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まるこビッチの鼻

今日も青空がきれいだな。良い日、良い日。

それぞれの未来に

2009-12-21 | 映画・ドラマ
 さて夕べ最終回を迎えましたJIN-仁-、ワタクシ個人的にはまあまあ満足しております
 裏でM-1の決勝戦があったという状況でなかったら、最終回の視聴率、もっと上がっていたと思いますが。
 龍馬さんが無事で帰ってきてくれたし、野風さんも乳がんを摘出でき、自由な身の上となれたし

 最終回ですべての謎が明かされる事はなく、消えた写真、龍馬がこの先暗殺されるのか、仁が元の時代でであった男の正体は、ホルマリンくんは、ついでに仁は元の時代に帰れるのか、帰れたなら、恋人の未来はどうなっているのか? など、疑問山積みで終わりましたが、そこから映画を始めるというのならワタクシ個人的には「いいんじゃない」て所です。
 映画の際は絶対龍馬と南方が主役となるのは間違いございませんものね~
 ああ、でも、野風さんも必ず出していただきたいどす

 それにしても、最終回も密度濃い作りでありましたねぇ。
 龍馬は未来にいくことなく生きていたし、咲は結納をぶっ壊すし(このとき、咲のお兄ちゃんがいいところ見せましたなぁ)、南方は迷いに迷って、でも野風さんの手術をすることにしたし、野風は南方への思いを胸に収め、一人で生きていくことを選ぶし。
 乳がんの手術が成功し、身請け話もなくなり、一庶民としてこの先生きていくことに決めた野風が、もう、秀逸でありんしたね
 小雪舞う中、仁たちの元を去りゆく野風に、まだ雪になりたいか! と問う龍馬に、まっぴらごめんでありんす! と笑顔で答える野風。
 そして、幸せになるでありんす! と、南方に、そして自分に言い聞かせるように叫ぶ野風。あの一連のくだりの野風さん、もう、泣けました
 それにしても、野風さんって、分が悪いよなぁ
 恋人と瓜二つ、と言う設定なら普通だと主人公と恋人になる確率高し、なのだが、彼女の場合は南方に、自分の恋人のご先祖さま、と言う目で見られてしまっているから、遊郭出身と言う以前に、恋愛対象として見てもらえないのよねぇ
 いいのよ、野風さんは、未来に固執する? 南方なんかより、もっとしっかりした、器の大きい人と絶対出会えるって

 器が大きすぎるから、と、女子に振られまくっている龍馬も、ほんに、荒削りなれど確かに器の大きさを感じさせる存在感でもう、素敵でありんした
 この龍馬像でNHKの大河の龍馬も行って欲しいくらいどす(お話むちゃくちゃになりそうではありますが)。
 豪快で、無邪気なようで、結構いろんな事を考えながら生きている竜馬に比べ、南方は医術がぴか一ではあるが、ほんに器の小さい男だなぁ、と思いつつ、でもそれが普通の人の器なんだよな、とも思いまする。
 幕末の志士たちと器を比べるのは南方に厳しすぎますよな
 南方の考え方や行動は、多くの現代人の姿なんだものね。

 日本の未来を変える様な大きな器の龍馬、器は人並みなれど、とても美しい器の南方、その対比がまた、より一層物語に深みを与えておりましたもの。
 飄々とした勝海舟もいい味出してましたしな。この舞台から再び始める映画なら、実に楽しみでございますわね
 あのドラマの顔ぶれに、再びスクリーンで会えることを楽しみにしているでありんす

未来は変わるもの

2009-12-14 | 映画・ドラマ
 最近の日曜日の夜は、19時に鉄腕ダッシュ!、20時に世界の果てまで行ってQ、21時にJIN-仁-、を連ちゃんで見ているので、非常に忙しい
 昨夜のJIN-仁-見ていて、南方にむかっ腹立ちましたねぇ
 身体検査を受けた野風さんの胸にしこりがあることを気づきながらも、未来の恋人を生かすために、身請けの支障になりかねないその症状を黙ったままにする南方。
 そのことに気づいた咲に激しく責められても「自分は鬼だなぁ」なんてばっくれを決め込みやがりますし
 未来の彼女は自分で植物状態にしてしまうくせに今ここにいる野風さんまでその命を奪うおつもりですの!と、南方の後ろ頭をスリッパで思いっきりひっぱたきたくなりました

 なんでああいうタイムトラベルものの登場人物って、歴史を変えてはいけない! とか、妙な信念に取り付かれるのでしょうかね? 自分がいるはずのないところに来てしまったその時点で、もうすでに歴史は違うものになり、その世界は自分のいた世界とは別物であることになんで目を向けないのだろう

 どうでもいいのですが、咲が、野風を見殺しにしようとする南方にキレるときの「医術は時として~」の台詞、あれなんか無理があるような気がしたのですが。あの場面で、咲がいう言葉にしては全くしっくり来ません
 今まで、上手にできてきていた脚本が、なんだかあそこでグシャグシャッ、としてしまったというか、無理にあの台詞を言わせる意味がこの先あるのかなぁ

 南方にはかなりイラッとしましたが、内野版龍馬は、今回も存在感バッチリで素敵でございました
 刺客に襲われ、南方と共に川に落ちるも、龍馬の姿だけどこにもありませんの。龍馬さ~ん、どこ~っ! やっぱり未来にいっちゃったの~ッ

 縁談に心揺れる咲が、野風のところに行って、恋心と言うものはどこかに収まってしまえば忘れられるものなのか? と、真剣に聞くところが可愛かったですねぇ
 そんな咲を見て、野風さんは笑いながら、咲さんが大好きだ、と言う。
 そのときの笑顔は、客に見せる笑顔とも、南方に見せる笑顔(ほとんど見せたことないが)とも違う、可愛い少女っぽい笑顔できゅん と来ましたねぇ
 いくら女ばかりの遊郭とはいえ、遊女たちは同じ身の上を分かり合う間柄、友達と言うのとは違う。咲はもしかしたら野風にとって、初めてできた、女友達、なのかもしれませんなぁ。

 はぁ、来週はとうとう最終回、乳がんの野風の運命は、行方不明の龍馬は、縁談を受けてしまった咲の身の上は、どうなってしまうのでやんしょうねぇ(南方センセに関してははあまり興味なし)。
 テケト~な終わらせ方して「続きは劇場で」とかやらかしたら、TBSに苦情電話かけますわよ、全く

花魁にしびれました

2009-12-07 | 映画・ドラマ
 いや~昨夜の、仁-JIN-、よかったっすねぇ
 物語の密度が違いますね。もう、いいシーンの目白押し
 南方先生が、江戸の超有名人の火消しの親分とひょんなことから知り合いになり、火事が起きた時に怪我人を助けに行く、と請け負ってしまったことと、野風さんの身請けが決まったところから、今回のお話は始まりまして。
 身請けされていく前に、一度だけでいいから、と、南方を自分の金で遊郭に招待した野風さん。
 もうちょっとで二人は結ばれる、と言うところで、江戸の町に火事が起き、先生は救急救命のために野風さんを置いて火災現場に向かう、と言うのが大まかな骨子。

 今回も絶好調の龍馬、野風さんから先生宛てに来た文を、横から堂々覗き見して、一緒に吉原に向かうシーンのまっことコミカルなこと
 ペニシリンを使って国をまとめ、海軍も潤ういいアイデアが浮かんだ、と、南方の膝に乗って力説する場面で何度も先生に「近いです」と言われているところも笑えましたし
 誇り高い江戸の町の火消しの親分も、実にきりりとしていて格好よかったざんす。
 南方を信頼したのちに、何人もの人の命を助けたが、自分の昔惚れていた女を助けることができなかった、と話すシーンでは、この人も、婚約者を植物状態にしてしまった南方と同じような心の痛みを抱いているのだなぁ、としんみりしてしまいました

 しかし、なんといっても今回ワタクシは野風さんにウルウルものでした
 自分が女郎であるということを痛いほど自覚している野風さん、一度きりでいいから、と、南方を自分のところに呼ぶ際にも、心の中で咲に詫びをいい、自分をなかなか抱こうとしない南方に、先生の好きな人の名を呼んで(その人だとおもって)自分を抱いてくれれば、と言い、火事の半鐘を聞いて帰ろうとする南方に自分が汚れた身体だから抱けないのか、と言う野風さんは、自分の立場を嫌と言うほどわきまえていながら、同時に自分の身の上に悲しいくらい負い目を抱えているののがひしひしと感じられるのでやんす 
 五十両と言う生半可じゃない大金を使ってまで用意した一夜なのに、南方は火事場へ向かおうとする。それでも、それが先生だから、と、襖をすっと開け、三つ指ついて見送るあの野風さんの、超一流の花魁としての凛とした美しさ。しびれました

 そして一夜が明け、眠り薬で眠らされていたお邪魔虫の龍馬に、先生とは結ばれず、自分の身請けが決まったことを醒めた口調で話す野風さん。
 未来から来た南方と違って、お金の価値も、女郎の運命もきちんとわかっている竜馬、そこで龍馬は野風さんを抱きしめ、南方の胸だと思って自分の胸で泣け! と言うシーンを見たとき、思わず、チャンカワイのように「惚れてまうやろ~ッ!」と、絶叫しそうになりました
 もう、内野版龍馬しか目に入らないですねぇ、ワタクシ

 そして竜馬の胸で野風さんが、雪になれたらいいのに、雪になれたらいつでも先生の肩にそっと触れることができるのに、と泣くその言葉は、現代人の口からは絶対聞けないくらい、重く繊細で清らかで、ほんに切なくなり申した
 嘘が常の色恋の街で、最高位の花魁である彼女の口から出た言葉だから、その嘘のない思いは胸に沁みますのよね。
 でもって、来週は龍馬に魔の手が伸び 野風さんの身体には乳がんの兆候が! で、もう気になって仕方がありません
 来週も日曜夜九時はテレビの前に正座どす

1969のオヤジと僕

2009-11-17 | 映画・ドラマ
 今日はなんだかめちゃくちゃ寒いなぁ、と、唯一エアコンのある居間に入り浸って動けなかったワタクシ、さっき天気予報の今日の最高気温見たら8度だった
 うへぇ~、寒いわけだわ
 こんなに寒くても、ワタクシの部屋にはハロゲンヒーターのみ、そして居間にエアコンがあるといっても、20年近く前に家を建てた時に取り付けたままの年代物のヤツなので、温風は上に溜まり、床辺りは南極のクールさ♪ ってな感じに冷やされていますので、ワタクシ、家に居ながらどうも風邪をまたひいてしまった様な
 喉が痛くて声がかすれて、ワタクシ風邪をひくと喉に来るタイプなもんで。
 先日、葬式等で喪服でうろうろしていたからそのせいもあるのかも知れないが


 さて、夕べはワタクシが風呂から上がると、母が、TBSのドラマ、父よあなたはえらかった、~1969年のオヤジと僕~を観ておりました
 次の日(今日ね)は、週に一度、祖母のところに朝から行く日なので、早く風呂に入れ、とワタクシいいましたが、母曰く、「このドラマが面白いんだもん
 主人公のオヤジたちの世代が、母より少し若い世代だったので、観ているうちに懐かしさや共感が湧いたのでありましょう。

 62歳の自分のオヤジが20歳過ぎの学生だった時代に、息子がタイムスリップして、若き日の両親に会う、という、まあ、ベタな設定ではあるのだが、このドラマは変な肩肘張らずに、じんわり心を暖める、清々しいいい作品に仕上がっていたと思いまする
 イマドキの打たれ弱くて傍観者気取りで、何ごとにも熱くなったって何がどうなるって言うんだよ、的な息子、優が、学生運動に参加していた頃の熱い、と言うよりほんとにいいヤツな自分の父や、父と同じ学生運動に傾倒していた仲間にちょっと気があった感じの母に出会い、いろんなものを感じ取り、学び取っていき、現代の父の方も、リストラされる状況に追いやられて、昔のように、とにかく行動を起こす事を決め、ごくごく少人数でだけど会社に対して抗議活動を行って。
 そしてラストではギクシャクしていた家族がそれぞれ人生に前向きになっていくところがいい感じ。いいのよ、ドラマなんだもん

 オヤジの学生時代を演じたインパルスの堤下が、いい味出してたんだよね、演技はそんなにってほどだったけど、人のよさげな雰囲気がよく出てて。
 ただ、過去の母、相武紗季が、現代の泉ピン子になるというのがどうぢても腑に落ちなくて。お母さん、二十歳の頃から40年経つと20センチ近く背が縮んでますよ~っ!

 過去の、両親の若かった時代に戻って、その時代を感じて、その時代の自分と変わらないような歳の両親に会って、話をすることができたなら、子供としてはきっと、ずっと分かり合えるだろうね。
 まあ、もしワタクシが二十代の頃にタイムスリップして母が二十代だったときに飛ばされて出会ったとしても、多分、友達にはなっていないと思いますが
 ま、そういう親子もあらぁね 

仁、にハマる♪

2009-11-16 | 映画・ドラマ
 こことのところ、日曜夜9時からのJIN-仁-を楽しみに見ております
 設定は無茶なんだけど、手術の様子とか、機材なんかもすごく凝っていて、嘘っぽさがあまり感じられないところもいいし、お話もいいざんすね。
 最初は中谷美紀の花魁ってどうよ、とか思っていた失礼なワタクシだったのですが 彼女のしっかりとした演技力が、意気のある賢く気の強い、そして切ない一人の女性として野風さんを見事に存在させており、もう、ワタクシ野風さんの応援に回っております
 自分の憎からず思っている先生を暗殺しようとしている話がある事を入手し、すぐにでも助けに飛んで行きたい気持ちになっても、所詮彼女は花魁といえど吉原から一歩も出る事を許されぬ身の上。それでも先生を助けたいという気持ちから恋敵であるとはっきりわかる咲に文を送って彼女に先生を守ることを頼む。そして自分は、仁からの礼の手紙をそっと抱きしめる。切ないですなぁ
 今回、野風の身の回りの世話をする禿(かむろ)の子達が、彼女の部屋にたんぽぽを鉢植えにして持ってきていたのですが、それが彼女の身の上とシンクロするのですよねぇ。
 たんぽぽは花が終わり、種の綿毛になったら風に乗って好きなところに飛んでいけるのですが、野風はどうなるのでしょうねぇ

 綾瀬はるかの咲ちゃんも、ひたむきでちょっと天然なところが可愛いのですがね
 斬られそうになった仁を必死で助け、自分もブルブル震えながら仁に、もっとしっかりこの世界でいきている事を自覚してください、と説教する姿もいじらしいざんす
 しかし、ワタクシの一番のお気に入りは内野聖陽演じる坂本龍馬でございますの

 実際のところ、ワタクシ、坂本龍馬と言う人がイマイチ好きではなかったのですわ
 時代の流れが大きく変わる場所に確かに彼は居たのだが、でも、この人ってそんなに“何か”した人だっけ? というような、高知県に行ったら速攻闇討ちされそうなことを常々思っていたのですが、この、JIN-仁-に出てくる坂本龍馬は、ほんに、とても魅力的な男性でございますわね
 汚くて、結構せこい面も見せて、今は仁の周りを付かず離れず、いまだ自分の行くべき道を見つけられない男なのだが、内野の演じる龍馬の素朴さ、屈託のなさ、素直さは今まで見てきた坂本龍馬のなかでもう、ダントツで一位に輝いております(ワタクシ内調べ)

 ひょんなことから知り合った南方仁と言う男のことが、本当に好きで、憧れで、この男のそばに居たら何か自分もやるべき道が開けるかもしれない、と感じて、全力で模索している坂本龍馬はカッコウいいでありんす
 来年、NHKの大河で坂本龍馬をやるというが、ワタクシの中で、内野版坂本龍馬を越えられるかどうかははなはだ疑問でございます。
 だって~、あのしゅんとした福山マサハルが演じる龍馬は、奥さんとケンカして泣いて謝ったり絶対しない、って感じだし

 あ、主役の南方仁役の大沢たかおさんもよぉござんすよ。あのどこか存在感がありそでなさそなところがタイムスリップしてしまった人間の不安や悲しさを見事現しておられて
 今、一番楽しみなドラマなの~、ほっほっほ

南極料理人見たけど

2009-10-23 | 映画・ドラマ
 今日は久々に映画を見に行っておりました。
 映画のタイトルは「南極料理人」。堺雅人が主演の映画。
 ウイルスも生存できない極寒の地でおのおのの仕事をする8人の男たち。
 そんな外部からの刺激のほとんどない生活の中で唯一の楽しみが食べること。
 確かに全編の6割がた食事からみのシーンだったんじゃないか、つうくらい、とにかく皆が食べている映画でした
 特にドラマティックな事も急展開も何一つ起こらない、ゆるくてほっとする映画。
 スマッシュヒットを飛ばした「かもめ食堂」と、同じ流れの映画なので、ワタクシも嫌いではないはずなのだが。
 なのだがワタクシ、この映画見ていてなんだかイヤ~な気分に襲われました

 南極で暮しているメンバーは多くが妻帯者で、主人公の料理人も日本には二人の子供と妻がいるのだが、その“家族”が、物凄くワタクシの嫌いな家庭像そのものだったから
 家では脱力しきって何も家事を手伝わない旦那、奥さんは料理は下手だし、二人目の子供が生まれたばかりで赤ん坊の世話に気持ちが行ったままで、おまけに小学生くらいの娘がかわいくなくて躾けもできていない
 こういう家族が日本では平均的な家族って事なのでしょうか?
 それぞれから優しさも思いやりも温かみも感じられない家庭、なんとなく繋がってるだけのそんな家族で、南極行きが決まった父親に向かって母娘揃って父親の事を居なくてもいいよ~、みたいに言って。
 家族、だったら自分以外の人にああいう態度をとっても構わない、そういう態度が取れるのが家族ってものでしょう、といわんばかりのあの家族像が、大嫌いでした。
 南極の父親に、匿名のまま娘が科学館の質問コーナーで質問をする、ってエピソードもただただ胡散臭いだけ。
 ホントは家族、心は繋がっているんだよ、っ的なわざとらしさがムカムカしました
 あの料理人の家族が出てくるたびに、「家庭って、こんなもんなのか」と、がっかりする気持ちばかり浮かんでまいりまして。
 独身者のワタクシが見たら、本当に結婚と言うものに何のメリットがあるのだろう? としか思えない映画でございました。
 なんであの料理人があんな家族を大事に思っているのか全く判りませんでしたし。

 結婚をして家族になったら、人と人、としての尊敬や気遣いなどはどこかに行ってしまうものなのでしょうかね? そんなのが家族ならワタクシ、一生南極にこもって研究に没頭する道を選びますわ。
 ああいう家庭が普通じゃん、と思える人が見たらばまあ、面白かったのではないですかね
 むむ、誉めようと思っていたのだが、料理人の家族の嫌なイメージが強すぎて誉めるところがあまりなかったな
 役者さんはみな悪くなく、食卓にならぶ料理もどれもおいしそうだったんでやんすけどね。残念

リアル・クローズ

2009-10-21 | 映画・ドラマ
 今シーズンで楽しみに見ているドラマは、日曜の夜九時にやっている、JIN-仁-、と、火曜日の夜10時からやっている香里奈主演の、リアル・クローズ。
 夕べも見ていました。リアル・クローズ
 デパートの布団売り場で、優秀な販売員として、人は見かけじゃない、と、自分にあまり? 手をかけることなく暮してきた絹恵が、モードの鬼のような、カリスマ的手腕を振るう神保部長の仕切る婦人服部門に抜擢された事から、彼女の人生が大きく変わっていく、と言う、一人の女の人の成長ドラマでもあるわけで。
 ワタクシは原作を読んだことがないので、よく判りませんが、神保部長サン、かなり恐いっす
 実際いたら、ワタクシ絶対そばに寄りつかないと思います。
 神保美姫のときの黒木さんと、NHKのコメディ、ママさんバレーでつかまえて、での時のギャップが、それはそれで楽しいんですが

 はっきり言って蒲団売り場に居た頃の絹恵と、さしたる違いは無いワタクシ、百貨店イチ華やかな売り場で、しかもあんなキツイこと平気で言う上司や同僚がいたら、と思うだけでついつい絹恵の方に感情移入してしまうわけで
 まあ、そうはいっても、百貨店の婦人服売り場に回されたのなら、いくらファッションに疎いワタクシでも、まずは自分の装いからきちんとせねば、ヒトサマに物をお薦めするようなことはできぬ、と自分の装いをよくしようとすると思われるので、絹恵よりはましかも、とは思うのですが
 しかし、ドラマ見ていて気がついたのだが、香里奈って、思っていたほど背が高くないのですな。
 顔が小さくてスタイルが良いから身長も170近くあるのだろうと勝手に思っていたのですが、売り場で同僚と並んでいるシーンなどでもどちらかといえば小柄な方で、意外にも小柄だとばかり思っていた加藤夏希のほうが上背があったのでちとビックリ。
 それにしても、やはり主役はお洋服なあのドラマ。出てくる人、みなシーンごとに衣装をとっかえひっかえで、もう華やかでやんすねぇ

 あのドラマでは、登場人物が着ていた服がネットで購入できる、と言うのが一つの話題にもなっておりまして、買うわけではないが、ついついひやかしに、リアル・クローズの、服購入サイトに行ってみたら、ちゃんと役者さんたちが着ていたお洋服が売ってありました。
 しかも、すごいことに、結構な数のお洋服や小物が「売り切れました」になっていたりして
 まあ、ほとんどの商品が九千円台~二万円までくらいの価格なので、購入しやすいのかもしれませんが、やっぱ、テレビで綺麗な女優さんが着ていると自分も着たくなるものなんですかねぇ
 確かにワタクシも着てみたいな、と思わない事もないのだが ドラマで着られている大概のスカート丈が短いんだよね、膝上の贅肉と闘うワタクシには二十代の女の子の着るスカート丈はさすがにキビシイざんす

 外観はその人の内面が滲み出てくるもの、だから人は見た目がすべて。
 確かに、らくだから、とフリースの上着に、らくだから、と、だぼっとしたニット素材のズボン(これはもうパンツとかではなくズボンだ)なんか穿いている時の自分は、お洒落して胸を張っているときの自分とは別人な気もするもんなぁ 
 部屋にいるときも、“ハリウッドセレブ”たちのリラックス着を参考にして、おされに励みたいと思う次第でやんす

あの曲のせいかしら?

2009-08-22 | 映画・ドラマ
 ♪ベンベベベベン、ベンベベンベ~ン♪ 
 昨夜やっていた映画、20世紀少年のメインテーマ、20th Century Boyのあの始まりの部分が流れると、 ベンベベベベン、ベンベベンベ~ン、へいらっしゃい! と合いの手を入れたくなるのはワタクシだけ

 第二章が公開される前に、これのダイジェスト版のようなヤツを見ていた母。
 いつものように途中で居眠りかましていたので、特にこの映画に興味を持っていないのかと思いきゃ、昨日の朝、テレビで20世紀少年の第一章の宣伝をしていたのを見て、「今日はこれ観ないかんな」と呟いたのには結構ビックリかも
 母が楽しみにしているし、と思い、夜の8時から一緒にテレビを見ていたのですが、案の定、母は10時半ごろになったら大イビキをかいて寝ていました。
 鼻の穴に指を入れて引っぱっても起きやしない母、しかし、耳の穴にふっ、と息を吹きかけると必ず起きる母
 映画観てないじゃん とワタクシが突っ込むも、「三時間もある映画だから眠くなるわよね~」と涼しい顔。
 その後もうつらうつらでテレビを見ている母、ホントに見たかったんかい?

 居眠りかまして肝心なところを見ていない母、しかしワタクシめも9時半~10時半あたりにかけて、テレビの前に座っていられない状況に陥りまして
 テレビを見ているとなにやら腹がグルグル、仕方がないので、CMに入ったときを見計らいトイレに駆け込む。
 しかし、その後も数分おきにお腹がグルグルいいだし、CMまで待っていられず、そのたんびにトイレにGO! と言う状況になってしまい、中盤の辺り、かなり途切れ途切れしか見られませんでした
 昨夜のメニューの何がいけなかったのでしょうか? それとも冷えた?
 それともこの映画の主題歌が ♪ベンベベベベン♪ だからなのでしょうか

 そんなこんなで一応最後まで見た20世紀少年。
 来週は第二章のダイジェスト、そして第三章が全国的に封切りになるのですね。
 ウチの近所の腐れ映画館ではいつ上映の運びになるのでしょうか

乙女な日本男児

2009-08-02 | 映画・ドラマ
 夕べはちと夜更かしをして、新番組の「乙男」を見てしまいました
 眉目秀麗、学業優秀、しかも剣道の腕は敵なしという文武両道の完全無欠の日本男児が、実は乙女チックなモノが大好きで、というオハナシで。
 ワタクシこのマンガを存じ上げませんので、マンガの方の主人公がどんな容姿に描かれているのかは知りませんが、ドラマのあの男の子は本当にマンガから出てきたような男の子でやんすね(岡田将生クンと言う子はジャニーズでやんすか? それすら知らない)。
 ヒロインのりょうちゃん演じる夏帆はドラマの、ホームレス中学生のねえちゃん役の子でしたわよね。派手さのない小作りな感じの顔立ちが可愛らしく、ワタクシ結構好きな子でやんすよ

 ドラマの紹介のHPを見てみたら、「大和撫子の心を持つ日本男児」が「日本男児の心を持つ大和撫子」に恋をしたことから起こるコメディーと言うことだそうで。
 まだ物語は始まったばっかりで、でもそのくせ展開が説明的で速く感じられるのは、あまり必要なさそうなクラスメイトたち(お笑い芸人とか)が出てくる場面が多いからかしら? あれ必要か
 まあ、そんな外野は置いておいて、主人公正宗飛鳥を潰しに来た他校の生徒を蹴り飛ばしなぎ倒すりょうちゃんは格好よかったです
 しかし、剣道部のイケメンって、イメージは日本男児そのものだけど、実際の剣道部の男子高校生とかとなったら、卒倒するくらいの匂いももれなく付いてくるのではないでしょうかね
 汗に濡れた稽古着に、汗と体温で蒸れた面およびその他の防具のスメルは、正直物凄い砂やすりのようなざらざらした危険な香りだった記憶があるのですが、ワタクシの中では

 でもなぁ、文武両道でその上オトコマエで、だけど乙女的趣味がある、ってことはそんなにマイナスになることなのでしょうか?
 オールマイティーに物事をこなせるいい事のような気がするのですがね、ワタクシは
 まあ、それで好きになるのも女の子じゃなくて男の子、だったら、女子としては恋人候補が一人減る、と言うより、女性としてライバルが一人増えた! になるので厄介ではあるのでしょうがね
 りょうちゃんのほうも、見た目可愛くおしとやかな大和撫子で、実は武道の達人でオトコマエな少女ってのも全然悪くない。
 二人がくっついたらお互いがよくなることばっかりで悪くなる要素が全くない関係なんじゃないですかな?
 と思うと、この先の展開はあまりワクワクしないのですが、まあ、来週も観てみてもいいかな? 夏帆ちゃんが格好よかったから

ダヴィンチ・コード

2009-05-17 | 映画・ドラマ
 昨夜はダヴィンチ・コードを見てしまっておりました
 実はワタクシ、まだ見ていなかったのすわ
 ウチの近所の腐れ映画館でも、この作品は上映していたのですが、なかなかマニーに余裕がなくってね

 もともと大きな力、富や権力が関わることは血なまぐさいことと表裏一体だし、ついでに肉食文化圏はその面に関して言うと、魚や米で腹を満たしていた我々とかとは格段にやってることエグイ、と言うことは大昔習った歴史の授業とかでも垣間見えていたので、映画の内容はよく出来た謎解きミステリーとでも申しましょうか、あるいはファンタシーに近いものといいますか、結構楽しんで見れました

 日本人からするとさほど衝撃的な内容とは感じられないのだが、キリスト教圏では賛否と言うか否がごうごうだったかも知れないなぁ、と今更ながら思いましたわ
 別にキリストが普通に人であってもたいした問題はないんじゃないか? 日本の宗派だって広めた人もきちんと神様扱い? されてるし。
 と思うのはやっぱりワタクシが日本人だからなんでしょうなぁ。
 バチカンの重みと言うものが全くわかってないからなんだろうなぁ。
 一神教ってのはこういうときに厄介だなぁ、その神様以外、絶対信じちゃいけないというか、存在自体認めないということで争いがもう何千年も続いているんだもんなぁ。
 そういう面で言えば日本っておおらかな国だなぁ
 貧乏や厄病さえ“神”が付くんだもんなぁ
 高い位置から上から目線、の神様、と言うより、ちょこちょこっと力貸してやるから、まあ、一緒に頑張っていこうやないの、と言う感じのもっと庶民派的な感じ
 
 神はどこからこの地上の様をご覧になっているのでしょうか? その神にささげられる我々の祈りは本当に神の元に届いているのでしょうか? そもそもなぜ人は祈りをささげるのでしょう? 祈りとは一体何なのでしょう?
 どうでもいいのだが、昨夜のあの映画見ていて、なんだか無性に“祈り”について考えてみたくなりました
 なんか、大きな権威に隠された祈りの本質を悟れるかもしれません
  
 それにしても映画見ていて「この美術館、セコム入ってないの」とか思ってしまう、ドラマを楽しめないやせ細った心になってきつつある自分が悲しかったどす
 ああ、頭がガッチガッチになってしまう前に、あのストレスと変なもの充満の会社を辞めて、おおらかな心と自由な感情を取り戻したいどす