IT経営実現へのITC、長野ITベンダー協議会、電子政府推進員の活動報告

IT経営実現のための長野県ITC協議会・長野ITベンダー協議会、総務省電子政府推進員の活動報告。

「TKC飯塚社長の小言」に学ぶ

2009-07-29 03:17:54 | J-SaaS事業
 TKCの創業者は故飯塚毅会長ではありますが、TKC組織とTKCシステムを構築したのは現会長の飯塚真玄氏であります。お父様の理念を具現化されたのは飯塚現会長の才能で、お一人でTKCを今日の上場会社・国際企業に育ち上げたと云って過言ではありません。


(クラウドコンピューティング時代)

 「パソコン登場」「インターネット普及」から、これからの「SaaS・クラウドコンピューティング時代」で、我々が身に付けなければいけないのは、物事を現実として冷静に考える姿勢ではないでしょうか。そこで見習うべきは何かと物色して、目にしたのがTKC社内報「とこしえ」に掲載された「飯塚社長(当時)の小言」の記事でありました。TKCシステム研究所の責任者として40年間を培ってきた言霊であります。以下に紹介いたします。


(飯塚社長の小言)

1,常に顧客の視点で考えよ。顧客に通用しないエンジニアの良心を振りかざすな。
1,目標は執念を持って、その達成に全力を尽くせ。
1,目標に向かって、まっすぐ歩け。脇見をするな。
1,火事場で「火の用心」を叫ぶな。まず消せ。
1,失敗したら必ず再発防止策を作って、後のコストを回収せよ。
1,周知しただけで、徹底できると思うな。社長命令でも動かない社員はたくさん居る。
1,本質を見極め、全体の7~8割をおさえる打ち手をを早く討て。残りは後からついてくる。
1,まず、全体像を示せ。
1,悪いことほど早く報告せよ。
1,企画書にはコストを明示せよ。
1,みんなで稼いだお金を無駄使いするな。
1,価格はとことん交渉しろ。請求書されるがままに支払うな。
1,縦割りを排除せよ。タコツボに入るな。周りを巻き込め。
1,日本人としてのプライドを忘れるな。
1,ペコペコするな。堂々と一回だけお辞儀せよ。
1,前例を無条件で踏襲するな。「これまでそうだったから」は、最悪の思考省略だと思え。
1,常にシステムを前進させよ。それがシス研の使命だと思え。
1,広辞苑を引け。造語をするな。
1,自分の書いた文書を英訳できるか検証せよ。
1,平易な表現を心がけよ。一般的でない技術用語を顧客に使うな。
1,上司の方針を自分の仕事に落とし込め。そして、実行可能な言葉で部下に伝えよ。
1,上司に下請けの仕事(誤字ある文章の校正等)をさせるな。
1,上司の思考中に割り込むな。
1,社外で上司に恥をかかせるな。
1,「人を殺さば、その血を見よ」。トラブル時には最速で全ユーザを突き止め、すべてを救済せよ。
1,上司を偉いと思うな。単なる役割だ。偉い部下も大勢いる。
1,部下を私物化するな。
1,人(特に部下)のやる気と時間をムダに使うな。
1,部分最適ではなく、全体最適を目指せ。
1,常に周囲への気配りを忘れるな。
1,イノベーションをロジカルに組み立てよ。
1,設計の基本は「抜苦与薬」だ。顧客を苦しめるな。
1,着眼小局・着手大局だ。微かな兆候を見逃すな。
1,情報共有は相手が腑に落ちるまでの時間を考慮せよ。
1,業績評価にはメリハリを付けよ。悪しき平等感覚を捨てよ。
1,自分が持っている情報で誰が助かるかを常に考えよ。
1,秘書的な感覚で仕事をするな。やる以上は「俺が責任者だ」と思ってやれ。
1,適材適所で人事を決めよ。適正のない仕事は、社員にとっても会社にとっても不幸だ。



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