風信子(ひやしんす)の☆本の紹介&エッセー☆俳句

濫読・雑読の風信子(ひやしんす)が気の向くままに、お気に入りの本を紹介いたします。

☆ アメリカとの交渉の裏で暗躍した、TPPの黒幕と呼ばれる女性官僚(経済産業省)の存在。

2011年11月23日 | ☆3月11日(地震)以降の日本の問題
今日の産経新聞に記事、「安倍元首相インタビュー、一問一答」には平成19年の4月に米ワシントンで行われたブッシュ米大統領(当時)との会談についても触れている。

内容は、会談後の当時のインタビューで、安倍氏が慰安婦問題の件で、「謝罪した」とブッシュ氏が記者会見で語った事。そんな事実はなかったと、安倍氏は今回のインタビューで語った。
「会談で慰安婦問題は全く出なかった。そもそも日本が米国に謝罪する筋合いの話ではない」と否定した。


なら、なぜ当時、その時のブッシュ氏の発言を否定しなかったのか。

安倍氏はこういうニュアンスで語った。その場で『私はそんなこと言っていない』と否定するのも大人げない。

まったく、日本的な思慮深さである。謙譲的な美意識・・・。公的な場であるので相手の自尊心を損なうことは敢えてしない。

嗚呼、この様な相手をツイかばってしまう方法は、いつも私が取る方法でもある。(ゆえに不利な立場になる事もあり、悔やむ事も多かった。)

だが、この大阪では「地の人」の多くは大概そうはしない。 

決然として、「違う」「ソンナコトは言ってない」と反駁する。

この点、米国の都市部でも大方はそうであろう。こういうところ、ニューヨークと大阪とは風土が似通っていると聞いたことがある。

九州・四国など移入者は、たぶんに敢えて「そんなことは言っていない。」等の反駁はしないのであるが・・・。いや、出来ないというのが性分である。

恥はかかせたくないのだ。おそらく後で訂正をして貰えるだろう。後で理解してもらえるだろう。淡い期待である・・・。

しかし、政治家としての安倍氏は間違っていたと思う。ブッシュ氏は彼を甘くみて反駁しないと、かかっていたのだろう。

「事は外交問題なのである。」

と思うのだが、安倍氏は「安倍元首相インタビュー、一問一答」でこう自己弁護している。

 安倍元首相インタビュー、一問一答 2011.11.23 00:32 
 --19年4月の日米首脳会談で、慰安婦問題でブッシュ米大統領に謝罪したとされたが

 「ブッシュ氏が記者会見でそう述べたが、会談ではその話は全く出ていなかった。そもそも日本が(当事国でもない)米国に謝罪する筋合いの話ではない」

 --首相官邸などを通して訂正を申し入れることはできなかったのか

 「今、相当の時間がたったので言えるが、すぐに訂正を求めればよかった。ただ、共同記者会見で大統領が言ってしまったことについて、その場で『私はそんなこと言っていない』と否定するのも(外交儀礼上)難しい。事後に訂正を申し入れるのは可能だったろう」(阿比留瑠比) 


ふーん。そうですか、安倍氏は聞くところによると自民党が政権奪回すると再度、トップとして登場すると断言しているそうである。

過去にブッシュ氏に遠慮した態度を取ったことから性格的に無理だと思う。遠慮して欲しい。

とても頭がよさそうな方であるが、記者会見場で和やかにして毅然と、オヤオヤどこか違っているようですよ。と、ニヤリと笑ってかわしてくれる方でないと日本の為に心配である。

ここまでは前置き。



さて、ハワイでの、オバマ大統領と野田総理が会談し、その結果「すべてを自由化交渉のテーブルに載せる」ことをめぐる発言の食い違いが生まれたことも、ひょっとして、もしかしてブッシュ大統領と同じ様な格好なのかもしれない。

思えば、野田総理も遠慮深くあるのかもしれない。いや今回のケースは帰国するまで、相手国の発表まで分からなかった事であるからして、もっと米国の僭越であるかも知れないのだが。

と思っていたら、見出しのような情報が出回っていた

   「☆ アメリカとの交渉の裏で暗躍した、TPPの黒幕と呼ばれる女性官僚(経済産業省)の存在。」

これは、驚くべき官僚による僭越である。

ブログ「暗黒夜考~崩壊しつつある日本を考える~」より、転載します。

 TPPの黒幕”たる経産省女性官僚 ~その名は『宗像直子』~ 
 ◆TPPの黒幕 経産省女性官僚がやったコト
 2011年11月21日 ゲンダイネット 

○国を売るのか!

    <慎重派が呼んで吊るし上げ>

  マイクを握り、身ぶり手ぶりで説明する女性官僚。彼女こそ、いま、TPPの黒幕と呼ばれる宗像直子・経済産業省通商機構部長(グローバル経済室室長)である。
 
 なぜ、彼女が黒幕と呼ばれるのか。
 
  日米で言った言わないでモメている野田首相発言、「日本は全ての物品サービスを(TPPの)貿易自由化交渉のテーブルに乗せる」というセリフ。これは経済産業省が事前に用意し たペーパーに書かれていて、これを作成したのが宗像なのである。
 
  問題のペーパーはAPECのためにハワイに先乗りした枝野経産相にカーク米通商代表との会談用として渡された。たまたま枝野に密着していたテレビが映したことで、存在がバレ  た。

  その後、枝野はカーク通商代表との会談に臨み、あとからハワイ入りした野田首相はオバマ大統領と会談、交渉参加に向けた協議に入ることを表明した。枝野も野田もペーパーに書か れているような発言をしていないと言うが、米国は、野田がこのペーパーに沿ったセリフを表明したと発表。で、宗像は与野党のTPP慎重派から吊るし上げを食らっているのである。

 「18日に開かれた民主党の慎重派の勉強会にも呼ばれて、経緯を聞かれていました。宗像氏は首相の会見前に用意した発言要旨だったとし、首相の会見のあと、その趣旨を反映させた ものに差し替えなかったため、ペーパーが残ってしまったと言い訳しました。
 でも、外形的にはTPP参加の旗振り役である経済産業省が極めて前のめりの参加表明文書を作り、それが米国に伝わって、日本の見解として発表されてしまったとしか見えない。
 それに対して、日本は訂正すらも求めていないのだから、おかしな話です。本当に差し替える気があったのか。経産省が交渉で、そう言わせようとしたのではないか。枝野氏はその通り の発言をしているのではないか。
 疑惑は尽きないし、“違う”と言うなら、枝野大臣とカーク通商代表との議事録を公表するか、『米側の発表は誤り』と日本から声明を出すべきです。宗像氏本人か、上司か、大臣か。 誰かが責任を取らなければ、慎重派も収まらないと思います」

   (ジャーナリスト・横田一氏)
 
  今回はたまたまTVが映像を撮っていたからよかったものの、それがなければ、交渉の裏で役人が勝手に何をやっているかわかったもんじゃない。そう思うと、ホント、日本の官僚は 恐ろしい。
 
  宗像氏は東大法卒、ハーバードでMBAを取得した後、1984年通産省に入省した。通商経済政策局経済協力課、総務課課長補佐などを経て、ブルッキングス研究所やジョージワシ ントン大で研究をした。新自由主義に染まった役人の身勝手な暴走は許されない。



以上、一部転載です。

なるほど、英語に堪能でないと政治家は大変な目に会うということが分かりました。

身内(秘書)にシッカリと英語の分かる人を置いておかないと駄目なのではないでしょうか。

「首相の会見前に用意した発言要旨」だと女性官僚は返答しているが、おかしな話である。

会見後には、首相の発言内容(思想)が変わるということもないでしょうに。

TPP、オバマ氏の国益に同調する日本国官僚なんて

思いだしたけど、鳩山元首相が渡米すると決まって、鳩山氏より早く、アメリカへ出かけていった外務省官僚は米国に、鳩山氏にはこう対応したら良いですよ。とアドバイスしたんですってネ

資料:

http://gendai.net/articles/view/syakai/130334

ブログ「暗黒夜考~崩壊しつつある日本を考える~」




 
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