なんでもルーキー

『禍福は糾える(あざなえる)縄のごとし・・』 
我が身に降りかかる災いと幸せに、一喜一憂することなく生きたい。

献血〈大宮へ〉②

2013年11月21日 | つぶやき

鐘塚公園で献血への協力を叫ぶお姉さん達の声に背中を押され、気づくと大宮献血ルームウエストのある

ビルの入口に着いていた。

しばらく入口前で決心を固めていると、二人続けて20代の女性が何のためらいもなく立て続けに

入って行った。

「もしや・・・サクラか・・・!。」

いやいやそんなわけはないだろうが、あまりにスッと迷うことなく入ったのでつい私も引き寄せられるかのように

中へ足を踏み入れた。

献血川柳やら、AKB48の献血パネルやらを見ながら奥へ進むとこんなパネルが目に!。

「お~!アルディ(大宮アルディージャマスコット)は献血応援団のキャプテンなのか~!。」

「私も献血応援団になろう!?・・・かな・・(・・;)。」

興味を惹かれながら、献血ルームのある6Fへと向かった。

おや!?。

6Fに着くやそうそうアルディージャのオフィシャルフラッグを抱えているけんけつちゃんが迎えてくれた。

(でもこのけんけつちゃんって・・・女子トイレの案内だった・・(・・;)。)

他にも中にはアルディとミーヤの人形や、アルディージャのポスターが貼られていて大宮サポの私には

かなり落ち着く雰囲気。

(しかし・・・なぜか閲覧用のサッカー雑誌はレッズのみ・・(・・;))

まあよい・・・本題の献血はというと、最初に受付で住所氏名年齢等を記入し身分証明書を提示した。

この時に「400ml全血献血を希望!」と伝えた。

初回登録を行ったあと、血圧測定をしタッチパネルで健康状態などの問診への返答を行った。

献血ができる基準や条件はかなり多く、一つでも該当すれば受けられない(⇒献血ができる人の基準参照)

ここまで済んでいよいよ献血ルームに入れるかと思いきや、献血無知の私は健康診断の血液検査時と

同様に血糖値が上がることを危惧し朝食をとってこなかった(・・;)。

これはまずいようで、すぐさま看護士さんにアクエリアスとカロリーメイトのような物を渡され食べるよう指示された。

迷わず(おい!迷えよ・・・(・・;)って?)週間浦和レッズマガジンを手にし、興梠慎三「エースの責任」を読みちょうど

食べ終えた頃手渡されていたブザーが鳴り響いた。

「さあ・・・いよいよか・・・。」

中ではまず血液型と血色素量(ヘモクロビン)の検査をされた。

「血液型はB、血色素量は16.1g/dLで問題ないですね~。」

次に検診医による問診を受け、ここでも朝食をとってないことを伝えると、再度待合室で今度はココアを飲むように

言われた・・・(・・;)。

熱くて甘~い普段ならまず飲まないであろうイチゴ入りのココアをイソイソと飲んでいると

コップ半分ほどのところで再びブザーが鳴ったので、慌てて中身を捨て中へ・・・(・・;)。

そして献血のベッドへと案内された。

ベットには各1台TVがついていて献血中に見てられた。

途中まれに気分が悪くなったりめまいがしたりする人もいて、そういった症状を防ぐために足をクロスして足首を

伸ばしたり太ももに力を入れるなど絵を見せられて説明を受けた。

注射針をさされようやく献血開始!。

時たま「グルグル~」という音と共に、血がチューブ内に吸い取られていくのを感じる。

献血は10分ほどで終わった・・・。

体調が悪くなることはなかったが、いくぶん軽い疲れやけだるさのような感覚はあった。

ベッドを下りる前に血圧を測られると、献血前より10前後低い数値が出てた。

献血後30分休息し塩分のある煎餅を食べ、水分を補給するために冷たいココアを飲んだ。

帰りに止血バンドを外して返却用のカゴに入れて外へ出た。

(こちらはもらった献血カード)

成人して初めての献血を終えてみての感想、それはこうして採取された自分の血液が誰かの助けに

なると思うと人助けできたようでなんだかうれしい。

献血が趣味という人の気持ちが少しわかったような気がした。

また同時に考えさせられたこともあった。

エイズウイルスや肝炎ウイルスは感染初期に強い感染力をもつにもかかわらず、最も鋭敏な検査方法を

用いても検出できない期間がある。

もしそういった感染に不安がある人が献血時の検査により確認しようとすると、血液を使う患者にウイルスを

感染させてしまうことになってしまう。

これは大変おそろしいことなのだ。

つまり検査目的の献血は、絶対にいけないことだ。

私の場合もγーGTPの数値を知る血液検査のための献血だった。

これはどうやら検査目的とは言わないようだが、次回は「献血のための献血」をしようと思う。

と、反省してすぐだが2週間後に届く血液検査の結果が待ち遠しいし不安でもある。

禁酒38日の効果やいかに・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


献血〈大宮へ〉①

2013年11月21日 | つぶやき

禁酒も今日で『38日目』になった。

目標であった1ヶ月もそれほど苦なくクリアすることができ、あとは血液の再検査で

「γーGTP」の数値が2ヶ月前の『108』からどれくらい下がってるかを確認するのみだ。

当初は健康診断を行った病院へ行こうかと思ったが、病院へ行かずとも『献血』をすると

希望者にサービスで7項目の生化学検査と、8項目の血球計数検査を調べてくれることを知った。

気になっているγーGTPも実は、これで知ることができるのだ。

これは使わない手はないではないか!。

しかし献血の重要性は理解しつつも「いざやってみようか!」と思うと、なかなか踏ん切りがつかない。

「血液を必要としている人のために、ぜひ私の血を役立ててください!」という殊勝な人ならいざ知らず

私みたいに「主たる目的が血液検査にあり、献血はその手段にすぎない!」と、幾分動機が不純な輩には尚更

である。

まあそれでも動機がどうあれ、ジュースを飲みに行ったりお菓子を食べたりできるのが楽しみで献血をする人もいる

わけだし、いずれにせよ「献血をする行為自体素晴らしいことである!」このことは間違いないのだから。

と、こうして言い訳じみた事をだらだらくどくどと言っているが、要するに私は正直「献血が怖い・・・」のである。

恐怖感を解消するには、まず献血について知ることから始めようと思った。

まず献血は大きく分けると、「全血献血」と「成分献血」の二つに分けられる。

(詳しく知りたい方、興味のある方はこちらを⇒献血について

全血献血は文字通り血液中の全ての成分を献血することであり、400ml献血と200ml献血がある。

ようするに400mlか200mlの血を全て取られるってこと。

一方成分献血は血小板や血漿といった特定の成分だけを取り出し、体内で回復に時間のかかる赤血球は再び体内

にもどす。

ただ成分献血は一旦体外に出した血液を再び体内にもどすので個人的は少し抵抗がある。

どちらを選択すればよいのかよくわからないが、体に負担が少ないのは成分献血のようだ。

ここまで献血について知ったところで、いざ献血ルームのある大宮へ向かった。

「いや~快晴快晴。」

「雲一つない青空だ~。」

結婚して7年間暮らしていた街「大宮」。

愛娘二人が産まれた街「大宮」。

そして・・・アルディージャのある街「大宮」。

ここはそんな街・・・「大宮」。

「こんなに天気が良いし、あえて献血なんてしないで遊びに行こうかな~。」

ここまで来ても不安がよぎり決心が揺らいでしまう情けない私。

駅から5分ほどの鐘塚公園(後ろは大宮のシンボルソニックシティ)では、「献血にご協力お願いしま~す!。」

と、声をあげて叫ぶ若い人達の姿があった(写真左下の3人)。

この声を聞いた時、献血をする決意が固まったのだ。

大げさな・・・。

(次回へ続く・・・)