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最近見ているドラマの話から

2013-07-20 23:20:01 | Weblog
今いくつかはまっているドラマがあります。この夏のドラマは家族ドラマが面白いですね。

水曜日に日テレでやっている「Woman」というドラマは作りが丁寧だし話も面白いです。
主人公の満島ひかりさんしかり、田中裕子さんや小林薫さんなど、周りの役者さんも素晴らしい演技で引き込まれます。
特に主人公はシングルマザーで、まがりなりにも私も母親の腕一本で育ちましたからなんとなく昔を思い出してしまう設定なのも興味をそそられるところではあります。(主人公の二人の子供が姉と弟、という設定なのもうちと一緒ですし)

まだまだ日本はシングルマザーや子育てについて本当に支援が足りないというか政策が遅れていて歯がゆいばかりです。今の高齢者は若いうちに年金を収めていたから給付される、というのはわかりますが、お腹にいるあいだに金を積み立てられない子供に厚い手当てがないというのは当たり前のことなんでしょうか?子供に金を給付すると、親や周りの大人がかすめとる、というのなら医療費や教育費を免除するべきなのではないのでしょうか。
「昔はもっと子育てが大変だった」というのは、あぁそりゃ大変でしたね、という感じですが今の親にも同じように大変な思いをしろ、という方がどうかしていると思います。もっと楽に子供を育てられる、子供を育てるのに負担が少ない、経済的にも保育園などの施設を利用するにも。そんな世の中になっていかなければ日本には子供も若者もいなくなり、あとには足腰の立たない年寄りが残るだけです。

今のところこのドラマで私が気に入らないのは、女医さんのキャラクターが劇中出てきます。夫婦仲があまり良くなく、一人息子を夫の元に置いたまま家を出てしまいます。夫は公務員で役所勤め。子供を預けるところに苦労し、奥さんのいる病院に行っては「それでも母親か」と罵って喧嘩になる場面があります。奥さんは「女は子供に縛られるんじゃない、男に縛られるのよ」(ちょっとセリフは違いますが)といって家に戻ろうとはしません。
そんな奥さんがちょっと嫌な役回りで描かれているもんですから、まだまだ日本では「女は母親になったら仕事をもってても子育て中心でいるべき」という考えが大多数なのかな、とちょっと頭をかしげます。まあこのあとの展開がどうなるか分かりませんが。

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「役」がつく、と言います。ある一定の組織の中で責任ある立場を任されたり、ヒラではなく管理する立場、監督する立場になったりすることがあります。実績や経験を買われてなることもあるため、良いことのように思える場合もあります。
ただ、「母親だから(父親だから)こうあるべき」「女だから(あるいは男だから)こうあるべき」というのは好きになれません。頭から押さえつけられたり強制させられたりすることがこの上なく嫌な性分ですから、決めつけられることを想像するだけで虫唾が走ります。

上のような考えは単なる先入観を飛び出し、自分より下に思っていた人間に頭を越されれば「あいつのくせに」と嫉妬を買うことにもなります。上下関係が原因です。日本は昔から上下の関係を大切にしてきました。師匠と弟子、親と子、先輩と後輩、上司と部下、それらは全てお互いの信頼関係の上に成り立っています。

役がついているからって「自分は信頼されている」「必要とされている」そう思うのは猿山の大将にしか過ぎません。人は、「人」に付くんです。その人の事が好きだから、あるいは惹かれるから敬意を払うんです。であればこそ、その「役」でなくなったとしても信頼は続くんです。遠く離れたとしてもその気持ちは続きます。

昨今の「いじめ」の問題もそうです。いじめる側は信頼して欲しいんです。自分の事を認めさせて服従させたいんです。「僕(あるいは私)の事を大事にして」「もっと敬って」「自分より幸せにならないで」という嫉妬心や焦りから暴力(あるいは言葉などの暴力)を振るうんだと思います。暴力に走るのはその人が幸せそうに見えるから、に他なりません。いじめを働く人間は頭が悪く、弱くみっともない人間です。表面的に繕っていてもわかる人にはバレてしまうものです。

上に立つのにふさわしい人間は決しておごらず、偉そうな態度を見せず、人の話に耳を傾け、自分の信念をしっかりと持ち、柔軟な考えと学ぶ姿勢を持っています。あくまで謙虚に、でも媚びることなく常に向上心を抱いている。そして必ず行動し実行に移す。
そんな人に今まで数人出会いました。私もそうありたいと思っています。
もちろんその反対は最悪です(笑)

今の日本にはそんな政治家は・・・いるかどうか分かりませんが、私たち国民は諦めてはいけません。政治家をそのような人に育ててやるためにも、政治に参加し、あるいは選挙を通じて政治家に道を教えてやらねばいけないのです。口先だけではもうダメなのだということを。
この前知人の外国人通訳の人に言われました。
「中国・韓国・日本は今、あまり仲が良くないように思える。(中略)私は日本の幕末の歴史が好きだが、薩長の仲をとりもち、薩長同盟に導いた坂本龍馬という偉人が大好きだ。今の日本に坂本龍馬のような人がいたら、アジアはもっと良くなるだろうにね」
外国の人にこんなことを言ってもらい、日本の政治家の姿はなんてお粗末なんだろう、と悔しくなりました。
私の一票がどれだけの力になるかなんて考えても答えは出ませんが、少しでも日本を良くしたい思いを込めて、明日投票に行ってきます。

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