香川に帰る楽しみの一つがうどんを食べること。
他県向けの有名なうどん屋以外で、香川県人なら自分のおきにいりのうどん屋を
一つや二つはもっているもの。
祖父の墓の近くにある〈サヌキのピッピ〉。
ピッピとは香川県の方言で、うどんの幼児語である。
かつては同じ名前で違った場所にあったが、国道が広がる関係で立ち退いたのだろうか?。
しかも小学校の同級生の女の子の家がやっていたと聞いてるが、いずれも定かではない。
記憶にある限りでは初めて訪れる。
おやじは今でもお気に入りのうどん屋の一つだとか。
店内は広く開放的。
店のおばちゃん達の元気な声が店内に響く。
土曜のお昼時のせいか、家族連れも多く見られる。
私は初めてのうどん屋では大概これを頼む。
釜揚げうどん(大)。
熱々シコシコ麺に、ネギ、生姜をたっぷり絡めて食べる。
「うまい・・・うますぎる・・・。」
(埼玉県人が言うと、続く言葉は違った言葉になるが!?。)
香川県人にとって本当の意味での帰省の実感は、この瞬間にあるのかもしれないな。