■ 知恵蔵 チーズ&ワイン ナチュラルライフ ☆

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■知恵蔵 出産は命がけの大仕事 7

2011-02-28 | 知恵蔵 私と家族と★育児★

同じ日に入院した4人部屋に、翌日に私と同じ手術をする女性がいました。
私よりも、少し若く、一人目を妊娠中で、妊娠15週に入ったところとのこと。


月に1人いれば多いという、妊娠中の「卵巣嚢腫摘出術」。たまたま同じ日
に入院し、同じ日に手術ということで、心強かったです。このOさんとは退院
後も連絡を取って、情報交換をしています。


・・・手術当日は、まず4人部屋の一人が、9時すぎから、帝王切開の手術。
次に、11時30分から、Oさんの「卵巣嚢腫摘出術」。その後、13時30分から
私の「卵巣嚢腫摘出術」。


朝は、6時前から看護師さんがベッドに来て、熱や血圧を測ったり、お腹の
赤ちゃんの心音を聞いて、尿検査。その後、浣腸してトイレ。9時前には、
手術着に着替え、診察、そして点滴開始。予防的に子宮収縮を抑える持続
点滴です。手術中に、吐き気止めや輸血などにも対応できるために、太い
針での点滴でした。そして、この日は絶食です。水も飲めないので、喉の
渇きが少しありました。


手術前、ベッドで手術の説明書の再確認をしていたところ、看護師さんが
来て、「個室が空いたので、移りますか?」とのこと。悠が病院に来やすい
ように、入院前に個室希望を出しておりました。しかし、今、悠と会ってし
まうと悠が寂しくなってしまうかもしれないので、入院中は会わない方がい
いという風に夫婦で話をしたところだったので、どうしようかな?と思いま
したが、この先どうなるかわからなかったのと、手術後麻酔が切れたら、
ものすごい痛みがあるそうなので、とりあえず個室へ移ることにしました。


・・・そして、看護師さんが来て、「予定通り、13時30分に手術室に入ります
ね。」とのこと。行きは、車いすで。帰りは、ベッドに寝たまま、戻ってくるよ
うです。


初の手術室へは、病棟の看護師さんが車いすで運んでくださり、手術室に
入る手前で、手術担当看護師さんにバトンタッチ。ベッドに横たわりました。
その後、執刀医のN先生に「よろしくお願いします。」と声をかけられ、そして
いよいよ麻酔です。「体を丸めてくださいね」と麻酔の先生から声がかかり、
背中に4回ほど針が。。。脊髄への麻酔は、30分ほどかかったでしょうか。
下半身が麻痺してきて、「痛いですか?」と聞かれても、触られている感覚
はありますが、痛みは感じなくなりました。


「手術を開始します」そう先生の声がかかったときは、病室を出てから1時間
弱が経っていました。それと同時に、麻酔が効きはじめて、急に呼吸が苦しく
なりはじめました。一時的に、呼吸困難になることはあると、説明書に書かれ
ていましたが、経験してはじめて、このことか?と思うと同時に、酸素呼吸器
を付けてもらっても、あまり変わらず、結局取ってもらい、ゆっくりと深呼吸し
て、落ち着きました。今は冷静にそのときのことを考えられますが、そのとき
は本当に苦しかったです ^^; でも、ベテラン看護師さんの機転の利いた
落ち着いたアドバイスに救われました。それが何回もあり、有難かったです。


手術中は、下半身麻酔なので、先生や看護師さんの声が聞こえてきます。
小さい声でしゃべっていても、雰囲気で読み取れるもので、開腹してから
「どうしたものか?」という先生たちの考える様子も伺えました。


それから少し経ってから、お腹の中をグルグルとかき回される感覚に襲われ、
一気に吐き気を催しました。「もうダメ~、吐きますぅぅ」と言った瞬間に、対応
してもらった吐き気止めの点滴が効いて、一気に楽になりましたが、「もうこん
な手術は嫌だぁ、早く終わってくれぇ」と心の中で叫んでいました(涙)(T_T)


この吐き気の原因は、、、開腹したら、当初は子宮の隣に卵巣が見える予定
でしたが、予想よりも子宮(赤ちゃん)が大きくて、卵巣が子宮の下に隠れて
いて、見えなかったようです。結果、下から卵巣をすくい上げてきたようです。
そのときのかき混ざれている感覚が、吐き気を催したようです。

結果的に、子宮(赤ちゃん)を触らざるを得なくなり、その結果、流産の可能性
も高まってしまいましたが、これは仕方ないこと。先生方は、最善を尽くしてく
ださいました。この結果、流産したらそれは運命、仕方ないことかなと覚悟を
決めました。

・・・呼吸困難、吐き気に襲われながらも、予定よりも早い1時間ちょっとで手術
が終わりました。13時30分に手術室に入り、麻酔をして、手術が終わったのが、
15時30分過ぎ。最後に、切り取った腫瘍を、先生は私に見せてくださいました。
中に髪の毛や油なのか黒いものが入った袋状のもの。良性か悪性かは1週間
後にわかるとのこと。「大丈夫ですよね?」との私の問いに、先生は「良性だと
は思いますが、100人中5人は悪性ということがあります。」とのこと。


ひとまず、無事に手術が終わり、一安心。その後、手術台から病室のベッドに
移され、病室まで運んでもらいました。旦那が待っていました。先生から旦那に
手術の説明があり、旦那も切り取った腫瘍を見せてもらっていました。


その時、麻酔はまだ効いていて、この後、麻酔が切れて、ものすごい痛みを感じ
丸一日寝れなくなるとは、思いもしなかったのでした・・・^^;


<8へ、つづく>



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2 コメント

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誕生日おめでとう! (cowboymasa)
2011-05-02 00:02:56
誕生日おめでとうございます!

日記でのご報告はらはらどきどきで読ませてもらいました!

あと少しで新しい命の誕生!お母さんは手術後の大変なとき、心配もしています!

どうか神様に守られよい誕生日と元気な赤ちゃんに恵まれますように!

東京の田舎の牧場から応援エールを送ります!!

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ありがとうございます (知恵蔵)
2011-05-29 15:56:29
cowboymasaさん

masaさん、こちらへのコメントもありがとうございます!
返信が遅くなり、ごめんなさい。

masaさんの牧場で、牛の出産に立ち会ったことをふと思い出しました。
牛のお母さん、頑張っていましたね!

私も、牛のお母さんを見習って、元気な赤ちゃんを産んできますね~

いつも応援してくださり、心強いです。
ありがとうございます!
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