔もよくて体もよくて恋人も募集しているのに彼氏がいない。それはどうしてなのか分析すると話は長くなるので今回は控えるが、自分に目が向いているからなのだ。食事制限をしてるから弁当を作っているし、週5は決まったメニューのトレーニングをしたいし、ああでこうでと色々ある中で、恋人もできたらいいな、という話なのである。言い換えれば、できなかったらできなかったでいい、という選択肢が入っている。さらに言えば、ピラミッドの上位に行けば行くほどに視界に入る男の数は減っていく。細かな話は別の機会に書くが、ずば抜けてカッコいい人達というのは思っている程友人は少なく、大勢に囲まれてもいないし、出会ってもいない。
65点の人生で言えば、視界に入る人間の数が多く、恋愛対象も多い。上にも下にも人が多いせいかあらゆる選択肢が多いのだから、一番幸せな可能性があるなあと思う。