お盆の最終日(ウークイ)、沖縄市やうるま市などの沖縄本島中部では伝統的なエイサーが行われます。もともとは門付け芸人の念仏踊りから広まったといわれているエイサーですが、今では次第に派手な装束とパフォーマンスも多く見られるようになりました。そうしたなかでも比較的伝統的なスタイルを残しているといわれる勝連半島・平敷屋のエイサーをご紹介します。伝統的なエイサーは先祖供養のためにお盆の最終日に行われ、たいていは夕暮れ時を待って地域の拝所などで奉納演舞をした後、集落を練り歩くシママーイが始まります。また、盆踊りとは異なって見物客も一緒になって踊ることはありません。

平敷屋区に夕闇迫るころ、エイサー隊が集落の拝所前広場に到着しましたが、演舞が始まる前に「さんらー」と「まーちゃー」と称する白塗りに荒縄帯という異形のチョンダラー(京太郎)が登場し、舞いながら前ぶれの口上を述べます。「唄や三線 テークぼんみかち できらしば すりてぃ めんそり ぐしんかさり」という丁寧な口調からして、先祖の霊に呼びかける供養儀式の名残のようでもあります。

エイサーの演舞が始まると大きな酒瓶を担いだ「ハントーカタミヤー」がエイサー隊の周りを踊りながらまわります。そもそもは、エイサー供養のお礼として家々から酒をもらってまわる習俗があったといわれています。「一合やぁ片荷うぶさぬ 二合やぁうたびみそーり かみてぃみぐやびら (一合では片方が重くて天秤棒のバランスが悪い だから酒は二合ください 担いで廻ります)」とピーラルラー(別名さうえん節)にも唄われています。

平敷屋のエイサー本隊は、白黒衣装の念仏僧姿で片面小太鼓のパーランクーを叩きながら踊ります。派手な装束も動きもありませんが、もともとの念仏踊りに近い姿ともいわれています。

パーランクーの念仏踊りだけでなく、指笛を吹いたり囃したりする異形のチョンダラーの一団も一緒に踊っています。薄暗い闇のなかに浮かび上がる白塗りと奇異な衣装が特徴ですが、あの世の者たちの姿を表しているのかもしれません。

ひととおりのエイサー演舞が終わった後、チョンダラー姿の男が登場し、こっけい踊りのような芸を披露しているところです。派手めな装束に旅芸人風の笠をかぶり、身につけた太鼓を叩きながらおどけたしぐさで踊ります。チョンダラーの門つけ芸の名残りなのかもしれません。

平敷屋区に夕闇迫るころ、エイサー隊が集落の拝所前広場に到着しましたが、演舞が始まる前に「さんらー」と「まーちゃー」と称する白塗りに荒縄帯という異形のチョンダラー(京太郎)が登場し、舞いながら前ぶれの口上を述べます。「唄や三線 テークぼんみかち できらしば すりてぃ めんそり ぐしんかさり」という丁寧な口調からして、先祖の霊に呼びかける供養儀式の名残のようでもあります。

エイサーの演舞が始まると大きな酒瓶を担いだ「ハントーカタミヤー」がエイサー隊の周りを踊りながらまわります。そもそもは、エイサー供養のお礼として家々から酒をもらってまわる習俗があったといわれています。「一合やぁ片荷うぶさぬ 二合やぁうたびみそーり かみてぃみぐやびら (一合では片方が重くて天秤棒のバランスが悪い だから酒は二合ください 担いで廻ります)」とピーラルラー(別名さうえん節)にも唄われています。

平敷屋のエイサー本隊は、白黒衣装の念仏僧姿で片面小太鼓のパーランクーを叩きながら踊ります。派手な装束も動きもありませんが、もともとの念仏踊りに近い姿ともいわれています。

パーランクーの念仏踊りだけでなく、指笛を吹いたり囃したりする異形のチョンダラーの一団も一緒に踊っています。薄暗い闇のなかに浮かび上がる白塗りと奇異な衣装が特徴ですが、あの世の者たちの姿を表しているのかもしれません。

ひととおりのエイサー演舞が終わった後、チョンダラー姿の男が登場し、こっけい踊りのような芸を披露しているところです。派手めな装束に旅芸人風の笠をかぶり、身につけた太鼓を叩きながらおどけたしぐさで踊ります。チョンダラーの門つけ芸の名残りなのかもしれません。
こちらの集落では、女性の手踊りはないようですね。チョンダラーといいますが、鳥刺し舞はなされるのでしょうか?
見えますが、そもそもは八重山のソーロンアン
ガマと同じく先祖霊を供養する行事だったのだ
と思います。平敷屋のエイサーには大太鼓はあ
りませんし、手踊りはごく少ない人数の「男
女」が静かに踊ります。
ここでいうチョンダラーとは、単に門付け芸人
風の者や道化役風の者たちのことです。「泡瀬
の京太郎」のような鳥刺し舞はみたことがあり
ません。あれは祝儀の門付けではないのでしょ
うか。ただし、チョンダラーだけによるこっけ
い踊りらしきものを披露しますよ。平敷屋のエ
イサーを見ていると、もともとのエイサーは、
このように不気味さが漂うものだったのではな
いかという気がしてきます。
チョンダラーが歌う歌ってタイトルありますか?
あの曲がほしいのですが、わかりません。秋の踊りはは有名だけど・・・チョンダラーが踊りながら歌う歌が知りたいのです!!
チョンダラーが歌う歌とは、一番最後に演じられるチョンダラー芝居のようなもののことでしょうか。
エイサー隊が周囲に座って見守るなか、太鼓持ちと奇妙な格好でやかんや天秤を担いだ男衆だけで演じられるときの曲は初めて聴くものでした。わたしは全く知識がありませんので、平敷屋公民館へでも尋ねてみてはいかがでしょうか。すみません。
http://www.okinawajoho.net/heshikiya/
ちなみに西、東ともに違うメロディー、歌詞でできています。もちろん踊りもです。来年はその違いを見つけていただけれれば光栄です。
チョンダラー踊りは西と東でも違うのですか。
ちなみに掲載しているのは平敷屋・東のエイサーですが、もちろん西の演舞もみせていただきました。
伝統に裏打ちされた厳粛な雰囲気の平敷屋エイサー、機会があればまた拝見したいものです。
ここ気に入りました。よろしくお願いします。
ナカワチの踊りの曲は「みるく節」でしたか。
事情に詳しい方々からの情報は有り難いものです。