私が参加している美術の愛好団体「美樂舎」の例会企画で、東京都現代美術館で開催されている、川俣正展「通路」を見てきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/3e/c315d232a01ace7544b40de5e03ecbf5.jpg)
東京都現代美術館前からのまわりの風景
世界的に活躍されている現代アートの作家である川俣正は、名前こそ知っていましたが、その作品となると、今まで実際には見る機会がありませんでした。
この展覧会では、美術館の内側だけでなく、外側にもベニヤ板による「通路」(当日強風のため、外部設置のものは、破損撤去されたもの多し)がつくられ、観客はベニヤ板で区切られた空間を歩き回ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/f0/cff0052d1c6e0366bff28ff81e323b3a.jpg)
通路を巡る観客
作品の展示室と展示室をつなぐ「通路」であるベニヤ板の裏側にも、彼の30年にわたるアートの制作パネルが展示してあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/b5/78dc7092278790fe8008b4e6731a69c0.jpg)
川俣正の作品
川俣正が歩いてきた30年を、「通路」という比喩的表現を使い、観客もその「通路」を歩きながら、その足跡を知ることができる仕掛けです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/db/2d7a1005f567a57d088824860d2ec725.jpg)
川俣正の作品
また、「通路」を歩き回ると、彼の作品展示室だけでなく、様々な美術活動を行っているメンバーたちの日常の活動を見ることの出来る、いくつかの「ラボ」と呼ばれているスペースがあります。
そこはまた、観客も参加できる場所で、美術館に来ている子供たちも楽しそうに参加していました。
こうした美術展示は、彼が行ってきた制作スタイルである、現場での様々な人や情報を作品に介入させる手法とマッチしていて、興味深いものでした。
また、一般の人たちに、現代美術をさりげなく鑑賞・体験させる場として、今回の企画は成功しているようです。
また、川俣正「通路」のもう一つの目玉は、川俣さんと招待者によるトークセッション「Cafe Talk」でしょう。
今回の対談者は、自身の身体・コンピューター・映像テクノロジーなどのメディアを使う現代美術作家の高嶺格さんでした。
このトークショーは、「通路」の一部を、飲食もできるスペースに充てて、日常会話的な気軽さで、話す側も聞く側も参加しているといったものでした。
実際、2時間近くに及ぶトークショーは、現代美術の制作者の日常や家庭の話まで及び、最後のリスナーからの質問に対しても、2人とも丁寧に答えていました。
現代美術の中でも、なかなか取っ付きにくい、造形作品の制作者と映像やパフォーマンスで表現する現代作家の話を、私も身じろぎもせず集中して興味深く聞くことができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/a2/35defd893180eb952c5a6ad4392ee3be.jpg)
トーク終了後の会場を上から見ると
この川俣正「通路」は、会期が4月13日までですので、私は時間を置いて、もう1度訪れてみたいと思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/fc/6bcbe892752b1532a440bcdf7221034f.png)
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東京都現代美術館前からのまわりの風景
世界的に活躍されている現代アートの作家である川俣正は、名前こそ知っていましたが、その作品となると、今まで実際には見る機会がありませんでした。
この展覧会では、美術館の内側だけでなく、外側にもベニヤ板による「通路」(当日強風のため、外部設置のものは、破損撤去されたもの多し)がつくられ、観客はベニヤ板で区切られた空間を歩き回ります。
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通路を巡る観客
作品の展示室と展示室をつなぐ「通路」であるベニヤ板の裏側にも、彼の30年にわたるアートの制作パネルが展示してあります。
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川俣正の作品
川俣正が歩いてきた30年を、「通路」という比喩的表現を使い、観客もその「通路」を歩きながら、その足跡を知ることができる仕掛けです。
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川俣正の作品
また、「通路」を歩き回ると、彼の作品展示室だけでなく、様々な美術活動を行っているメンバーたちの日常の活動を見ることの出来る、いくつかの「ラボ」と呼ばれているスペースがあります。
そこはまた、観客も参加できる場所で、美術館に来ている子供たちも楽しそうに参加していました。
こうした美術展示は、彼が行ってきた制作スタイルである、現場での様々な人や情報を作品に介入させる手法とマッチしていて、興味深いものでした。
また、一般の人たちに、現代美術をさりげなく鑑賞・体験させる場として、今回の企画は成功しているようです。
また、川俣正「通路」のもう一つの目玉は、川俣さんと招待者によるトークセッション「Cafe Talk」でしょう。
今回の対談者は、自身の身体・コンピューター・映像テクノロジーなどのメディアを使う現代美術作家の高嶺格さんでした。
このトークショーは、「通路」の一部を、飲食もできるスペースに充てて、日常会話的な気軽さで、話す側も聞く側も参加しているといったものでした。
実際、2時間近くに及ぶトークショーは、現代美術の制作者の日常や家庭の話まで及び、最後のリスナーからの質問に対しても、2人とも丁寧に答えていました。
現代美術の中でも、なかなか取っ付きにくい、造形作品の制作者と映像やパフォーマンスで表現する現代作家の話を、私も身じろぎもせず集中して興味深く聞くことができました。
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トーク終了後の会場を上から見ると
この川俣正「通路」は、会期が4月13日までですので、私は時間を置いて、もう1度訪れてみたいと思っています。
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