沖縄・伝統文化

沖縄の伝統行事や伝統芸能・民俗芸能などを紹介するブログです。
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金城清一組踊会公演

2005-05-28 18:50:12 | 舞台公演
玉城流・金城清一組踊会の定期公演の舞台を観る機会がありました。掲載画像は金城会長から撮影許可をいただいて舞台を撮影したものです。

最初の演目は組踊「執心鐘入」、旅の途中、女に(後に鬼となる)一夜の宿を乞う中城若松の場面です。女は最初、宿泊を断りますが、相手が首里王府の中城若松だと知ると態度が急変して親切に扱います。中城若松は美男子で知られた若衆だったからです。

次の演目は組踊「花売りの縁」、貧しさ故に田舎へ出稼ぎへ行ったまま行方しれずになった夫を探すため、母と娘が旅に出る場面です。

山原の塩屋へやってきた母娘は、猿引きの旅芸人と出会います。娘は芸人の猿回しの芸が見たいと母に頼みます。猿引きの口上のなかで、「この猿は慶良間生まれの・・・」というセリフがありますが、実のところ沖縄には野生猿はいません。

次に母娘は薪売りの老人に出会います。夫の「森川の子(もぅいかわぬしー)」の消息を尋ねると、以前見かけたことがあるが、最近は噂も聞いたことがないと言われてしまいました。

がっかりした母娘ですが、今度は花売りの男と出会います。娘は母親にあげるため、男から梅の花を買いました。ところが母親の顔を見た花売りの男は、あわてます。この花売りの男こそ、探していた「森川の子」でした。



那覇ハーリー

2005-05-05 10:15:30 | 行事
沖縄のハーリーは本来、旧暦の5月4日に行われるのですが、那覇ハーリーだけは時代の変化に合わせて五月の連休期間に行われるようになりました。

ハーリー専用の大型船を使用していますが、本競争では伝統的に那覇、泊、久米の地域代表チームによる競争を行います。

本バーリー競争で勝利して凱旋する「泊村チーム」です。