人に損害を与えた側こそ「自己責任」を

今村復興大臣の「自己責任」発言は、実情を考えない、酷い
発言だと思います。


避難を余儀なくされた人にとって、避難先で新しい生活を営む
ことを強制されたと思ったら、今度は帰れるようになったから、
帰らないのは「本人の責任」と言われても、困ると思います。


仕事だけではなく、住居、学校だって、そんなに簡単に変えられること
ではありません。


被害者が「自己責任」を要求されて、加害者側が「自己責任」を
果たさないなどというのでは、どこかで見かける住民が泣き寝入りを
強いられる独裁国家と、何が違うのでしょうか。


原発を推進した電力会社、それを進めた自民党などの政党、経団連、
連合などの労組、それらの人達が十分な責任を果たしていません。


記者がしつこいとか様々なことを言う人がいますが、復興庁の
ホームページを見ると、それほどしつこいとは思えません。
もっとも、それは内容自体への賛否によって「しつこい」と思うか、
思わないか、感じ方が違うのだと思いますが。


復興庁ＨＰ
http://www.reconstruction.go.jp/topics/17/04/20170405115121.html



復興庁のＨＰ、きちんと記録されていることには少し驚きました。
復興庁の、こうした姿勢に少し救われる思いがしました。