「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーのお出かけ:心に刻む夏・・・伊豆下田爪木崎シュノーケリング

2014年08月30日 | お散歩・お出かけ・遊び



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 8月の出来事を語ろうとすると、それが過ぎた夏の思い出になってしまっていることに気づきます。今日は恒例の磯遊びを綴ります。

 今年も、私とwifeと6歳児の我が家3人は、
師匠Y氏とその仲間と、伊豆下田の爪木崎海岸で、磯遊びとシュノーケリングを楽しみました。葛西臨海公園や船橋海浜公園の海しか知らなかった6歳児は、昨年この恒例行事に参加し、「本当の海」を知りました。「今年も、本当の海へ行く?」と6歳児に問えば、「絶対に行く!」と応えました。

 8月23日、6歳児は5時起きして、出かける準備をしました。東の空は、朝焼け。天候は下り坂のようでした。伊豆急下田駅手前から、小雨が降り出してしまいました。伊豆急下田駅に着くと、ガリガリ君のアイスを、6歳児はガリッ!



 駅前バス停からバスに乗り、爪木崎へ向かいました。雨脚はだんだんと強くなっているようでした。いつもの爪木崎の茶店で、ちょっと雨宿り。6歳児がお腹が空いたと言うので、早めの昼食で磯ラーメンを注文。ラーメンの上にサザエが1個入っていました。「味噌ラーメンよりも、醤油ラーメンが良いの!」「味噌ラーメンじゃなくて、磯ラーメン!」・・・ラーメン好きの6歳児は、注文が多いのです。

 今年は、総勢6人の参加でしたが、私の家族を除く3人は、一泊して翌日も泳ぐ予定でした。昼食を食べてしばらくすると、激しく降っていた雨は小雨に変わりました。「小雨程度なら泳げるね!」と言うことで、荷物の大半は茶店に置き、水着に着替えて丘の上の茶店から海岸へ降りていきました。

 そうこうするうちに雨は止み、曇天ですが、それ以上天候が悪くならない程度に回復してきました。ちょっとここで、雨に濡れた海浜に咲く花を少し紹介しておきましょう。ただ、その花を見て、爪木崎にやって来たと実感できるハマユウの花は、時期のせいか元気がありませんでした。


(こんな場所にも咲いているのかと驚かされるセンニンソウの花)
センニンソウ(仙人草)はキンポウゲ科センニンソウ属の多年草。日当りの良い山野に多く見られる。つる植物であり、長く茎を伸ばし、節ごとに葉を対生する。花は8~9月に咲く。茎の先端付近の葉腋から三出状の散房花序を出し、多数の白い花をつける。4枚の花弁に見えるのは萼片で、本当の花弁はない。果実には白い毛があり、これを仙人のヒゲに見立てたことからこの名が付いた。なお、有毒なので、注意を要する。


(ハマユウとならび、夏の爪木崎海岸を代表する花とも言える、ハマカンゾウの花)
ハマカンゾウは関東地方以西の本州・四国・九州に分布する常緑性の多年草。海岸の崖地・急傾斜地などに生育する。ノカンゾウによく似ているが、葉が厚くて光沢があり、常緑である点で異なる。花は7月頃から咲き始め、早朝に開く1日花。

 いつもは、7月下旬か8月上旬に爪木崎へやって来るのですが、今年はだいぶ遅い8月下旬。水温は思ったよりも低く、最初の潜りには、ちょっと思い切りが必要。水温が低くとも、水中にはチョウチョウウオなどの熱帯魚が泳いでいます。小さな魚が群れて泳いでもいます。久しぶりの水中遊泳を楽しみました。

 6歳児は、初めて水中メガネをつけて、澄んだ水中を観察していました。昨年は、大きなナマコを見つけ、両手で抱えて、「かわいい!」と反応して、私たちを驚かせました。今年は、昨年よりも少し沖合の浅瀬で、様々な海の生き物と遊んでいました。

 しばらく遊んだ後、海岸に戻り、茶店から道具を持ってきて、師匠Y氏が採ってきたサザエを壺焼きにしてみんなで食べました。新鮮なサザエを肝と一緒に食べれば、ちょっと苦みを含んだ磯の風味が口の中に広がります。

 帰りの時間となっても、6歳児は磯に出て、画像のようにヤドカリやカニと戯れていました。不思議がいっぱいの磯は、この子にとって非日常の期待感と高揚感があるようです。

 海岸のフナムシを見つけて、かわいいと言いながら捕まえた6歳児。先日も、スーパーでゴキブリを見つけて、追いかけて捕まえようとしました。それを見て、私は「汚いから、触らないで!」と、つい言ってしまって、後から反省。それでも、「ゴキブリはかわいいのに、どうして汚いところに住んでいるの?」と質問する6歳児。ぐっとこらえて、ゴキブリも触らせるべきだったのだろうか?

 動植物を全く毛嫌いしない6歳児にとって、磯は
様々な生き物と触れ合えるパラダイスなのでしょう。






 海岸からちょっと遠回りして歩くと、爪木崎灯台へ行くことができます。海の道しるべとして航路標識の役割を果たす白い灯台は、岬の先端に建っています。私が幼少のころに流行った、灯台守を主人公にした映画「喜びも悲しみも幾歳月」の歌詞を、灯台を見ると思い出します。けれども、今は日本の全ての灯台が無人化されています。






 爪木崎灯台付近には、浜辺に咲く花以外に、丘に連なる岬が海にせり出していることで、山に咲く花も多く見られます。


(この系統の花を見ると、シャジンの仲間を連想しますが、この花はツリガネニンジンだと思われます。)
ツリガネニンジン(釣鐘人参)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。花期は8-10月で、淡紫色の下を向いた鐘形の花を咲かせ、数段に分かれて葉と同じように茎に輪生する枝の先に少数ずつをつける。花冠は長さ15-20mmで先端はやや広がり、裂片は反り返る。萼片は糸状で鋸歯があり、花柱が花冠から突出する。


(ヤブランに似ていますが、ツルボの花だと思われます。)
ツルボは、北海道から南西諸島、朝鮮半島、中国、ウスリー地方などに分布する多年生草本。海岸の崖地に生育するほか、土手や田の畦などに普通にみられる。地下には2から3センチの卵球形の鱗茎が有り、食べられる。秋の初め頃から高さ30センチ程の花茎を出し、総状花序をつける。花は密につき、淡紅紫色で花被片は6個、雄蕊も6個。

 帰りには、せっかく伊豆半島の温泉エリアまで来たので、下田駅の次の蓮台寺駅で下車し、木造大浴場「千人風呂」のある金谷旅館に立ち寄りました。温泉が大好きな6歳児は、本物の温泉に浸かり、ご満悦でした。

 私は年1回のシュノーケリングを楽しみ、6歳児は綺麗な海水に住む様々な生き物と遊び、古めかしい木造の温泉に浸かり、楽しい夏の思い出心に刻むことができた日帰りの旅でした。




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