石垣陽介とは何者か ―――?
元・裁判官である。
熊谷連続殺人事件、
中野相続裁判事件、
教員残業代請求事件などのマスコミの注目を引く「 派手な事件 」を担当させられるような、いわば裁判官の王道、典型的な出世コースを歩いていた裁判官であった、といってもいいと思う。
ただし、それは令和4年10月25日までの話。
令和4年10月25日、彼は突如として最高裁人事で日本最北端の旭川地家裁所長へ異動となった ―――。
石垣陽介( 43期 )は、平成30年( 2018年 )4.1に東京高裁19民事部判事からさいたま地裁民事5部の判事に下降異動してきた裁判官。
司法は外部向けには裁判官の左遷などない、なんて建前を一応歌ってはいるが、民間的アングルからしたらそんな組織なんてありえないわけで、いま思えば、さいたま地裁に飛ばされてきたときの、この石垣人事もかなり左遷的な意味あいが濃かったように思う。
僕等が彼と初めて対面したのは、彼がさいたま地裁民事5部に所属したての、令和元年( 2019 )のこと。
当時、僕はとある陰謀論団体 ――― みんなもう消えた、懐かしいな ―――から集団訴訟を起こされていて、それまでは控訴とか反訴とかは意図的にしていなかったんだけど、生活全体がだんだんと訴訟に追いつめられてきて、これはいくらなんでもあんまりだということで、仲良しのあかねさんと組んで、初めて彼等にあてた別訴を提起したんです。
それが、令和元年(ワ)第1818号訴訟 ――― で、これの担当裁判官がこの石垣陽介だったわけ。
これがまた制服の特別警備が多数配置され、各々の傍聴人にも厳重な手荷物検査が実施されるという、滅多に経験できない危険な種類の裁判でね、僕もあかねさんも必死になって頑張ったんだけど、残念ながら勝つことはできなかったんだ。
でも、実は、問題はそこじゃなかった ――― 真の問題は、この担当裁判官・石垣陽介の書いた1818号の判決のなかにあったんだ。
とにかく 誤記 が多かったのよ。当時はそれらが総計して108箇所にも及ぶとは思ってもみなかったんだけど、僕等はどうしてもこの石垣判決に納得できなかった。僕はこの裁判のひとつ前の集団訴訟事件の結審のとき( これも舞台はさいたま地裁だった )さいたま地裁の庁舎内で集団待ち伏せを受けていてね、僕が110番してその地裁庁舎内に浦和警察が集団で雪崩れこむ、といったトンデモ事態になって、僕等はそれも集団訴訟の証拠であるとして訴訟のひとつの軸にしていたわけなんだ。
ところが石垣1818号の判決書では、この件が巧妙( ? )にはぐらかされていたわけさ ―――
上写真のラス1行にご注目 ――― 同157は、原告飯田が警察に通報したことを記録しているだけである。( 石垣陽介裁判官作成 )
いやいや、公文書たる判決書でこれはまずいっしょ、石垣く~ん!?
これを認めたら、さいたま地裁庁舎内では、複数による待ち伏せも脅迫もいつでもウェルカムオッケーってことになる。
こんなのが、実際にあの日庁舎内に臨場した警察事件を表に出したくがないための発言として通るものだと、あなた、マジで思ってるの?
これは、いくらなんでも黙っているわけにはいかんでしょう。
特別警備付きの危険な裁判中に、被告と傍聴人多数による僕に対する集団待ち伏せ行為があって、僕が110番して庁舎内に警察が雪崩れこんだ!
これ、どっからどう見てもさいたま地裁の大不祥事だよ。
特別警備体制が敷かれているなか、白昼堂々と原告の僕携帯に呼び出しの脅迫文句を集団で入れ、庁舎の1Fロビーで集団で僕を待ち伏せたこの被告側の行為がどうして違法じゃないの? また、どうしてこんな露骨な脅迫事案が「 集団訴訟の証拠 」にならないわけ? 複数でひとりの僕に集団待ち伏せをかけたあのときの連中と、いま僕等が相手にしてる連中とは、どっからどう見てもまったく同じ面子でないの。
さいたま地裁に浦和警察生活安全課の警官が数名やってきた場面は、志儀書記官も佐々木智穂書記官もその他大勢の職員も目撃していた。
それは、令和元年( 2019 年 )10月11日正午0:00 ちょうどのことだった。
当然、僕等はこの件もあるから勝てると思ってた。だが、負けた。しかも、石垣判決では、僕が110番したことは認めているものの( これは僕の携帯の送信・着信の記録を証拠として提出していたためでしょう )警察の突入については認めていない。これは、マイケル( 飯田 )が電話しただけであって、警察がさいたま地裁内に雪崩れこんだ事実なんてなかった ――― と取れるような、あまりに隠微すぎる、これ、やましさ満載の現実拒否発言なんじゃないの?
この件で僕等は切れちゃった。
埼玉県警察本部のけいさつ情報公開センターにすぐさま情報公開を依頼して、10月中に警察突入の証拠を入手して ―――
それからすかさず1818号を控訴した。
最初に控訴の意思を石垣陽介のいるさいたま地裁民事5部に伝えたとき、電話に出られたのは現在も ① 民事5部に所属の森本清美書記官 だった。
印紙代の話からあえて振って、突然控訴するって不意打ちしたときの森本清美書記官の驚きようったらなかった。
――― えっ、えーっ・・・控訴・・・控訴されるんですか!?
――― ええ。それでまあ手続きについていろいろと教えてもらおうと思って。
――― で、その控訴・・・あなたのいうその控訴の内容は?
――― いや~、そんなのはそちらに控訴状着いたらすぐ分かりますよ。
――― あのー、控訴は、お金かかりますよ・・・特に、飯田さんの場合では500万請求してるわけだから、控訴の印紙代も5万は越えてしまいますが・・・
――― いいんです、そんなのは。ここまできたらこれはもう銭金の問題じゃないから。
――― すいません。少々・・・このままお待ちください・・・。
声もうわずってた。うん、めっちゃパニクってたな。
森本清美書記官は受話器を待ち受けにしていなくなり、そのまま15分以上も電話に戻ってこなかった。
恐らくっていうのは禁句なんだけど、あれは間違いなく裁判官室にいる石垣陽介本人に相談にいっていたんだと思う。
なぜ、そんなことをしなくちゃならなかったのか? ―――1818号判決が、とてもほかの司法関係者に見せられるシロモノじゃなかったからだ。
僕( マイケル )はそれまでに某団体から名誉毀損の集団訴訟を3つ提訴されていて、いわれてみれば前3つの提訴では判決のときに担当書記官から、
――― あの、この事件、控訴されますか? と必ず聴かれていたんだよね。
繰り返しいうけど、1818号は僕等( 僕とあかねさん )の側から初めて彼等を提訴し返した裁判だったんだ。
ほか3つの裁判末尾で必ず書記官からいわれるはずのそのセリフが、この1818号では全くなかった。
さらに僕等はこの1818訴訟の争点を、「 名誉毀損 」と「 集団スラップ訴訟 」の2点枠で提訴していたんだ。
しかし、石垣裁判官は、この2つを争点にするなら審理に時間がかかりすぎるからと、2つ目のは別の裁判にて提訴してくれ、と何度もいったんだ。
ぶっちゃけていうならこれは、自分はこんなヤバピーな審理に関わりたくないから、そういうのは自分以外の裁判官のときにやってくれっていう意味だよね?
さらにいうなら石垣陽介は第1回目の口頭弁論のとき、僕等が発言したこの「 スラップ訴訟 」なる言葉を知らなかった。
これには驚いた。だって、当時の海向こうのアメリカでは、企業による反対派潰しのための「 スラップ訴訟 」というのは米司法のトレンドともなっていた問題ワードだったわけだから。
僕等のそんな驚きにさらに輪をかけたのが、彼とおなじ第5民事部所属の( 第3回、第4回の担当 )の ① 森本清美書記官 であって、彼女のほうもこの「 スラップ訴訟 」なるものを知らなかったようなんだ。
その証拠がこれだ ―――
僕等が1818の裁判調書にあたったのは1818号係争中より後のことだったんだけど、彼女のこの「 公文書誤記 」にはマジまいったよ。
仲間うちで見るための会社の会議の議事録でもフツーこんな間違いはやらないんじゃないの?
これは彼女のやった公文書改竄問題の悪質さにくらべると屁みたいな微々たるミスなんだけど、このような微々ミスのほうが返って司法関係者の職務に対する姿勢の根本部分を象徴している、と僕は取るね。
海外の流れに対していまだに鎖国してるのよ。要するにいまもって幕府の閣僚気分でいるわけさ。
――― 集団訴訟なんてややこしい事件が上陸してきたら困るな。いまでさえ俺ら年100以上の担当事件できりきり舞いしているんだから、余白なんかないんだよ、正直いって。こんなのを米国みたいに認定しちゃったら、そのような判例をつくり、以降ほかの裁判官にむちゃくちゃ忙しい激務を結果的に課した裁判官として、そいつは間違いなく司法のヒールになっちまう。法律関係者として裁判所内に残りたいんなら、そんな新しい、皆様方に迷惑をかけるようなことは、そう、絶対にしてはならないんだ・・・。
① 森本清美書記官 のこの「 ステップ訴訟 」という1つの何気な間違いから、僕は司法関係者全員の底に流れている集合無意識の怠惰な淀みの香を嗅いだ。
※ 上の赤文字は石垣事件の関係者だ。石垣が全ての発端であるのは間違いないのだが、これを隠蔽しようとした司法在籍者との関係性を暴かないことには、これが石垣個人の所業ではく、石垣事件をなきものとして処理しようとしたとある司法グループの犯罪であるといった事実にはたどりつけない。よって、僕等が見たこれらの事件の関係者を全員実名で挙げて、この記事の後半でまとめて再紹介していきたいと思う。
1818号の二審( 控訴審 )の担当裁判官は、2015年( H27 )4月1日に石垣クンとふたりして東京地裁と東京高裁に赴任してきた仲である、② 東京高裁10部総括の高橋譲( 35期 ) だった。
信じがたいことなんだけど、この控訴審のとき、高橋譲はなんと 15分以上も遅刻 してきた。
連れの2人の高裁裁判官もご同様。
実をいうなら、裁判官の遅刻っていうのは、それだけでも新聞沙汰になるような事件なんだよ。
このときの高橋譲は、その境界線を踏んでいたわけだ。
法廷でひとり待ち状態を勤めさせられた ③ 東京高裁民事10部の担当書記官の加藤俊輔 だけが、「 どうしたんだろう、どうしたんだろう・・・」と腕時計をしきりに見て、落ちつきなく僕等の原告席周りをそぞろ歩き、1818号の森本清美書記官のときと同様、やっぱり高密度でパニクっているのが窺われた。
開廷時間をまるまる15分以上も遅刻して、当時東京高裁民事10部総括の高橋譲が法廷にやっと登場。
片手に石垣判決を持ち、その判決状に赤や黄や緑や青の付箋が、書類の輪郭を変えるほどいっぱいに貼られているのが見えた。
恐らく、その日の朝になって初めて問題の石垣判決を見たんだと思う。
かつて同日に東京高裁に赴任した後輩裁判官である石垣本人からもなにかいわれていたんだろうけど、実際にその石垣判決を見て、予想を遙かに超えた石垣ミステーク・怒涛の誤記軍団に心底仰天したはずだ。。
総括裁判官として、彼も一瞬悩んだろう、と思うな。
――― これ、どうするべきだろう? 順当にいくなら、差し戻しか? しかし、それをするとさいたま地裁へ警察が突入したという不祥事を、2審で認めたということになってしまう。これはマズイ。令和元年には東京家庭裁判所前で、離婚争議に訪れた女性が係争相手に刺殺されるという大事件があった。しかもこのさいたま地裁への警察突入事件っていうのは、裁判所でもこれが大問題になって、そうした非常時対応について全国規模でナーパスになっていた、ちょうどあの直後のことじゃないか・・・いかんせん時期が悪い。さあ、どうする? 差し戻しか、それとも石垣庇いの隠蔽か? それにしても石垣め。なんて判決を書いてくれたんだ。判決は公文書なんだぞ。公文書にこれだけ莫大な異常な数の誤記を書いておきながら、その責任逃れのために俺に助力を乞うてくるなんて神経が分からん。メンタルが分からん! 俺は最高裁の調査官をやっていたこともあるから、この事件を無事すり抜けられたときには、それこそタダじゃおかない。必ずこのツケは払わせてやるからな、石垣め、覚えてろよ!・・・おっと、先走りすぎた。・・・取りあえずは、いまこの場での対応だ。実際に見てみると・・・こいつら、噂ほどじゃない、ひとの良さそうなのほほんとした2人組じゃないか。石垣の膨大誤記はさっき2人の裁判官と共同して、70箇所まで訂正できた。そのせいで遅刻なんてヘマを打っちまったが、まあ、見る限りこのひとたちはそのことにはあまり怒っていない感じだ・・・これに張るか!?・・・うん、大善さんはまえのさいたま地裁の所長であった時期に、拘置囚の拘留期限を決めた地裁の訴訟手続きのなか誤り( 1箇所だけ書類に書記官の押印が欠けていた )を見つけてそれを差し戻し、いわばヒーローにもなれたわけだが、俺のこのケースとは立場とリスクがちがいすぎる! 俺がこの2審を差し戻したりしたら、どれだけ多くのひとたちが迷惑を被ると思っているんだ!? くそっ、仕方ない。こいつらに泣いてもらうことにしよう。うん、それしかない。ここを上手く切り抜けられたら、俺の株もまた上がる。うん、そうだ・・・それで行こう・・・いいや、それっきゃない・・・・・
2審( 令和2年(ネ)3515号 )の高橋譲裁判長は、開廷時から原告である僕等に明らかに媚びていた。
温和そうにニコニコ笑って ――― 僕とあかねさんになんと30分以上も自由に喋らせて。( これは多分追従のガス抜き )
このときの裁判調書を僕等は後の2022年の4月4日に、さいたま地裁で閲覧した。
それが以下のものだ ―――
これって加藤俊輔書記官には悪いんだけど、やっぱり異常なんじゃないかなあ? それには3つの根拠がある。
① 僕等が法廷で30分喋ったという記録が1字もない。
② 僕等があんなに語った「さいたま地裁警察突入事件 」についての記述が同じくない。
③ 高橋譲裁判長、ほか大野和明、菅谷忠行ら裁判官が15分遅刻してやってきた、という記述も、ない。
てか、なんも書いてないじゃないのよ、これ!?
審理の内容が、法廷での実質のやりとりが1字も記載されていない、むしろそれを隠すために書かれたかのようなヤバヤバ裁判調書というしかない。
これほど審理の過程を書かない裁判調書ってのは僕も初めてだった。
明らかに異様だよね、これは ――― 加藤俊輔さん?
高橋譲にそうしろっていわれたの?
この控訴審のあと、僕は加藤書記官に質問があった。
そしたら、歩いてくる僕を遮るように、加藤さんのほうからまず先手を取ってきて、
――― なんですか。上告ですか?
僕は軽く首をふって、
――― いやいや、国家賠償です。それについて加藤さん、やり方とか少し教えてもらえませんか?
するとその答えがいいや。
――― ・・・知りませんね。弁護士でも探して尋ねたらいかがです・・・?
僕の顔を見もせずに、まるでなにかを吐き捨てるみたいに。
僕はもう唖然。この日まで加藤さんって僕の兄貴分的キャラだったのよ。めっちゃ親切だったし、法律の分かんないこととか尋ねたら、噛んで含めるようになんでも丁寧に教えてくれた。あかねさんにも紹介しなくちゃ、なんてそのときまで思っていたくらい。そのキャラがこの控訴審でいきなり石女( ウマズメ )に急変したわけ。
Why ――― ❓
僕のなかで控訴を決めたときのさいたま地裁民事5部の石垣陽介の担当書記官・森本清美の対応と、加藤俊輔との対応がここで一本の線に繋がった。
石垣事件の闇の深さとヤバさとを同時に感じたのは、このときが初めてだったな。
令和3年の2月19日11:30――― 正確には裁判官が遅刻したんで開廷はほぼ11:50。僕等が喋り通したので実際の結審は12:20ってとこ。僕が加藤俊輔にこの問いを放ったのは、同日の12:25くらいってことになる。
僕等は、石垣陽介事件をここまでのものにしてしまったのは、高橋譲その人だったに違いないって確信を持っている。
もちろん一番悪いのは、さいたま地裁民事5部時代の石垣クン。
制服警備付きのヤバイ裁判に動揺して、ほか担当の重大事件にも気を取られたことも影響してメンタルを崩してしまっていた石垣陽介が、さいたま地裁からも令和2年10月11日の「 さいたま地裁警察突入事件 」の事実を「 なかったことにしろ!」という無理難題まで押しつけられ、結局のとこ壊れてしまった ―――。
けれども高橋譲は、令和3年( 2021 )の2月19日から判決日までの期間を、石垣陽介事件の差し戻しのために使うこともできたんだ。
しかし、彼は、あえてそれをやらなかった。
恐らくは、陰謀論者の軍団と訴訟合戦みたいなバトルを繰り広げている僕等を、蔑視する気持ちがあったんだろう。
弁護士をつけない本人訴訟をやっている僕等みたいな騒がしくてエゲツナイ輩を、ヒエラルキー最下層の人間として無意識に下に見る公務員傲慢文化に骨の髄まで染まってもいたんだろう。そう思う。
おっと。話が熱しすぎて肝心の 高橋3515判決 を挙げるのを忘れてた。
さっそくそれを挙げましょう ――― 1審石垣判決の判決中の誤記を高橋譲がいかに懸命に訂正し、無難で通りのいい判決に書きなおそうとしているか ――― の譲クンの苦悶と奮闘の仕事ぶりを、皆さん、目を皿にしてよ~くご覧ください。
いかがかな? どう? ご賞味いただけた?
笑える話なんだけど、石垣判決のなかにかようなまでに多数の誤記が存在しているってことにまず気づかせてくれたのは、実は僕等じゃなくって、当時東京高裁民事10部総括裁判官をやっていた、この高橋譲だったんだよ。
そう、彼だったんだ! 司法サイドのほうが、これに先に気がついたんだ。
そりゃあ当事者の僕等にしても、石垣1818判決中に取りちがえや間違いがやけに多いなっていうのは気づいいてた。
メールと Twitter の間違い ―――
ブログのコメントと個人あてのショートメールの間違い ―――
さらには原告と被告とを取りちがえているトンデモ箇所まで複数あったもの。
普通こんなことをまともな裁判官がやったなんていっても誰も信じてくれないだろう、と思ってしまうほどの石垣陽介のこんな迷宮仕事!
その後、彼のテコ入れの効能もあって、僕等はあの厭な裁判判決とがっぷり四つに組める辛抱力を手に入れることができた。
で、あかねさんと僕とで必死に数え直してみて、僕等は石垣1818号判決の中に「 108つもの誤記 」があることを突きとめたんだ。
わずか19ページの判決( 公文書 )のなかに108箇所の誤記!
ページあたりに換算すると、1ページにつきなんと5.684210526箇所の間違いが存在することなる!!( 四捨五入すると6だぜ、6!w )
オーマイガッ! 果たしてこんな判決書が公文書として許されるのか ―――!?
誰だってそう思うよね? 僕等もそう思った。
本来だったら、高橋譲は、1818号の2審という制御弁段階で、石垣陽介の裁判官良識をあまりに逸脱した、こられの間違いを咎め、差し戻しにするべきだった。
譲も実はそうした筋には気づいていた、と僕は思う。
ただ、さいたま地裁への警察突入という事実を表沙汰にすることによって、自分が司法内のヒールとなってしまうこと ―――
それをやることによって東京高裁民事10部総括の自分に、多数の批判が浴びせられる状況になるだろうことが嫌だった。
で、自分にとって安寧な楽チンな道をつい選んじまったというのが、この事件の真相なんじゃないかな?
そういった意味において、僕等はこの「 石垣陽介誤記事件 」をここまで大きな司法の疵に育ててしまったのは、高橋譲であったと考えている。
うん、彼がこの集団隠蔽作戦のイノベーターだよ、間違いない。
高橋譲は、やはりこれだけのミステークを判決書という「 公文書 」に書き残してしまった石垣陽介という男の「 罪 」に、目をつぶってやるべきではなかった。
2019年の5月には( 石垣在籍中のこと )、さいたま地裁において窃盗などの容疑者10人の拘留期間を延長延長を許可する書類に不備が発見され ――― 裁判所書記官が必要書類に書記官名を記載していなかった ――― ただちにさいたま地検が容疑者らを釈放し、埼玉県警がうち数人を急遽別件で逮捕したいう事件があった。
このときのさいたま地裁の所長は、袴田巌冤罪再審請求で名を上げた大善文男氏だったわけだから、彼がこの決定に関与していなかったとは考えにくい。
高橋譲もそうするべきだった。
筋を通せばいくらかの内々からの誹謗も非難も浴びなければならなかったろうが、最終的には司法は司法なりの信頼を取り戻すことはできたように思う。
このとき、安易な誤魔化しの石垣擁護作戦の支柱となり、その後も裁判官を続けた高橋譲の運命がどうなったかを次に記す ――――
https://blog.goo.ne.jp/iidatyann2016/e/e2585fdf3933c5812de16c75797775e1
なんと、高橋譲は、R5年( 2023 )の3月12日に、自ら依願退官( 自主退官 )していたのだ!
65才の円満退官まであとわずか7か月という時期にまで迫っての、ふいの自主退官とはマジまいったよ。
退官時にはああしよう、こうしようとか計画や夢も当人的にたくさんあったはずなのに。
実は、僕等は石垣陽介や丹下友華( いまの僕等のメインである令和4年(ワ)3333号国家賠償訴訟の担当裁判官 )に対して罷免訴追を提起したのと同じように、この高橋譲にも罷免追訴を提起するつもりでいたので、
うわ、高橋、逃げられたあ! と咄嗟に感じたよ。
聡明で気のまわる彼は、恐らく僕等の企みに気がついていたんだろう。
罷免訴追を起こされると、裁判官は結果が出るまで退官できなくなっちゃうんだよ。
罷免スキャンダルと被さると円満退官というわけにはいかない、また、理想の天下り先をじっくり検討するという立場でもいれなくなる。
クールで要領のいい彼は、円満退官の栄誉と現実的で不可能じゃないレベルの天下り先とをじっくりと天秤にかけていた、と思うんだ。
どっちが得か? 円満退官の栄誉を味わうために奴等の罷免訴追なんてないだろうと決めこんで、でも、くるかもしれないという怯えに耐えながらキャリアの最晩年をびくびくと送る道か? それとも、奴等がそうやってくることを読み切った上でその上をあえていく、先にこっちが裁判官という立場を捨ててしまい、実質的にそこそこの天下り先を確保しておいて、奴等の企みから華麗に逃走をキメちゃう、もうひとつのエスケープロードのほうが得か?
この1818号の2審( 控訴審 )のあと、僕は石垣事件以前の集団訴訟関係のあるひとつの事件の開廷の前に東京高裁にいたら、ふいに事務官から呼び出されて、高裁某民事部内のある1室に案内され待たされて、なんの用件だろうと待っていたら、そこにふいに彼がやってきたんだよね。
えっ、と思った。裁判官は絶対に裁判の原告や被告と法廷外の場所では会っちゃいけないはずだから。
でも、彼はしごく軽い感じでね、いや、実は今日の裁判ではあなたにいままで付けていた特別警備をやめたいと思っているんだけど、それについてのあなたの意見をどうしてもうかがいたくってね、と彼はいった。
いや、いいんじゃないですか? あんな税金の無駄遣いはすぐにでもやめるべきですよ、と僕はすぐに答えて。
したら彼は、ああ、そういってもらえるなら、と笑って、じゃあそういうことで、とにこやかに退出していった。
そのときは「 なんじゃろ? 」ぐらいにしか取れなかったんだけど、いま思えば、あれはたぶん彼流の「 値踏み 」だったんだな。僕があの控訴以上の追及をこれ以上する男かどうなのかを彼は探りにきていたんだ。僕はあの2審のあと、彼の書記官である ③加藤俊輔 にこの事件を国家賠償事件として提訴する手段について尋ねた。恐らく、あれが彼にはずっと気にかかっていた。で、探りにきたんだ。放火魔が野次馬のフリをして、燃え盛る自分の「 現場 」を覗きにくるのとおなじ心境で。
僕の予告した「 石垣陽介を国家賠償事件で提訴する 」は真か偽か?
高橋譲は偽のほうに張った。つまり、ごくシンプルにいうなら、彼は賭けに負けたわけだ。
だから彼は2023年に僕等が石垣追及の令和4年(ワ)第3333号国家賠償訴訟を提起してから、自分の決めた「 石垣陽介隠蔽作戦 」の路線が次々と崩落していくのを間近に見て、円満退官7か月前の依願退官というシビアなゴールを選ばずにはいられなかった・・・。
② 東京高裁民事10部総括裁判官・高橋譲 の依願退官の真の理由を、僕等はそう見ている ―――。
✖ ✖ ✖ ✖
陰謀論者から司法中枢に照準を定め直した、僕等の令和4年(ワ)第3333号国家賠償事件は、2022年の1月にはじまった。
担当裁判官は令和2年4.1から ④ 東京地裁民事16部にやってきた丹下友華( 47期 )ーーー
静岡家裁からやってきた彼女は僕等事件の代1回口頭弁論のとき、まるでかつて相手にしていた不良少年らに語りかけるようなわざとらしい教師口調で、審理をやりはじめた。
僕等が瞬時にそのような安手の懐柔姿勢を拒否する態度を見せると、彼女の美貌はすかさず曇った。
僕等が石垣陽介の判決書の「 108箇所の誤記 」と「 裁判調書の改竄 」ついて話すと、彼女はほとんど耳を塞がんばかりの、露骨に厭そうなリアクションを見せた。
――― ・・・その件は、あとに話しましょう・・・。
震えた神経が発しているようなぎりぎりの声だった。
ほとんどがこんな調子で、丹下友華が法廷の審理の席において、石垣の「 108箇所の誤記 」と「 裁判調書の改竄 」といった単語を口にすることは遂になかった。
僕等の争点はそれだったのに、彼女は僕等の提示した争点を審理することを拒んだのだ。
原告の提示した争点を裁判官がこのように拒むケースを「 弁論主義の違反 」という。
結審の日に、彼女は怒りを抑えた僕等に向かって、やつれ果てた顔色で、まるでいいわけでもするかのように弱々しくこう呟いた。
――― ・・・弁論主義は・・・わたし、守りますから・・・
しかし、それはまたしても嘘だったのだ。超・現実世界の判決といってもおかしくない、以下の丹下友華判決部分を見てほしい ――――
この丹下友華の判決が出たのは、令和5年の3月28日だ。
そして、その4日後である令和5年4月1日、最高裁人事によりこの丹下友香は、なんと現役裁判官でなくなっている ―――!!
そして、僕等が石垣陽介事件を令和4(ワ)第3333号とは別アングルから追っていた、石垣1818事件当時、さいたま地裁の民亊5部で書記官をしていた石垣事件の重要な証人である ① 森本清美、当時の事件時にさいたま地裁の所長をやっていた 吉村真幸 を被告とした、令和4年(ワ )第21202号事件を審理した、東京地裁民事34部の ⑤ 佐藤彩裁判官 までが、上記の丹下友華と共に、現役裁判官を解除されてしまうのだ。
どういうスペクタル劇なんだ、これは ―――!?
しかも、佐藤彩香のケースに至っては、21202号の判決を出したのは令和5年3月30日のこと。
そのわずか2日後に、現役判事解任の以下の左遷人事が下っているのだから、これはちょっとたまらない。
これは、そう、怒涛の人事 であり、怒涛の揉み消し なのだ!
冗談事じゃない、これは司法という機構自体に生じた「 恐るべき異常事 」なのだ。
あなたはこれら人事の異常性をどこまで体感できる?
② 高橋譲 主導の「 石垣事件隠蔽舞台 」の先兵となった、司法の花ともいえる2人の女性裁判官が、こうして2人とも司法の花舞台から消えていったのだ。
まじめで有能な女性たちを戦闘の兵士とあらしめて最前線に立たせ、しかも「 使い終わったらこのようにポイ捨てしてまう 」最高裁人事のこういった非倫理と非情に、僕等は憤りを隠せない。
これらすべての事件の発端は石垣陽介だった。
彼は自らのしょった担当事件の重圧に負け、それから某陰謀論団体と僕との訴訟を裁くといったプレッシャーにも耐えかねて、メンタルを崩し、戦後最高といっていいくらいの「108箇所の膨大誤記 」と「 裁判調書の改竄 」という判事として史上最悪の罪を犯してしまった。
もちろん許されることではない。
僕は、彼が自分の見栄と体裁のために法律をいじり、裁判調書をも細工した ――― 令和元年10月11日の正午に浦和警察は、僕の110番通報を受けてさいたま地裁庁舎内を臨場したのに、彼はそうした事実よりも地裁の名誉といった目先の虚栄のほうに動かされ、自らの安寧のために、厳粛な事実を恣意で操作し、神聖な法の運行を歪め、決定的に汚した ――― 自身が法律家であるにもかかわらずにだ。
この罪は、僕は冗談抜きに死刑にも値するものだと思っている。
裁判官たるものが絶対にやってはならないことを彼はやったのだ。それも保身のために。
彼のあまりにも悪辣で淫靡な罪は、彼に関連する僕等の訴訟の各々を審理することになったそれぞれの裁判官の目をも、ことごとく曇らせた。
国家公務員には例外なく「★ 告発の義務 」といったものがある。
市民の場合は「 不正を見つけた市民は告発することができる 」であるのだが、★ 国家公務員の場合には、これは「 絶対に告発しなくてはならない義務 」なのだ。
石垣の信じがたい判決文中の膨大誤記と、さいたま地裁庁舎内に警察が雪崩れこんだスキャンダル隠し ――― とに動揺した関連裁判官らは、司法という大組織の体裁と名誉が汚れてしまうことを恐れ、石垣の隠蔽に自分も同調的に加担して、絶対であるはずの「 不正の告発義務 」にも忘れたフリを決めこんで、裁判所の仲間みんなが誰も傷つかないような安易で小狡いいつもの道をまたしても選んだ。
法律家の良心も正義への尊敬心も判事としての責任感も全部ドブのなかに投げこんで、だ。
法律への敬意もわずかばかりの良心も捨てて、裁判所への忖度とことなかれ同調の道を選んだ裁判関係者諸君のことを、ここでもう1度紹介しておこうか ―――
< 石垣陽介の誤記・調書改竄事件の隠蔽に加担された司法の関係者諸君のリスト一覧!>
♦ 石垣陽介裁判官(43期 )S38.1.3 慶応大卒
裁判官としてのエリートコースを進んできたが、令和元年(ワ)第1818号事件の判決中に108箇所の異常な誤記を残し、それを境に転落する。
令和4年( 2022 )僕等が令和4年(ワ)第3333号国家賠償事件で提訴すると、その年の 10.25 に旭川地家裁所長への異動が決定する。
岐阜地家裁の関正光所長が定年退官し、その空席にまだ任期を残していた旭川地家裁の鈴木正弘氏をわざわざ岐阜に当て、そこまでして用意された旭川地家裁の所長の空席を送られたのがこの石垣陽介という男だった。
令和元年から3年( 2019~2021 ) にかけての石垣陽介は、まさに司法界のブラックホールと呼んでもいいほどの無敵の存在であって、令和元年(ワ)第1818号判決に圧縮して詰めこまれた「 108箇所の誤記 」といい、今記事ではあまり紹介できなかったが、裁判審理でイカサマをやったことを隠すために、書記官に裁判調書を改竄させたり ――― これは「 偽造公文書の作成、行使 」という途轍もない重罪にあたる(笑)――― 彼事件の担当が回ってきた裁判官らがこれを審理することを恐れ、関係書記官がやたらパニクったりするのもある意味当然なのだ。
♦ ① さいたま地裁民事5部 森本清美書記官
2022年1月に3333号を提訴した僕とあかねさんが。さいたま地裁の最上階に令和元年(ワ)1818号の裁判調書の閲覧にいった際、書類が出てくるまでのしばしのあいだ、地裁の廊下で僕等が時間潰ししていると、偶然出勤していた( 当時はまだコロナによるリモートで、出勤しているのは全職員の 1/3 程度だったのです )彼女のほうから僕等を見つけた。
真っ青になって、立ちすくんだように僕等のほうをじっと凝視している女がいて ――― 僕は彼女が誰だか分からなかった。
あかねさんのほうが先に気づいた。
「 えっ。もしかして・・・森本さん?」
僕もあかねさんもはじめのうち全く彼女だと分からなかったのは、往時にくらべて、彼女があまりにも痩せ細ってられたから。
「 えっ、森本さんなの!? 驚いた。ねえ、森本さん、そんなに痩せて大丈夫? 石垣クンはまだお元気でいますか~!?」
日常の些事の会話には、森本さんは答えてくれた。
でも、石垣クンの問いを投げかけると、彼女はふいに貝になってしまう。
結局、最初から最後まで、彼女は石垣の「 い 」の字も発しなかった。
そのあまりにもかたくなな拒否に、僕は彼の残した爪痕を一層感じ、石垣陽介の不正をさらに確信した。
米 石垣陽介は僕等のこのさいたま地裁訪問の3日前に、東京高裁に異動していた。けれども、森本さんはそのこともいわなかった。※
♦ ② 東京高裁民事10部総括裁判官・高橋譲( 35期 )S33.10.20
早稲田大卒
度外れの大リーグ級の歴史的大ポカをやらかしたのは石垣陽介だったが、その程度と疵の深さとを両方共鑑み、石垣事件をあえて差し戻さず、石垣隠蔽インパール作戦を提唱し実行にまで切りこんだイノベーターは明らかに彼であった。
彼は裁判所のルールを破って、法廷外の書記官室の1室で僕とマンツーマンで会い、僕等がさらなる石垣追及に向かわないというほうのカードに賭けた。
だが、しかし、彼は負け、結局、定年による円満退官という誉れある道を選ぶことはできなかった。
聡明な彼は、僕等が3333号を提起しただけでなく、それにあわせて令和4年(ワ)17195号、令和4年(ワ)21202号などの複数の事件を提起したことから、僕等が次に罷免訴追を仕掛けてくるだろうことを読み切り、自分がターゲットになって退官もかなわなくなる場合の未来も漏れなくシュミレートして、罷免訴追を起こされる前に自らが飛ぶことを決意した。スマートだわあ ――― 現実を見てるし卒もない ――― さすがは総括裁判官!(笑)
♦ ③ 東京高裁民事10部書記官 加藤俊輔
加藤俊輔書記官にわるい思い出は残っていない。本当に親切にしてくれたし、法律に無知な僕が尋ねるお〇カな問いにも、いつも真摯に応えてくれた。
高橋譲の作戦に走って司法の疵隠蔽のほうに流れてしまったが、ある意味仕方のない処し方だったのかもしれない。彼のことは記事中盤に嫌というほど書いたので、現時点ではもう繰り返さない。
♦ ④ 東京地裁民事10部裁判官 丹下友華( 57期 )S48.1.24
出身大不明
僕は彼女のことを「 高橋譲の子供たちパートワン 」と個人的に呼んでいる。
超・男社会の見本のような司法のなかで、静岡家裁出身の彼女がよくもあそこまで立ち回れたもんだ、と個人的には一目置いている。
一般に公開されている彼女の肖像は、冗談抜きに愛らしいもので、僕は裁判のときに彼女との対面をちょっと楽しみにしていたのだが、ダメだった。
僕がなにか一言いうたびに、彼女の大きなマスクからかろうじて出ている両まなこが、まるで魔女のそれのように痛々しく歪むのだ。
スレッスレの他判事等の連合の圧力から最前線に担ぎ出されたそんな友華ちゃんに、怨みなんて欠片もない。
友華ちゃんが最初から戦死するのが、あらかじめ司法が書いていたシナリオだったんだ、と今では思ってる。
裁判官ってみんな罪のない文科系みたいな装いをしているから分かりにくいけど、本質は兵隊なんだよねえ。
R5.4.1.僕等との闘いのほんの4日後、現場裁判官の任を解かれ、司法研修所教官に左遷となった。
現場に復帰できるといいけど、3333号のああした判決を見るかぎりそれは難しいかもしれない。
審理っていうのは本来ならコミュニケーションのはずなんだが、僕等の使う「 誤記 」とか「 調書改竄 」とか「 告発の義務 」だとかに応答できる柔らかい言語体系を、彼女は全く持ちあわせていなかった。
恐ろしげ僕等の言論をことごとくスルーして、彼女は自らのプライドを全て棄て、意図的に阿呆言論を判決文のなかに書きまくった。
あれで彼女は折れてしまった ――― 判決の席で、緊張病の患者みたいに硬直した彼女は、自分の視野のなかに僕を入れないことを責務にしているように見えた。
裁判長席からも彼女の苦痛はびんびんと伝わってきた ――― あの疵ばかりはそうそう癒せるものじゃない、と個人的には感じている。
♦ ⑤ 東京地裁民事34部裁判官 佐藤彩香 (59期 )S56.7.20.
早稲田大卒
「 石垣陽介の子供たちパートツー 」であるところの佐藤彩香裁判官の現在が取れない。ひとも良さげな感じで、開廷前の法廷で、ひとまわりは年齢が上に見える、担当の古坂美乃利さんと垣根なく仲良さそうに話していた情景がつい思い出されもする。彼女と僕等の対決は悲惨だった。経歴も特級だし、人柄も特急のひとだと僕は勝手に思っていた。芯からの「 お嬢さん 」とでもいうのかな? こんなに育ちのいいひとが石垣陽介だとか高橋譲みたいな魔界のニンゲンとうまくやっていけるのかな? と、初めて法廷で対峙したときから思ってた。
でも、石垣事件との関わりが、やっぱり彼女の躓きの石となった。
結審のとき、判決を告げようとする彼女に待ったをかけて、いや、だめですよ、僕はそんな結審なんかには同意できない!
だいたい僕等側の争点である「 誤記 」も「 調書改竄 」についても何ひとつ語らずに、それで結審なんどうかしてるよ。あなたたちに正義はないの!? ふざけないでよ、こんな不正の塊みたいな人間を放っておいて、なんの正義だ! いってみろ! みたいなことをいっていたら、佐藤裁判官と古坂美乃利書記官のふたり、なんと僕等に結審の決定も、判決の日取りも、それの時間と場所も告げずに・・・逃げちゃったんだよ。
彼女らの後ろ姿が消えてから僕等は少し笑ったけど、少ししてから心配にもなった。
司法はこの始末をどうつけるつもりだろう、とマジで思った・・・。
ニッポン社会は、いまやどん底だ ―――。
昭和のころ華やかなスターだったひとたちが皆束になって天幕から堕ちていき、そうした時代を享受していたひとたちまでが、そうしたひとたちに思い切り悪罵を投げはじめている。
芸能界に君臨していたあのきらびやかなジャニーズ帝国が見るも無残に崩壊し、それをいい気味だと笑う僕等の顔もどちらかというと「 笑い 」というよりは「 自嘲 」のほうにむしろ似ていて、その相似に実は誰もが気づいている ――― 精神のいちばん底の暗い部分で。
天幕から堕ちたのは1度も会ったことがないスターなんかじゃない ――― 堕ちたのは俺だ。私だ。あたしよ。いや、僕なんだ、と。
そんなジャニーズ帝国の崩壊のあとを追うように、イスラエルとパレスチナとの戦争の知らせが海の向こうから届き、イスラエルの空爆でガザの子供たちが今日は三百何十人死んだ、とロイターがAIみたいに無機的に呟いている。
なんて世界だ! 世界の醜さを笑ってやろうといくら試みても、むりにこしらえた笑いは爽快な響きをたててくれず、どれも陰気な自嘲にすり変わってしまうばかりだ。自分もそんな世界の一員だからなのか? 世界の一部である自分が世界の醜さを笑うことは不可能なのか?
誰もがおのおのの正義を叫び、しかも、それらのどの正義も美しく見えない。みんながみんな小さくてせせこましい自嘲芝居に見える。
しかし、それでも僕とあかねさんの「 正義 」はただひとつ ――― 笑うことだけだ。
僕等は諦めない。僕等は、いかなる交雑物にも猥褻な事件にも自分たちの笑いを邪魔されたくないんだ。
分かるかな? 分からないと思う ――― でも、それでもいい ――― 青空までまっすぐ届くような笑いを笑うために、僕等は戦う ―――。(了)
★ 石垣さんも丹下さんも裁判官なんだから、地裁隣りの法務省赤レンガ棟を入って右手の「 越前碑 」を
参拝したことがあるはずです。そのときの自分の初心を思い出してほしい。あなた方はあの頃の自分に
いま向きあうことができますか? 目を反らさずに微笑みかけることができますか? そのへんのこと
をいっぺんよく考えてみてください。
石垣陽介・丹下友華事件のまとめ(順不同)
・石垣陽介やここに登場する裁判官らは公人であり、私たちの述べていることは、事実と個人的な論評のみであり、公益を目的としている。
・この事件の背景には本人訴訟軽視がある。
・石垣陽介は、某カルト団体関係者からの連続スラップ訴訟3件の後、こちらから2名の関係者を提訴した際の担当裁判官だった。
・原告2名、被告2名、係争中も Twitter や第三者のブログに、被告本人や傍聴人が裁判の内容や誹謗中傷の書き込みを続けていた。
また、被告の不法行為は3年前から継続し、多少複雑な案件であるのは否めないが、世間には社員全員で会社を訴える、IT犯罪など、さらに複雑な事件が多々あり、司法試験に合格するほど知的レベルの高い人物なら、この程度の案件を難解なだとは思わないはずである。
・私たちの訴訟の裏で石垣陽介は、小学校教師の残業代問題や、熊谷6人殺人事件のご遺族が警察を訴えるなど、マスコミが注目する重大な案件を担当していた。
・石垣陽介は、私たちにまったく同じ指示を2度出したり、基本的なことを聞いたり、訴状や準備書面を読んでいないのは明白だった。口頭弁論調書は、これをごまかすように事実が改変されていた。
・例えば第一回と第二回で、「一連の訴訟がスラップ訴訟だと思う根拠や証拠をまとめるように」というまったく同じ指示があった。
・日本の司法はアメリカより50年遅れているともいわれ、アメリカにはあるスラップ訴訟法が存在しない。
・団体内でしか通用しないイニシャルやハンドルネームで、自分が誰かのブログ記事やコメント欄に登場したからといって、賠償金5万円や10万円を請求して1年近く闘う。ちなみに賠償金が安いのは印紙代の節約だた考えられる。
ただし、原告や遠方から集まる傍聴人らも完全な赤字である。傍聴席に座っていた面々が次々に原告になっていくのだから、(私の個人的な意見であり、一般論ではあるが)、このような類いの訴訟はスラップ訴訟以外のナニモノでもない。
・第一回口頭弁論で、当時被告がネットで繰り広げていた約3年分の投稿を1つの書面にまとめるよう指示があった。
・令和2年2月中に指示された不法行為一覧表を証拠添付で裁判所に郵送した。ちなみに結審は6月末であり、判決は8月末でる。
・石垣陽介は、この一覧表のみに「ちらっと」目を通し、判決文を作成したと考えられる。
・おびただしい数の誤記以外にも、「名誉毀損」を「名誉棄損」と書くなど、法曹の作成した文章にしては不審な点が多々あり、第三者に任せた可能性がある
・私の個人的な憶測ではあるが、私たちの判決文作成を判決直前まで忘れていて、慌てた可能性があると思う。(自分で書いたにしても) ミスが多すぎるため、書記官の誤字脱字チェックを受けてないのは明白である。
・仮定の話だが、石垣陽介が他者に判決文を作成させた場合、公務員職権濫用罪、背任罪にあたり、虚偽公文書作成等罪の共犯となる。作成した相手も虚偽公文書作成等罪になり、これらはすべて刑事事件である。
・罷免された裁判官らが犯した性犯罪などとは比較できないほどの重罪である。
・本来ならば、ここまで異常な判決文は、二審の東京高等裁判所で問題にしなければならなかったはずである。
・二審では、判決文の誤記を70箇所訂正したが、被告が係争中に続けていた裁判や私たちに関する関するツィート150件、被告が昼夜を問わず送りつけたショートメール30件、傍聴人(被告の友人)が第三者のブログに書き込んだあからさまな誹謗中傷などに関しては、石垣判決を全面に支持し問題なしとした。そんなバナナ! 非常に不自然である。
・高橋譲によれば、約30通のショートメールはブロックしない原告の方に非があるそうだ。ええ?裁判所の女性職員に16通のメールを送りつけた裁判官がストーカーとして逮捕され、罷免されているはずである。
・何より、裁判所ロビーで被告の仲間ら7〜8名がマイケル1名を待ち伏せた事件は何の問題もないらしい。警察まで出動してる事件なのに。
・現状、実行するつもりはないが、これも刑事案件であり、当事者が待ち伏せに恐怖を感じれば、脅迫罪となる。
・なお、刑事告訴は「犯罪捜査規範63条」により、受理しなければならない。受理しなければ、公務員職権濫用罪になるそうだ。ちなみに旭川署の刑事は誠実な方である。電話でわかった。
・なお、裁判所ロビー待ち伏せ事件も、両裁判官の判決文では事実が改変されていた。
・口頭弁論調書は、第二回と第三回の共通項目が完全なコピペで作成されており、森本書記官が佐々木書記官の調書を書き換えたと考えるのが自然である。
・すべて石垣陽介にとって都合のよい事実の改ざんばかりで、森本書記官にはリスクばかりでメリットが一切ない。
・たとえ裁判官に命じられたとしても、調書は公文書であるため、虚偽公文書作成等罪にあたり、重大な犯罪となる。
・私たちが控訴の意思を示したあと、調書はこっそり書き換えられたと考えられる。なぜなら、当事者が控訴さえしなければ、調書を二審の裁判官に見られる心配はないからだ。
・審理を尽くさず、内容すら理解していない第2回口頭弁論から和解を急ぎ、第3回で「被告も書面で原告に対し◯◯万円請求してきた。自分はこういう事態になれば、いつもそれぞれが出した費用はそれぞれが負担し、裁判を終えてはどうかと提案することにしている」とする旨の発言をした。
・被告は反訴をしておらず、争点も裁判費用も私たちが出していた。この発言もあからさまな嘘なのだが、国賠を担当した丹下友華裁判官は、嘘の内容を完全に変え、「問題がない」とした。アクロバティック石垣擁護だ。
・丹下友華によると、誤記はそれほど多いわけではなく、誰がどう見ても完全なコピペ調書も、「調書の文字間隔に決まりはなく、偶然同じになることは珍しいことではない」らしい。
・非常識すぎる詭弁で、故意に片方の当事者を勝たせた場合は、公務員職権濫用罪、背任罪になり、これも刑事案件である。
・増子裁判官、吉田裁判官、佐藤裁判官には、誠意を感じたが(しかしながら、佐藤裁判官は大きなミスを犯している)、丹下友華裁判官と石垣陽介裁判官は、裁判官として不適格であり、もはや判決文を書かせることはできないため、訴追請求と刑事告訴を行う。
・なぜここまで厳しく追及するのかといえば、石垣陽介が訂正された 70 以上の誤記にすら何ら反省しておらず、私たちの作成した書面に目を通したとは思えないからだ。
・ひたすら総論否定と「争う」を繰り返し、最初の答弁書には「失当だ」とすら書かれていた。
・これは、私たちのプライドを激しく傷つけるものであり、法治主義への挑戦である。言うまでもなく言語道断な態度だ。
・このまま放置すると、再発のおそれがある。
・訴訟当事者は例外なく、己の人生かけているのである。
・法律家、石垣陽介と丹下友華の法治主義への冒涜行為見過ごすことは、日本国民としてできない。
以 上