沖縄・伝統文化

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野村流・伝統音楽協会公演

2005-07-17 19:54:09 | 舞台公演
琉球古典音楽・野村流には4会派がありますが、那覇市を中心に活動する野村流伝統音楽協会の定期公演の舞台を紹介します。

幕開けは華やかな御前風節のなかから、かじゃでぃ風節、恩納節、辺野喜節の斉唱で始まりました。

古典・女踊り「本嘉手久」、花笠と杖を手に「本嘉手久節」にあわせて左手から静かに登場する場面です。三曲から構成されますが、いずれも春の花をめでる歌詞となっていて、もともとは花見踊りと呼ばれていたといわれます。(渡嘉敷流守芸の会)

小・中学生による渡りぞう、安波節、安里屋ユンタの斉唱の場面です。楽器奏者もほとんどが女の子です。

古典・女踊り「しゅんだう」、美女役と仮面をかぶった醜女役が登場します。特に醜女役はこっけいなしぐさをまじえて美女役をまね、観客をわかせます。美女役が幕下に下がった後も醜女役が「ゆむ面の美ゅらさ、どぅく頼てぃうるな(顔の美しさだけにうぬぼれるな)」と「やりこのしい節」にあわせて踊るのですが、とても意味深で不思議な踊りです。御冠船踊りの頃から、一番最後の演目だったということです。(宮城流鳳乃会)

雑踊り・鳩間節にはいろいろなバージョンがありますが、これは傘を持って踊る「傘の鳩間節」です。もともとの鳩間節はスローテンポの曲ですが、雑踊りでは、かなりのハイテンポで軽快な振りをつけた踊りになっています。(貞扇会屋我御冠船流)


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