とあるスマホのCM。
バカボン一家と思しき家族の繰り広げるスマホプラン等の宣伝なのだが、結構長くやっている。
少し前はバカボンの弟のはじめちゃんが、そして最近はママが出てきているのだが。
小池栄子のママは綺麗だし、原作の優しいママとは少し感じの違うママだったが、まあそんなに嫌な感じではなかった。小池栄子自身は嫌いではないし。
しかし、最近のCMの流れを見ていると、ダメな父親を母娘が(どう見てもバカボンは娘)いじめているという感がぬぐえない演出になっている。
いじめる、小ばかにする、痛がるバカボンパパをうすら笑いで見ている。どう見ても感じが悪い。
これがOKなら子供たちも「このくらいは大丈夫だ」と「このくらい」のいじめは堂々としてしまうかもしれない。
だって、テレビでやってるんだもん。
ダメおやじの出川哲郎がああいうキャラなのでみんななんとなく笑っているが、もしこれが自分の娘や息子が「このくらいのこと」と同じような状況で笑われていたら親は一緒に笑うのだろうか?
どうしてこういう方向で料金プランがお得だと表現せねばならないのだろう?
その方向性でしかプランが浮かばなかったのだろうか?
もはやCMのバカボンパパとママは、バカボンではなく、ダメおやじのダメおやじとオニババに見えてきてしまう。
早くやめてくれたらいいのにな、不快だな、と、あのCMを見ていつも思う。