はいはい、今日はクリスマス。
そんな今日も、朝から大掃除。自分の部屋はもちろんその他の母の部屋以外のスペースの掃除をせねばならぬので、ここのところ時間を見つけてはちょこちょこやっております。
大掃除はやっぱりやった方が運気がアップする、と書いてある本を読み、そういえばここ数年、年末年始が鬼のように忙しかったんで大掃除は手抜きしていたのだが、運気下がりっぱなしだった気がするからなぁ。
心機一転、来年は素晴らしい年にするために、今日もせっせと大掃除。
の途中に息抜きのブログ。
今年読んだ漫画で面白かったものを上げてみよう。
瑠璃の宝石の3巻も面白かったし、木戸番の番太郎の2巻もスッゲー面白かった。
でもこの二つは去年挙げたものだった気がするので、今年は新しいものを二つ。
一つ目は目黒川うなさんの ネコの掟の1巻。
しゃべれることを人に知られてはいけない、などの三つの掟を破ってまでも、優しい高齢のおばあちゃんを支えて生きていこうとする三匹の猫たちのお話。
高齢者のいろんな問題を猫たちのけなげな行動に合わせて描いているこのお話。
おばあちゃんと猫たちの未来がハッピーエンドにはならないであろうことはうすうす感じながらの物語。
とても切ないが、猫たちがけなげで猫飼いにとっては捨て置けない一冊。
2023の2月に2巻が発売されるということなので、これも切ないでも読みたい、で、苦悶しながら読むんだろうな。
二つ目は、中山有香里さんの 泣きたい夜の甘味処。
熊と鮭が営む一品のみの甘味屋。
そこに引き寄せられるようにやってくる、いろんな思いがいっぱいになってちょっと疲れた人たち。
みんな大きなことの片隅にいる、小さな小さな存在。
そんなみんなが、ここの一品、時には干し柿とクリームチーズのパウンドケーキだったり、黒猫のココアクッキーだったりに、ほんの少し、心を優しく包まれる。
そこのお店に来店した人たちの、その人たちを取り巻く別の視点からの物語が対のように語られているのも、なんかすごく言いようのない心持にさせられる。
ここ数年の私も、結構お疲れな心持で生きてきた。
私もクマと鮭の営むこのお店で何か一品、頂きたかった。
自分なら、どんなお菓子が出てきたのだろうか?
そして最後に、大腸がんで末期がんだったひるなまさんの漫画も、特別に入れたいと思う。
スマホで見つけてこれ絶対面白い! 絵も滅茶苦茶うまいし! 話がこの人にしか書けないもので、この人の画力はこの話を描くためにあったんでは? と思うくらいだったから。
早速本屋に頼んだが、出版社に在庫がない、と断られたところでがっかりしていたのだが、先日、作者のひるなまさんの訃報を聞いた。
私のセンサーにひっかっかったということは私にとってはすごいことだと自負しており、この方のエロ漫画以外のジャンルをもっと見てみたかった、という気持で一杯になった。
検診にはちゃんと行くことが大事、そのことを身をもってみなに知らしめてくださったひるなまさんに敬意を表します。
ご冥福をお祈りいたします。
さあ、来年はどんな漫画が私をざわつかせてくれるのだろう?