風信子(ひやしんす)の☆本の紹介&エッセー☆俳句

濫読・雑読の風信子(ひやしんす)が気の向くままに、お気に入りの本を紹介いたします。

☆  国民や政府に知らせないSPEEDI(スピーディ) の情報を、在日米軍司令部には知らせていた!

2012年01月09日 | ☆政治・経済・世の中
産経新聞「日曜日に書く」政治部の阿比留 瑠比(あびる るい)記者の記事にSPEEDI(スピーディ)にまつわる震災直後の官邸内の隠蔽事情を書いてある。

 記事からなかみを一部抜粋します。
 SPEEDIは隠蔽 
中間報告は、政府が緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム「SPEEDI」を活用していれば、「住民はより適切な避難経路を選べた」と指摘している。
中間報告にはないが、官邸筋によるとこのSPEEDI情報の公開をストップしたのが当時の枝野幸男官房長官だった。
 「情報はどこかで一元化して勝手に出さないように」

 枝野氏が原子力安全・保安院などにこう指示した3月17日のデータでは、後に全村避難を余儀なくされた福島県飯舘村で「相当な数字が出ていた」(官邸筋)。
官邸筋は、福山哲郎官房副長官(当時)が後に官邸内で「(枝野)官房長官が『情報管理を徹底しろ』という趣旨のことを言ったにしても、ちゃんと必要な情報は公開すべきではなかったか」と議論していたのを記憶している。
昨年12月には、この政府の事故調とは別に国会に事故調査委員会が設けられた。国会の事故調は、国政調査権に基づき証人喚問や資料提出を要請できるため、菅氏らの聴取が実現するかが焦点だ。
「国会の事故調で徹底して原因究明、責任追及をやるべきだ。菅氏も含めて、場合によっては牢屋(ろうや)に入れることが必要だ」
 みんなの党の渡辺喜美代表のこの主張通り、二度と悲劇と愚行を繰り返さないため全容解明が待たれている。(あびる るい)
 

もしコレガ本当ならば、枝野氏の責任は重大だ

でも、枝野氏の反論もある。

ブログ:「かんださんちの三男ブログ」に詳細が載っている。

 5月20日、枝野幸雄 官房長官(当時)「 私も見ていない。福山副長官も見ていない。

  少なくとも政府とか、官邸機器管理センターの幹部レベルで  全く共有されずにあった情報である。 」と語った。
http://noriyuki-blog.net/?p=2572

ところがである。

朝日新聞:プロメテウスの罠では見出しの「国民や政府に知らせないSPEEDI(スピーディ) の情報を、在日米軍司令部には知らせていた!」という記事内容になり、枝野氏は知らなかったという事になるのである。

 教えていただけたのは、ブログ:「謙遜 と謙譲  楽 の  音」

であり、

  米軍には伝えていた (朝日新聞2012年1月3日)

               官邸中枢が存在すら知らないSPEEDIのデータが、米軍にはいち早く渡っていた。昨年12月、その事実を伝えると、菅の声のトーンが上がった。「全然知らなかった。一番伝えなきゃいけないところに、なぜ伝えなかったんだ」

  誰からも答えがない (朝日新聞2012年1月4日)

               避難案づくりの切り札とされた文部科学省所管のSPEEDIは、放射性物質の拡散方向を震災初日から予測していた。
 文科省や安全委には原子力安全技術センターから1時間ごとにデータが渡り、同じものが外務省を通じて在日米軍にも届けられていた。保安院も、独自に計算させたSPEEDIの予測図を次々とセンターから送らせていた。
 SPEEDIを使いながら、官僚たちは肝心の官邸にその存在自体を伝えなかった。
 菅の前には保安院や安全委の幹部がいたにもかかわらず、SPEEDIの利用を進言することはなかった。テレビの報道が先行する。官邸はその確認に追われる。情報は届かない------。

 情報共有のため、応接室には2台のホワイトボードが用意されていた。が、そこに新しい情報が書き込まれることは少なかった。

以上のプロメテウスの罠記事の内容を分かりやすく紹介している。

どちらが正確な記事なのか

やはり二度と悲劇と愚行を繰り返さないため全容解明が待たれる。であろう。



 
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