堀内徹夫(日本共産党福岡市議)の博多っ子ブログ

福岡市南区から、熱い情報を発信します。

現地視察その2@海の中道海水淡水化センター

2019-11-22 16:56:28 | 日記
午後の視察先の2つ目は、海の中道奈多海水淡水化センター。玄界灘の海水を取水し、3つの濾過膜でウイルスや塩分を取り除いて水質調整して、水を生産する工場です。渇水対策を名目に大企業の仕事づくりとして総事業費408億円を投じて15年前に作られました。生産水量は日量5万㎥ですが、写真をご覧ください。本日の生産水量が電光掲示板の右上部に示されています。2532㎥。今日の生産目標は1万㎥だそうです。水の生産ラインは5本。でも、使っているラインは2本でした。水が余っているわけだから、施設が巨大すぎなのが一目瞭然でした。財政的には、毎年、この施設のランニングコストに24億9900万円が支出されています。この海水淡水化センターの更新をどうするのか、そろそろ議論をしていかなきゃならない時期を迎えていますが、2025年から3年間かけて一括更新するならば、さらに153億円の巨額の更新費用となります。ダムをたくさん作り、海水淡水化センターも稼働させるという20年前の福岡地域広域的水道整備計画による過大な見積もりは、現時点で大きく見直す必要があります。


現地視察@牛頸浄水場と水質センター

2019-11-22 14:19:00 | 日記
今日の午後は、用水供給事業促進対策委員会の現地視察。一ヶ所目は、牛頸浄水場と水質センター。大野城市にあります。水不足が昔から課題であった福岡市では、25km離れた筑後川の水を筑後大堰で一度貯めてから取水し、この牛頸浄水場まで送ります。ここで、原水を水道水として使用できるよう濾過などをして、福岡地区水道企業団の構成団体の各配水池に送水していきます。水質センターでは、水源からダムや調整池、浄水場から配水池に至るまでの水質の安全を確認しています。高校の化学の教科書に載ってたような難しいカタカナ文字などの器具や薬品をたくさん使って、精密な検査で、水質管理をしているという説明を受けました。安全でおいしい良質な水のために、働いている施設です。

用水供給事業促進対策委員会。

2019-11-22 12:23:37 | 日記
今日の午前中は、福岡地区水道企業団の用水供給事業促進対策委員会(委員長は私です)。本日の議題は、福岡導水施設地震対策事業について。五ケ山ダムの試験淡水の貯留状況についても、現在84・5%との報告を受けました。


国保滞納者の給与の差し押さえを解除!

2019-11-22 10:39:09 | 日記
昨年から、急に、障害を持つ娘さんのことや、もう1人の娘さんのご家庭のことで出費過多となり、生活が厳しくなった70歳の女性がおられました。払いたくても高すぎる毎月1万4千円の国民健康保険料が払えなくなり、この一年、滞納をせざるを得ませんでした。行政からの繰り返しの通知が来る中、8月に区役所の保険年金課を訪ね、なんとか5千円なら払えますと窮状を訴えられました。「話にならないという態度に見えた」という彼女は、何も言えずに区役所を後にしました。11月20日、障害を持つ娘さんの介護もしながら、空いた時間を身を粉にしてホームヘルパーで働いている彼女の給与が銀行に振り込まれる日。通帳を見てビックリ。10万5425円が「サシオサエミナミクヤクショ」という名前で引き下ろされ、残高はゼロになっていました。途方に暮れた彼女は、21日の三宅公民館の生活相談会にチラシを握りしめて来られました。そして、今日、私と一緒に南区役所保険年金課に行き、「なんで何も言わずに差し押さえたんですか」「私はどうして生きて行けと言うのですか」と窮状を訴えられました。私は、課長と係長に、彼女の生活実態を調査しているのか、8月に来た時になぜ一緒に生活再建を考えなかったのか、行政としてやり方間違っていないかなどと、約1時間のやり取りの末、「差し押さえの解除」となりました。どうやって、困っている市民の生活に寄り添い、支援していくか、それが行政の仕事です。サラ金じゃないんだから。
彼女は、その後、今後の支払い計画を行政と話し合い、区役所を出る時には、満面の笑みでした。頑張れ!お母さん!
さて、私は、次のお仕事に向かいます。

無料・生活相談会@三宅公民館

2019-11-21 21:14:04 | 日記
今日11月21日は、福岡市南区三宅公民館での無料法律・生活相談会でした。小松空港から福岡空港に降り立ち、地下鉄とバイクで、すっかり暗くなった会場になんとかたどり着き、福岡南法律事務所の島翔吾弁護士さんと私とで、ご一緒に、ご相談事の解決の道を探りました。今日は、3組の相談者の方が駆けつけてこられました。福岡市から財産を差し押さえされたという相談、詐欺被害の相談など、これからが大変な事が多いのですが、それぞれの皆さんが相談事の解決に向けて行動されていく事、応援していきます。とりわけ、福岡市が国民健康保険料の滞納があるとして、給料日とわかっている20日の日に、銀行口座から10万円を差し押さえ、残高ゼロにした件は、許せません!
11月は、この後、11月25日に花畑公民館で開催いたします。午後6時から7時受付です。
・借金
・生活に困っている
・相続
・労働問題
・交通事故
・訴訟
・その他なんでも
お気軽においでください。予約不要ですよ。
お問い合わせは、092-526-2133まで。

金沢21世紀美術館に行きました

2019-11-21 17:26:36 | 日記
金沢市視察の三ヶ所目は、金沢21世紀美術館。「近現代の多様な表現形式による今日的な美術館」などをコンセプトに、とかく来場者数や経済効果が必須だと取り扱われ気味の昨今、しっかりと文化芸術活動の自主性や創造性を十分に尊重する内容の展覧会や展示が行われています。作品を製作中の芸術家の方とお話ししましたら、「ここの美術館は表現の自由がきちんと保障されてますね」と言われました。毎年250万人を超える入館者数と、収入の44%が入場料というのに驚かされました。忖度せず権力に迎合しない運営姿勢こそが、芸術・文化関係者から認められる大きな存在感を発揮しているのだと思いました。

金沢市視察の二ヶ所目は金沢城。

2019-11-21 15:07:08 | 日記
金沢市の視察の二ヶ所目は、金沢城。4年前に個人で来た時には、兼六園の帰りにチョロっと立ち寄っただけでしたので、このお城が「いしがきの博物館」と言われる各時代の様々な石積みの技法によってつくられている事に注意が向きませんでした。今回は、石川県金沢城調査研究所と、教育委員会文化財課の方々の説明を受け、たっぷりと城内を見て回り、驚き、興味をくすぶられる、感激しました。鉛瓦葺き、なまこ壁、白漆喰、そして隅柱に黒の鉄板が、他のお城には見られない特徴だそうです。建物の屋根は、最初、木で作り、それを厚さ1・8mmの鉛の板で葺いてあり、それが時とともに、白く見えてくるのだそうです。それに、なまこ壁に白漆喰が調和して、実にどっしりとみえます。合わせて、金沢城は台地の上に立っているのに、兼六園をはじめとして水が豊富です。11キロ離れた川より辰巳用水として引いてきているそうで、いわゆる逆サイフォンの原理を使ったものです。金沢城をみて、とことんそこに何があったのかを調査して、それを現在によみがえらせる事業をコツコツと実に丁寧にされていることに驚きました。「やはり教育委員会だから、経済的観点や費用対効果抜きでやれているのでしょうか」と私が聞くと、深くうなずかれました。

金沢市あめるんパーク視察

2019-11-21 14:30:24 | 日記
金沢市の視察の一つ目は、屋内交流広場あめるんパーク。雨と雪の多い金沢市で、天候に左右されず年間を通して様々な運動ができ、子どもの運動機能の発達をサポートする施設です。利用料金は、3時間大人100円、子ども50円、未就学児は無料というところがいいですね。開業7ヶ月で10万人が来場したというからビックリです。写真は人工芝の多目的広場ですが、アスレチックゾーンや幼児、乳幼児エリアもあり、充実した施設がリピーターを呼んでいるのだと思いました。福岡市にもこのような施設が数カ所ぐらい欲しいですね。

他都市調査で小松空港まで飛びます

2019-11-20 12:33:29 | 日記
今日は、福岡市文化・スポーツ振興推進協議会の他都市調査で、小松空港から金沢市に行きます。しっかりと、調査し、福岡市の施策に活かしていきたいと思います。76人乗りの飛行機が、かわゆいです。

厚生労働省と交渉しました。

2019-11-20 12:11:04 | 日記
19日の厚生労働省との交渉では、国民健康保険について、以下の点を要望しました。
(1)全国知事会や市長会の要望に応え、1兆円規模の財政措置を行い、均等割・世帯割をなくし、保険料の大幅引き下げを可能にすること。
(2)自治体が子どもの均等割減免を実施する際の財政支援を緊急に実施すること。
(3)都道府県化を理由に、県が設定する標準保険料への一本化や自治体が行う一般会計から国保会計への法定外繰入の縮小・廃止を強制しないこと。
(4)国保法44条にもとづく一部負担金減免が7年間で1件も実施されていない本市の理由について調査するとともに、「保険料の滞納がない」ことを適用の要件にしていること等について見直すよう指導すること。
いただいた回答を今後に活かして、高すぎて払えない福岡市の国民健康保険料を引き下げるために、全力をあげます。