
「君がため 春の野に出でて 若菜つむ、わが衣手に 雪は降りつつ」先日ツクシ採り行ってきました。ツクシを摘みながら この歌を思い出しました。春の野と摘むの連想からでしょうか?もっともここでの春の野は年賀状の初春の春で季節は違うのですが。好きな歌の一つです。歌そのままですと「君の健康を願い雪の降る中で若菜を摘みました。召し上がってください。」と言うところでしょうか。

人の優しさとか愛情とかが私には伝わってきます。小学校に行く前の記憶に祖父が季節は覚えていませんが毎年大きな紙袋にたくさんのイチジクを入れて届けてくれました。私の家からだと3キロぐらいですが実家から徒歩で袋をだかえて届けてくれていたのは大変だったと思います。大振りでは無かったですが黄色の甘いイチジクでした。これも祖父の孫に対する愛情の表現だったのでしょうね。

本物の春の野で2時間程ツクシを摘みました。レジ袋に大量に詰め込んだツクシの後処理は大変でした。メルカリなどでは袴を外した状態で売っているそうです。採りたてのほうが袴が外しやすいので5時間ほどかけて作業完了。それから湯通ししてサランラップに包み冷凍庫に入れ終わったら午前1時でした。カクシテ年中の家族行事の1つが終わりました。

縄文人はツクシは食べていたのでしょうか 気になる疑問です。