Dollhouse&Miniature HARVEST TIME

ドールハウスとミニチュア作品と日常近況報告ブログ

(4)父の絵 (八日目の蝉)

2017-09-28 | 実家ネタ

先週末から、父の絵のこと、母のことで実家に通い詰めた体力勝負?? の5日間。

(筋肉痛...って)(笑)

 

2階から200枚近い絵をおろすだけでも、なかなかの運動量。

(あっ、さすがにこの作業は、主人と三女の手伝いあり)

 

帰宅してからの夜は、パソコンにしがみつき。

朝、また電車に乗って、5回乗り換えコース。

今月、来月、スケジュール見たら、ほとんど家にいてません...わたし。

(主婦業こなせる旦那さん、三女のおかげというか、ひょっとしてわたしおらんでもええ?)

 

なんて、ぼやいていては、父の遺作展、ご尽力、ご協力いただいている皆さまに申し訳ございません。

(陳謝)

母のことも、ケア・マネさん、医療関係のみなさま、お時間作っていただいて、今とこれからの母のことも相談させてもらいました。

本当に、どこまでいっても「つづく...」なのです。

 

 

 

 今日は、「遺作展」のご案内のはがきに使っている絵のお話を。

(あっ、虫関係苦手な方、そんなにリアルではありませんが、スケッチ程度も苦手という方、ちょっと下の方に3枚ほどありますのでお気を付けください)

 

 (あっ、最後は、もうわたしのぼやきになってます) 

 

 

   タイトル : 「八日目の蝉」

 

DMに使う絵を、どれにするかは迷いがありました。

代表作と言えば、「雨宿り」の、一連の手法を使った作品になるのか...と思いつつ。

 

 

亡くなる少し前、父に、この絵を探してくれと頼まれていたのですが。

きちんと整理されているとは言い難い、実際には200枚をゆうに超える絵の中から、この1枚を探し出すのは、至難の業。

そのころは、父のことはもとより、(ひょっとしたら、それ以上に)母の精神状態のフォローに、(情けないけど)心身ともにいっぱいいっぱいに近かったわたしには、その作業をするのはとても厳しい状態でした。

それでも、わたしの家族が来てくれているときに、みんなで探してみたのですが。

その時には、どうしても探し出せなかったのです。

 

 

その後、父が亡くなったあと、「遺作展」に向けてのリスト作りをしている中でやっと出てきたこの1枚。

「おじいちゃんの言ってた絵、これやない?」と、三女が抱えていた絵。

タイトルと合わせて見たとき、あまりにも切なくて、泣きました。

 

 

 

2011年の作品。

高齢にさしかかって、自分の人生の残りが見えてきたようなときから。

あとどれだけ自分に時間があるのか、あとどれだけの絵が描けるのか、あとどれだけ新しいことが出来るのか。

父がいつも口にしていたその想いが、そこにあったように思えたのです。

 

 

その想いを少しでも支えていきたいと、わたしも家族も、随分とがんばってもいたのですが。

ある意味、父の身勝手さは、家族には、しんどい時もありました。

そして、肝心なことは、ぜ~~~~~んぶ、丸投げして逝った父。

 

亡くなってからのこの数か月。

「父、わたしに感謝しろ」 そんな言葉を何度も投げかけたくなるのに。

 

もう、言う相手がいない。

ほんまに、ほんまに勝手なんやから。

 

それでも嫌いになれない。

まだ泣ける。

腹立つな~。

困ったもんだ (泣笑)

 

 

 追記 : あっ、自分の仕事もせねば、です。

      11月東京のギルド・ミニチュアショー、がんばっていきますよ。

      よろしくお願いします