IT経営実現へのITC、長野ITベンダー協議会、電子政府推進員の活動報告

IT経営実現のための長野県ITC協議会・長野ITベンダー協議会、総務省電子政府推進員の活動報告。

特定サービス産業実態調査

2009-11-16 05:35:11 | J-SaaS事業
 経済産業省の特定サービス産業実態調査の対象会社に、私共税理士法人の経営する有限会社バンガードが指定されました。その調査票に「平成20年度特定サービス産業実態調査結果(速報)」が同封されていましたので、SaaS関連情報を紹介します。

(なお、調査結果は http://www.meti.go.jp/statistics/index.html  H21.8.12公表でご確認ください)


(業種別の概要)

1,ソフトウェア業

・売上高は、全国合計で14兆8179億円、県別では以下の通り。
 1位 東京都 7兆655億円(全国比 61.6%)
 2位 神奈川県 1兆1030億円(全国比 9.6%)
 3位 大阪府 8112億円(全国比 7.1%)
・ソフトウェア業務売上高(11兆4726億円)の業務種類別は
 「受注ソフトウェア開発」 9兆9594億円(構成比 86.8%)
 「業務パッケージ」 1兆595億円(構成比 9.2%)
 「ゲームソフト」 2616億円(構成比 2.3%)

2,情報処理・提供サービス業

・売上高は、全国合計で5兆424億円、県別では以下の通り。
 1位 東京都 2兆5386億円(全国比 63.4%)
 2位 大阪府 3124億円(全国比 7.8%)
 3位 神奈川県 2630億円(全国比 6.6%)
・情報処理・提供サービス業務売上高(4兆35億円)の業務種類別は
 「情報処理サービス」 1兆6423億円(構成比 41.0%)
 「システム等管理運営受託」 1兆3777億円(構成比 34.4%)

 3,インターネット附随サービス業

・売上高は、全国合計で6910億円、県別では以下の通り。
 1位 東京都 5567億円(全国比 84.1%)
 2位 大阪府 284億円(全国比 4.3%)
 3位 北海道 274億円(全国比 4.1%)
・インターネット附随サービス業務売上高(6621億円)の業務種類別は
 「サイト運営業務」 3168億円(構成比 47.9%)
 「コンテンツ配信業務」 1241億円(構成比 18.7%)
・インターネット附随サービス業務売上高の収入種類別の構成は
 「法人からの広告収入」 1594億円(構成比 24.1%)
 「法人からのその他収入」 1254億円(構成比 18.9%


(インターネット附随サービス業務のASP構成比は3.9%)

 サーバー上のアプリケーションソフトを、ユーザーがインターネット経由で利用するサービス形態ASPの活用はは低い。時代は、ソフトも「所有」よ「り借りる」に移行、SaaS・クラウドコンピューティングへの流れと云われていますが、導入・利用上の課題は多そうです。ただ、日本の強みは世界最速のブロードバンドとモバイル環境を持っているいるのですから、これからの活用が望まれます。


(90%を超える中小企業では)

 IT要員不要・利用料に応じた課金シスエムは、IT予算に限りがある中小企業にメリットが大きい。そこで、長野ITベンダー協議会では、ASPを前提に中小ホテル・旅館業向け業務ソフトを開発し、顧客減少で一層効率経営が求められているホテル・旅館に安価なIT化を提供して行く方針であります。



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