国民年金だぁ～ ついには社会保険事務"局"へ その3

前回から

　今日は仕事の休みをもらって1日中各官公庁を回りました。先日お伝えしたように行政相談所で「"社会保険審査官"とお話ししてみる」というアドバイス頂きましたので、早速行ってきました。
　社会保険審査官のおられるところは「社会保険事務"所"」ではなく「社会保険事務"局"」で、社会保険事務局は社会保険事務所の上位機関だそうです。

大体、なんで国民年金だけで「年金相談センター」「社会保険事務所」「社会保険事務局」とバラバラに3カ所もあるンだよ～ しかもどれも町の一等地だってばよ・・・

　年金不振と呼ばれる昨今ですが、こういうのを直接目の当たりにしてしまうと「親玉の社会保険庁に対して不振を感じないほうが」どうかしてるような気がするのは私だけでしょうか。
　こんな小さな市町村(といっても日本で10番目くらい)でさえ、こんなんなンだから、全国あわせると言わずモノがな・・・というか「怖さ」さえ感じます。

----------

　さてさて早速、社会保険事務局の門を叩く私。「こういうのが来たンですけれど・・・」と"忌々しいレッサーパンダ"のハガキを見せると一つ上の階へと案内されました。

っつーかな、一つ上の階なんだから「エレベーター」じゃなくてそこの「階段」を使えば良いじゃん・・・社会保険事務所は階段しかなかったぞ!

　と一瞬思いましたが、よくよく考えてみると「私は今のところお客様扱いということで、この人の誠意かな」とも思ってみたり。

----------

　社会保険審査官さんの最初の対応は1対1で「やんわりだけれど言っている事は社会保険事務所と同じ」でした。違うところはただ一つ「社会保険審査官と社会保険事務局は社会保険事務所を監査するためのものであって、直接保険加入者をどうのこうのするところではない」ということでした。
　しかし、やがて私が核心を突くような質問やお願いをするようになると・・・

「少々お待ちください。詳しい者をお呼びいたします」

　としばらく待たされ、社会保険審査官×2と私1人という形になりました。
　私は社会保険事務所と同様に「私が困っている事情」を詳しく話しました。「取りあえずなんとかしてよ」と。

「うーん・・・ナカナカ難しい・・・」
「ちょっと待ってください、おっしゃっている意味が・・・」

　と"詳しい者"さえも私の言っている言葉が理解出来ない事が度々あり、私の方から民事相談員のごとく1から"ソレ"について説明し直す事になってみたり。

・これは作戦なのか? それとも本当に知らないのか?
・民事(=お金を払って責任を取る)と刑事(=罰を受けて責任を取る)をごっちゃに言っているので多分後者だろう・・・
・っつーか、「法律に詳しい人」はここには居ないのか?
・なンでも良いから、概要だけで良いから他の官公庁について知っててくれよ! 裁判所や労働基準監督署の仕事内容が全然分からないようでは終わってるよ、アンタたち・・・

　うーぬ・・・縦割りシステムは恐ろしいなぁ・・・と思いつつ。私は当事者で必死なため横へデイジーチェーン(=daisy chain、コンピューター用語で直列につなぐこと。数珠つなぎ)しているだけかも知れませんが。

----------

　結局、私の年金については「私自身が支払いを全て拒否しているわけではない(何十ヶ月分は既に払っている)」ことと「私が一ヶ月単位の支払いの綴り(正しくは"国民年金保険料納入通知書"と言うらしい)を全て持っている」「助けてあげたいのはヤマヤマだが現行法を曲げる事は出来ない」「国民年金は直ぐにお金に換わるモノでないと受け取れない」そうなので、

「飛び飛びでも良いからその綴りを使ってお金がある時に支払ってください」
「催告状が自動的に送達されたり、社会保険事務所から電話がかかってくる事があるかも知れないが無視してもかまいません」

　ということでけりがつきました(多分この結論までに1時間くらい話しました)。私は先日での社会保険事務所に対しわびを言っておきました(まぁオフィスが既に違うけれど、上位の機関なので下達される事でしょう。なにせ縦割りですから)。

　今思えば、

ちっ、なんかうまくかわされたような気がする・・・

　という気も。

　まぁねぇ・・・社会保険審査官の立場を考えてみると「ここで私をかわしておかないと"法的にバリバリ有効"でしかも"メチャクチャしんどくて大変な事"に巻き込まれてしまう」からかなぁ～と。私でも同じ立場だったらそうするね、多分・・・。

つづく