沖縄・伝統文化

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宜野座村・宜野座区敬老会

2006-10-04 17:39:54 | 行事
本島北部の宜野座村宜野座区の敬老会の舞台をご紹介します。今年の敬老会は隔年開催されている「宜野座区八月あしび」のシクミ(稽古)を兼ねているということで、宜野座区八月あしびと同じ舞台が演じられるのです。

宜野座区平松毛に設営された舞台の広場では招待された宜野座区のお年寄りたちが食事の手を休めて舞台の芸能に見入っています。おりしも舞台では宜野座区伝統の獅子舞が演じられているところです。獅子一頭にけしかけ役(ワクヤー)が一人というスタイルです。

舞台に登場した「長者ぬ大主」が区民の長寿を願う口上を述べた後、ジラーとサンラーの若衆、ぺーちん、ちくどぅんを従えて退場します。宜野座の「長者ぬ大主」は天人(あまんちゅー/声のみ)が登場し、今年の世果報を告げるところに特徴があります。

喜劇「だんぱちやー」、床屋の夫婦と客が繰り広げる現代風の喜劇です。方言を交えたコミカルな芝居で会場を湧かせます。

宜野座区にのみ伝わる「蝶千鳥」、きわめて珍しい男女ペア3組による打ち組み踊りです。男は蝶、女は花の被り物をつけて踊ります。

組踊「伏山敵討」、天願の按司に討たれた棚原の按司の息子と母親との別れの場面です。この場面の直後、土砂降りの大雨で敬老会は中断となってしまいました。


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