「孤族の国」家族代行―4を読んで思ったこと。
(朝日新聞:1月27日の連載)
記事の内容は、京都府宇治市が提供するサービス 「ふれあい収集事業」や岩手県にある「除雪ボランティア」の紹介です。
詳しい内容は、上のリンクからか、ここからでも読めますよ。
「除雪」はむろんですが、高齢者がゴミ集積所まで生ゴミ等を含んだ重いゴミ袋を運んでいくのは大変つらい作業となります。
風信子は宮崎の実家に帰省するたびに、ゴミの搬出が80歳を超えた父の負担になっていると感じていました。帰省したときには手伝うのですが、父はわざわざゴミ袋を捨てるために家の車(乗用車)を出していたのです。車が運転できない女性だとどうなるのだ
(おまけに宮崎市は高槻市と違い、ゴミの選別が大変きびしく、いくつもに区分けしないといけないので、年に2回ほどしか帰省できなかった風信子には覚え切れないほどで、高齢者には大変であると思う)
だから、宇治市には「ふれあい収集」という公共サービスがあると聞いて驚いたし、それは、いいなあと感じた。
父は腎臓が悪く、透析をしていたから要介護1位はあった。だが、介護サービスには「ゴミ出し」とかあったのだろうか、あっても利用せずに「車で運ぶから良い」と断ったかもしれないのだが。
その介護サービスも使い勝手は悪く、「草取り」は介護サービスでは出来ない。とか、健康な国の役人の体力に合わせた思考で決められるから駄目なところがある。風信子は、短期帰省であるが、家の中の掃除とともに庭の草取りには難儀した。帰省すると、ここぞとばかりにやっていた。
甘えているのではなく、ちょっと動くと肩で息をすることになる高齢者(持病のある)には掃除もなかなか無理なのだ。
その辛いゴミ出しを宇治市はやっているのだ。
「ふれあい収集」ではゴミを集めに行きながら、住んでいる高齢者の安否の確認もついでにしているから家族の代わりに「見守り」をしていてくれる。高齢者が、どんなに安心していることだろう。
宮崎市もそんな制度があったらなあと思う。いや全国的にか・・・。
朝日新聞「孤族の国」第2部では、NPOや民間業者による「家族代行」の動きに焦点を絞り、取材を進めてきた。ただ、家族の支えが弱くなって生まれた空白を、お金で買った民間サービスだけで埋められるはずはない。本来、こういう時代こそ公共の出番。期待を込めて、最終回は「公助」「共助」の現場2カ所に足を運んだ。(清川卓史、高橋健次郎)
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(おまけに宮崎市は高槻市と違い、ゴミの選別が大変きびしく、いくつもに区分けしないといけないので、年に2回ほどしか帰省できなかった風信子には覚え切れないほどで、高齢者には大変であると思う)
だから、宇治市には「ふれあい収集」という公共サービスがあると聞いて驚いたし、それは、いいなあと感じた。
父は腎臓が悪く、透析をしていたから要介護1位はあった。だが、介護サービスには「ゴミ出し」とかあったのだろうか、あっても利用せずに「車で運ぶから良い」と断ったかもしれないのだが。
その介護サービスも使い勝手は悪く、「草取り」は介護サービスでは出来ない。とか、健康な国の役人の体力に合わせた思考で決められるから駄目なところがある。風信子は、短期帰省であるが、家の中の掃除とともに庭の草取りには難儀した。帰省すると、ここぞとばかりにやっていた。
甘えているのではなく、ちょっと動くと肩で息をすることになる高齢者(持病のある)には掃除もなかなか無理なのだ。
その辛いゴミ出しを宇治市はやっているのだ。
「ふれあい収集」ではゴミを集めに行きながら、住んでいる高齢者の安否の確認もついでにしているから家族の代わりに「見守り」をしていてくれる。高齢者が、どんなに安心していることだろう。
宮崎市もそんな制度があったらなあと思う。いや全国的にか・・・。
朝日新聞「孤族の国」第2部では、NPOや民間業者による「家族代行」の動きに焦点を絞り、取材を進めてきた。ただ、家族の支えが弱くなって生まれた空白を、お金で買った民間サービスだけで埋められるはずはない。本来、こういう時代こそ公共の出番。期待を込めて、最終回は「公助」「共助」の現場2カ所に足を運んだ。(清川卓史、高橋健次郎)
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