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まるこビッチの鼻

今日も青空がきれいだな。良い日、良い日。

鬼平犯科帳にハマる♪

2011-03-22 | 映画・ドラマ
 地デジのテレビにしてから数週間が経つ
 チャンネル数が格段に増えたので、東北関東の震災の時の事態の推移は様々なチャンネルら見ることが出来た。
 しかし、地デジにして一番よかった と、正直思っていることは、鬼平犯科帳、が毎週見られる、と言うことかもしれない

 ウチの地域は田舎なので、テレビ局もそもそも都会のようにはなく、その少ない局が流すものはやはり限られていて、バラエティやなんかが中心となってくる。
 都会での反応がいいものが地方に流れるので、その点では地方の番組は面白いものが常時ある、と言えばそれはそうなのだが 多種多様な番組、と言う点ではやはり貧相である。
 ワタクシの好きな時代劇も、かろうじてNHKがやってくれるものを見ているくらいで、ほとんど供給源がない。
 そんな頼みの綱のNHKの番組も、面白いものもあればあまり好きでない時代劇もあり、で、見たり見なかったり

 ケーブルテレビだかの“時代劇チャンネル”を契約したい と、新聞のテレビ欄を見ながら時々考えるくらい、ワタクシ結構好きなんですわ、時代劇って
 なんていったって、ワタクシの初恋の相手は、伝七捕り物帳の親分さんざんすからね

 そんな時代劇欠乏症の中、BSで鬼平犯科帳、をたまたま見たら、もうハマりました
 今まではと~きどきスペシャルで放映されていたのを見ていただけだったのだが、それが毎週見られるなんて、至上の贅沢

 今からふた昔くらい前の物を流しているであろう役者さんの若さも見ていて楽しいのだが それ以前に、20年近くも前の番組なのに全く古くない。むしろ新鮮
 現代劇も韓流も大体飽きてきたのだが、この時代劇、と言うジャンルはやはり“飽きの来ない”いつでも見るものの心に何かを訴えかけてくるものなのだなぁ

 派手な切り合いや陰謀渦巻くシーンがさほどあるわけでない、火付け盗賊改めという怖げな肩書きの主人公だが、お話はむしろ江戸に生きる庶民に寄り添った話で。
 水戸黄門だと8時45分になったら乱闘シーンの末にそれでた印籠! となるのだが、鬼平犯科帳ではそれとはまた違ったちょっとしたパターンがある。
 お話が始まって40分ほどのところでちょっとしたヤマが解決した、かに思われるのだが、残りの数分で小さなどんでん返しがまた待っている、というのが、ワタクシが見たところの鬼平パターン

 しかし、その余韻は水戸黄門の、カッカッカツ! の高笑いとは全く違う、小波のような感情を見るものに与えるんだな
 鴨とねぎと豆腐で作ったささやかな鍋を相手に、淡白な上質の酒を静かに飲んでいる、そんな心地よい酔いのような余韻を残すのがこの鬼平犯科帳の美味しさのような気がしております

 毎週月曜夜7時は、不可思議探偵団、を見ていたのだが、これからはこの鬼平犯科帳にシフトするんだろうなぁ

Q10

2010-12-12 | 映画・ドラマ
 愛も勇気も平和も地球上にあると思えばきっとある。
 昨夜最終回を迎えたドラマ「Q10」のラストタイトルはこんな変なものでございました。
 しかしこれが木皿泉という脚本家の描く世界の根本にある原則の一つには、間違いありません

 第一話目をちょっとだけ見て、その回は他のチャンネルを見ていたのですが、その後はついつい見ていました、Q10。
 AKB48の前田敦子がヒロインと言うことが鼻に付き、それに主人公が高校生の話しだし、と思っていたのですが、見てみるとロボットのQ10が可愛くてねぇ
 今もって前田敦子自体には何の愛着も興味もないのですが、Q10のあの無表情さや変な言葉が無茶苦茶かわいくてねぇ
 Q10可愛さに、深井平太を演じる佐藤健がゆうちょのCMで女の子に指輪を買ってあげるために貯金をする、と言うやつを見ていて、「Q10の事はどうするんだコラ!」などと文句を垂れるような状況で、最終回でQ10が何も知らないクラスメイト達みんなにサヨナラを言って回るシーンでは涙ボロボロでしたからねぇ

 月子という女の子がやってきて、Q10が平太の未来の妻からの要望で未来から送られてきたロボットだと言うことが判った時点で、最終回は大体予想は付いたのですが、それでもどうしても最後まで見届けたかったこの物語。
 それはQ10と平太だけでなく、周りの登場人物みんなのことが好きだったから。
 オタクやロック少女や自信のない優等生やその子のことが好きなちょいチャラ男や貧乏な子や病気の子や、そのクラスメイト達のほかにも酔うと拾い魔になる校長や変人の女教師、人生を無難に生きていくことを実践してきていた男性教師にその母、平太の家族、出てくる人たちの、この物語での最後の瞬間を見届けたい、そう思える物語だったから

 自分がQ10をリセットしないと多くの人たちが死んだりする、という月子の言葉に悩み、父に、お母さんを愛するように世界も愛せるか? と平太が問いかけた時の父のセリフは、もしかしたら物凄くウソっぽく臭く聞こえたりするかもしれないものだったが、でも、父のその言葉を、そんなヤツいない、と、100%否定できる人もそうはいないだろう。
 もしいても、そのほとんどが、自分の回りに高い塀をめぐらせ、その塀の中で塀に映った自分自身の姿を憎んでる人だろう。

 自分の周りには知る限りいなくても、この世界のどこかには平太の父のようにそんな風に考え、生きている人がいる。そしてその人はきっと、どんな状況でも幸福な心を持つことが出来る人で、自分自身も本当はそんな風に感じ、世界を愛したい、と、心のどこかで思っている人は、今のこの時代、多分、少なくないと思う。

 Q10は誰の時代にも居たかもしれない、その短い期間だけに居て、きらきら輝いて、そして記憶から消えていってしまう「青春」という形のないものの具象化されたものだったのかもしれません。そう思うと今時珍しいくらいの王道な青春ドラマでしたな
 青春なう、な人より、青春っていつ終わったんだっけ? と思いを馳せるオトナが見るとより深いドラマだったかもしれませんわね。
 DVD出るそうなので、見逃した方はご覧になって、自分の青春がどんな感じだったのかを思い出し、ほろ甘苦い思い出に浸るのもよろしいかと思いますわよ。

リメイク版の意味?

2010-12-01 | 映画・ドラマ
 さてさて今日から12月。
 2010年最後の月に突入したわけですが、本日も小春日和で
 洗濯物がはかどって超有難いっす
 本日はジーンズを洗っておりますの

 毎月1日は映画の日でやんすが、ときに最近、リバイバルブームと言いますか、昔の映画やアニメをまた焼きなおし、ってのが多いざんすわね
 ちょっと前に、映画、ゴーストをテレビでやってましたわね。
 リメイク版の宣伝のために。
 しかし、やっぱ本家のほうがいいわ~
 あの頃のデミ・ムーアはホントに可愛らしかって(今は、まあ、ねぇ、なのだが)、ワタクシもあの映画見て感化され、彼女のようなボーイッシュなショートにしたもんな
 自分で言うのもなんだか(誰も言ってくれないから自分で言うが)、和製デミはワタクシの事よ、と思ってましたわな、その頃は

 そうそう、でもって、新しく作り直された映画ゴーストなのだが、大体、今更松嶋ななこと韓国人俳優であのドラマをリメイクする意味がわからん
 男と女、幽霊の設定を変えて、それが何?
 と言うわけで興味がないのでリメイク版のゴーストは全く見る気ございません。

 しかしそれ以上に訳判らんのが、アニメ宇宙戦艦ヤマトのリメイク版の映画、SPECE BATTLESHIPヤマト
 しかも主演が木村拓哉
 うおおおおおおっさんじゃんかっ
 
 確かアニメの古代進は色白の血気盛んな青年じゃございませんでしたか
 それがなぜか顔の茶色のてらてら光るオッサンが演じるとわ
 それ以上にビックリしたのが、ワタクシの聞き間違いでなければ、ヤマトの乗組員の真田というキャラが、ギバちゃんだというが……。
 ……えらい高齢化したヤマトの乗組員じゃのう 若い人は皆死に絶えた設定なのかな
 唯一、年齢があってそうなのが黒木メイサくらいなもんか。
 アニメの森雪ってイメージとは全然違うが、女、で、年齢も無理がないという点だけでも一安心か
 まあ、今の時代に旧森雪の役をそのままやらせたら、女性蔑視とかクレーム付きそうだし、それ以上に観客が引くかも知れないから、強い女のメイサでいいと思います

 正直言えばアニメの年齢設定が大体若すぎなのだが、それにしても、子供のころに何度もヤマトの再放送や映画を見た年代としましては超違和感満載の映画
 特撮はそれは素晴らしいそうなのだが、ワタクシ特撮やSFXにはあまり興味を示さないもんで、だったらその特撮で手垢の付いてない真っさらで斬新な映画を作ってよ、と思うわけで

 まあ、どっちの映画もウチに近所の映画館に来るかどうかも怪しいが。
 映画チェブラーシカも来ねぇのよ! と、すでにヤケクソ気味のワタクシなのでした

塀の中の中学校

2010-10-12 | 映画・ドラマ
 夕べはドラマ「塀の中の中学校」を見た。
 結論から言うと、見逃してしまった残念な人は、すぐ周りの友人の中にこのドラマを録画している人はいないか探して、ぜひとも観ていただきたい
 超度派手なCG使わなくても、ウン億もの金を使わなくても、人の心に大切なことを訴えることはできる、そんなドラマでしたから。

 実はワタクシ、夕べはこのドラマを見る気はあまり無かったのでした
 性格の悪いワタクシ、芸術賞参加番組だとか、刑務所モノといったら「女刑務所」とか的なお涙ちょうだいなやつなんでしょう とか勝手に思っていたからで。
 しかし、始まりを少しだけ見たらもう、最後まで見終えずに入られませんでした。
 これには本物が持つ引力のような物が確かにあったから。

 諸事情に寄り義務教育を終えていない、模範囚が学ぶ中学校、それがこのドラマの舞台。
 配役も素晴らしかった。教官役も、受刑者も、その役はその人しかいない、と言うほどにしっくりと来る人たちばかりで。
 受刑者が学ぶ中学校に赴任してきたばかりの副担任の石川は、犯罪者に使う税金を被害者側にもっと使うべきだ、と言う、まあ、ごく普通に見るものが感じている感想を言うような、その仕事があまり好きでもなく、早くプロの写真家になってこの仕事を辞めたい、と思っているような、どちらかと言うと感じの悪いやつでした
 その教え子になる5人の生徒は、それぞれ、様々な事情で義務教育を受けることが出来ず、様々な事情で罪を犯して刑務所に収監されている人たちで。

 詳しく書くと、もしこのブログを読んで、よっしゃ、観てみようか と思った人に悪いのであまり詳しいことは書けないのだが、副担任の石川が、生徒達が給食のデザートの数が足りないとき、簡単な計算が出来なくて困惑しているところでいらついて、そんな事も判らないなら食べるな、と怒鳴りつけるのだが、そのときのその言葉を放つ石川と、観ているもののほとんどが同じ「そのくらいの計算、わかるだろう」という立場で見ているということに気付かされ、何か胸が痛くなりました。
 そのくらいのことできるだろう、が出来ない人たちも、この世界にはいるのだというのに。

 このドラマを見ている間、確かに涙腺はゆるみっぱなしで、ワタクシはたまたま側においてあった犬子さん用のあんよ拭きタオルで何度涙をぬぐったことでしょう
 しかし、その涙は「ホラホラ、可哀相でしょう、泣け泣け」と言う類のものではなく、心の奥底を静かに撫でられ、心がほぐれてふと出てくる涙のような。
 刺されながらも、しょっちゅう公演の合間を見ては面会に来る、息子の気持ちが一番判っている、かつて息子と同じ葛藤を胸に抱いたであろう大衆演劇の座長の父親、読み書きが出来ないことを馬鹿にされ、人を二人も殺めてしまった父を、それでもオヤジ、と愛して面会に来る息子など、外の世界の人たちとの小さなつながりのエピソードも胸に染みました

 中学校に入学したにもかかわらず、勉強についていけず(中学三年間を一年で学ぶのだからハードよね)騒ぎを起こしてドロップアウトしてしまう千原せいじ演じる小山田受刑者も、こいつの役はこいつしかおらん、と言うほどのはまり役で
 騒ぎを起こした小山田を助けようと石川が取った行動はおかしいようなばかげているような。
 でも、そんなへんてこな小さな行動でも、小山田にとっては、自分を助けようとしてくれる人がいる、と言うことを初めて感じた瞬間だったのではないでしょうか。

 他にももう、いいシーンが多すぎて書きたいけどかけないのが辛いが、このドラマを見ていると、堀の中の中学生達が、学ぶ、と言うことは、義務教育終了と言う学歴を付けさせる、今後の更生に役立てるとか以上に、もっと大きな意味がある事なのだ、と、しみじみ感じました
 塀の中、と言うだけでなく、もっと広い意味で、人が学ぶ、ということが本来どういうことなのか、と、考えさせられるきっかけにもなりました。

 本当の意味で、ワタクシが何かをしっかり学んできたことがいくつあるだろう。
 やったのは資格を取ったり試験に受かるためだけの勉強。
 そんな自分が、人として、まだまだ学ぶべきことは山ほどあるんではないか、とつくづく反省してしまっている次第であります

 押し付けがましさも派手さもなく、淡々と、しかし確かに感動が溢れてくる、これは脚本、監督、配役、すべてが見事に調和した、極めて上質なドラマだと思います。
 とにかく、塀の中の中学校、素晴らしいドラマなので、ぜひぜひ見てみましょう
 再放送があればいいのですけどね。ね~っ

酒と女で堕ちる男

2010-09-28 | 映画・ドラマ
 NHKの朝ドラ、ゲゲゲの女房、は、朝ドラにしては久々のヒットになった模様でございますわね
 最終回の視聴率が23%以上あって
 ワタクシもゲゲゲは毎朝、もしくはお昼に楽しみに観てましたもの
 その反動か、先日から始まった次の朝ドラ、てっぱん、は、全く見ておりません

 だって~、どこかのローカルな地域が舞台となって、腹立つくらいに能天気で前向きで明るいヒロインをいろんな試練が襲うが人情や周りの人の愛で乗り切り、最終的には結婚も仕事も手に入れてはい幸せよ みたいな話がもう全150何話かのストーリーが読めてしまうんですもの
 水戸黄門がマンネリでも人の心を掴むのと、朝ドラのマンネリが視聴者の心を掴まないのと、その違いをよくよく考えてみた方がよいような気がいたしますわよね


 さて、そのNHKのドラマ、今夜10時からはワタクシのここのところのお気に入り、10年先も君に恋して、がある日なのですが、このドラマがドラマとは別のところでなにやら怪しげなことになっているようで

 ヒロインの夫役で、物語の重要な役をしている内野聖陽が、人妻と不倫デート&飲酒運転を写真週刊誌に撮られて、その後お茶を濁して逃げ回っているものの、内野側の担当弁護士の言でも、そのうち謹慎に……みたいなことが言われていて、NHKも飲酒疑惑を重く見て、内野の出ているドラマを放送中止にしようかな~、的発言をしていたし、芝居だって今真っ最中でやってるはずだし、全く、あのだらしのない男のせいでいろんな人が迷惑受けているんだよなぁ
 自分自身妻も子供もいるって言うのに。
 前々から女の噂の絶えない人だったが、だったらなんで子供までもうけて結婚したのかねぇ? 独身主義を貫いてりゃよかったのにさ。

 結婚や色がらみのことは、個人のこととしてまだ知らぬ顔をできない事もないが、飲酒運転はアカンやろう、人として
 役者としてはこの人はとても好きなのだが、人としてはどうかしらねぇ
 とりあえずワタクシは飲酒運転を平気でやる(あの様子だと常習だね)ヤツは人として最低だと思いますので(事故を起こしていないからいい、なんてもんじゃないんだよ)ドラマが今面白い分、さらに腹が立ちますなぁ。あの男に

 酒と女と博打は身を滅ぼす三大要素だが、そのうちの二つをしっかりクリアしているダメ男、せめて写真誌に撮られるのなら、自宅マンションに人妻を招き入れ一夜を過ごす! とかにして欲しかったですなぁ。
 ドラマは面白いのだが、現実の世界でこういうどろどろした醜態を見せられると、ロマンティックな恋物語も色あせてしまいますわ

うぬぼれ刑事

2010-09-10 | 映画・ドラマ
 今日は母が久々に冷蔵庫の掃除をしていた。
 親戚から魚を貰い、その魚をしまう場所を確保するための掃除だったのだが、冷蔵だけでなく、冷凍のほうでも捨てるものが出るわ出るわ
 一月以上前と思われるちくわの半分食べたのとか(半透明の容器に入っていたのだが、中で糸引いてる姿が見えました)、半分食べてそのままのパック入りのイカの塩辛とか(これは母が突然食べたいと買ってきて3日ほど食べていたもの)、様々なものが捨てられていき、掃除が終わった後、冷蔵庫を見てみると、ものが半分くらいになってスッキリしておりました

 タッパー系に入っていたわけのわからない物もほとんど捨てられており、それを入れたまま冷蔵庫内で保管されていた容器は、今、カルキのような液体に浸けられております
 まあ、自分から掃除をする気になってくれて本当によかった。
 ワタクシがいくら、いらないものは捨てよう、冷蔵庫パンパンだと冷えも悪くなる、と訴えても全く無視、それどころか反発してさらに庫内に物を詰め込んでいましたものなぁ


 さて、ワタクシも溜め込んだものはきちんとしておかねば、と、録画しまくっていた「うぬぼれ刑事」5話分を昨日今日とで見まくりました
 何話かはリアルタイムで見ていたのだが、それ以外のものは録画しまくり&ためまくりで一つも観ていなかったもので。
 まとめてみると、結構面白いのよね、これ

 うぬぼれが毎回犯人に逮捕状と婚姻届を突きつけて、結局振られてしまう(薬師丸ひろ子のゲストの回はうぬぼれが断った形にはなっていましたが)のも、お約束ながら、毎回ついつい見て笑ってしまうし
 犯人と刑事の話なんだけど、捕まって泣き崩れるのがいつも刑事側ってなんか面白いよね。2時間ドラマの逆を行ってて。
 ゲストの女優陣だってかなり豪華よねぇ
 どの犯人もどこかに救いがあって、物語が優しいんだよね

 うぬぼれと、彼と結婚直前まで行って行方をくらまし、今度は彼の同僚の妻となって再びうぬぼれの前に現れた里恵が、今度は同僚のもとから姿を消して、って、物語もいよいよ終盤に向かって来ているから、これはもう見逃せないわ、と思いつつ、今夜も裏でやるダウンタウンのアカン警察を見るためにビデオ録画となる運命のこの番組
 調べてみたら、今日の分を含めてあと2話でおしまいですって
 来週は最終回、と言うことになっちゃうらしいのよねぇ

 視聴率もさほど芳しくなかったみたいなのだが、まあ、クドカンのドラマって大概オンエア中は視聴率悪くて、後になって評価が上がる、みたいなところがあるから驚くには値しないのかもしれないけど
 でもこれ、確かに、DVDとかでまとめ観したほうがハマるかもね

桃音ちゃんカムバック

2010-08-03 | 映画・ドラマ
 戦後のメジャー漫画史の代表が手塚治虫だとすれば、水木しげるはメジャーでありながら異端、とでも言うべき漫画史を彩った一人に間違いないだろう。
 さて、そんな戦後の漫画やテレビ界を影の主役にした(と、思っております、ワシ)NHKの朝ドラ、視聴率絶好調の、ゲゲゲの女房、ワタクシも毎日楽しく見ております
 調子いいときなんぞは朝見て、昼も昼食後に見て、をしたりして
 貧乏生活をようやく脱し、妖怪いそがしに取り付かれた超売れっ子生活の水木しげる、布美枝さんの妹とアシスタントの淡い恋物語は少しダルいのですが、それでも面白いので毎日欠かさず見ている

 だがしかし、今週になって、ワタクシ一つショックなことに気がつきました
 妹が生まれ、お姉ちゃんになった藍子ちゃん役の子が替わっているではないですかっ!

 妹喜子が生まれるまでの先週まで、藍子役をやっていた篠川桃音ちゃんが可愛くて、ワタクシ大好きだったんですよ
 賢そうな額に、何でも写しこんでしまう、深く神秘的な湖のような大きな瞳。
 まるでスペインの映画監督、ビクトル・エリセの名作「ミツバチのささやき」に出てくる少女(幼女といった方が近いな、あの映画は)アナ・トレントを髣髴とさせる水晶球のような子供でありんした

 妖怪や精霊とともに生きているような水木家の子供に相応しい、妖精のような子。
 演技なのか普通に動いているのかわからないようなあの視線、動き、笑顔。
 いや~、日本版「ミツバチのささやき」を撮るなら主役はあの子しかおらんだろう! なワタクシ一押しの子役だったのだが、今週から見た事もない、しかも少しでかい子が、いつの間にか、藍子として登場してまして、おばちゃんちょっと大ショック

 製作側の事情はわかる。赤ちゃんが生まれたのだから、姉の藍子が次の年代の子役に替わるのはまあ、当たり前のことなのだということは。
 しかし、何故いきなり突然に、藍子があんなに大きくなってしまったのでしょう? 喜子が生まれて半年で2年分はでかくなったぞ、藍子。
 今の藍子役の子は、全く持って全然悪くはないのだが、桃音ちゃんのあの可愛らしいナチュラルな演技が心に強く残っているワタクシ、今日も、布美枝さんといずみが口けんかをしているところに「ケンカしないで」と藍子がいってくるシーンを見ても「やかましいわいっ!」と怒鳴ってしまう大人気ないやつでして
 あれが昔の藍子が言ったのだったら、ああ、ごめんね、大きな声出して悪い大人たちだねぇ、と抱っこしてナデナデの一つでもしてやろうかと思うのに。

 とにかく、NHKさん、もう一度桃音ちゃんをどこかに出してもらえませんかねぇ?
 桃音ちゃん、カムバック

GM 踊れドクター

2010-07-19 | 映画・ドラマ
 今日は海の日~
 だからといって海には全く行ってない~
 こんな日差しの下、海岸砂浜に行くなんて、即身塩焼きになりに行くようなものじゃござんせんか。
 そんなワタクシは今日もおうちで3時間ごとに玄関先に打ち水をして涼を呼び込もうと努力しているわけで
 
 昨夜、一人しかいないのにバスタブにお湯を張りすぎてしまいまして、それをそのまま流すのはさすがにもったいなさ過ぎる、と言うことで、今朝庭の水撒き、そして玄関先の打ち水として利用しておる次第です
 まだもう少し残っているので、夕方の庭の水撒きもこの水で撒ける範囲はまいておこうと思っております。
 風呂の残り湯で打ち水、うん、エコだわ


 昨夜から始まった、TBSの新ドラ GM 踊れドクター、見ました
 GM として最先端の知識と才能を持ちながら、芸能界への再復帰を目指す変わり者の医師、ファイヤー後藤こと後藤英雄。
 患者に触ることなく、状態を見聞きしただけで病の種類を見抜いてしまう天才で、ついでに訳もなく踊る。
 まあ、中味は医療モノの病名当てクイズのようなものなのだが、なんとなくどっちつかず
 病名を言い当てる天才ドクターなら、ついこの前までやっていたジェネラルルージュの凱旋、の速水とかぶるし。
 後藤以外のキャラクターもクセモノとか言うよりいかにも類型的なマンガキャラだし。
 おまけに、見ていて無茶苦茶CMの入るのが早くてイライラしましたわ
 民放各局の番組はすべてスポンサー様のご提供で見せていただいていることは重々承知しているのですが、昨夜のドラマの時みたいに5~6分おきに、ハイCM、というような事をされるとスポンサーに「ウザッ!」とかの悪いイメージを持ってしまいますわよ、見せていただいている庶民の我々は。

 おちゃらけ路線で行きたいのか、実は真面目なヒューマンドラマの部分もあるんだよ、的な方向で行きたいのか、初回を見ただけではよく判らないドラマでしたなぁ。
 なんとなく、<今、医療モノはウケる>+<東山主演のドラマ作りたいんだけど>=<じゃ、こんな感じで>と言うような方程式が見え隠れするような
 何でもかんでも漫画のノリを入れればいいってもんじゃないと思いますけどね。
 ついこの前までチームバチスタ見てた視聴者からすると、物語の世界も背景もキャラクターも、全体的になんとなく浅くて中途半端すぎるんじゃないのかね、この初回に関して言うと

 まあ、次回もう一回観てみて、やっぱりこんな感じ、だったらその次はもうないでしょう。
 個人的には、出来ればこのGM 踊れドクターを、金曜夜10時のうぬぼれ刑事とトレードしていただきたいなぁ。
 そうしたら金曜夜10時台、何を見ようか悩むことが無くなるのになぁ(ヒドイ言い方だね)

天使のわけまえ

2010-07-11 | 映画・ドラマ
 先ほどまで、NHKで再放送していた「天使のわけまえ」を見ておりました
 先日、この番組の第一回目、すっかり忘れて別に見たくもなかった懐かしのタレント大集合、のような番組を見ていて見逃してしまっていたので、この再放送は非常に有難かった
 放送してくれてありがと~。さすがNHK

 婚約者に騙されて、職も有り金もすべて失った、料理が得意なくるみ35歳。
 婚約者が行方をくらまし、おまけにその男の息子を面倒見てくれ、といきなり押し付けられて。
 いや~、途方にくれるよなぁ
 両親と縁が薄く、もともと派遣だったくるみ。頼れる人もなく、35を越えた再就職は難しく、職も見つからないで困っているとき、ひょんなことで知り合いになったオジサンとの縁でその人の働いている職場で交通整備員として働き始めるくるみ。
 職を世話してくれたオジサンとは彼女の作ったおはぎで縁ができ、職場の仲間とは彼女の手作り弁当で仲良くなれ、そして失踪した彼の息子とは卵丼(かな?)で心が少し繋がり、と、彼女の作る“たべもの”が、彼女の再出発を応援していく物語

 番組で重要な役割を果たす料理をきえものと言うそうなのだが、ワタクシこのきえものがいい味出しているドラマは結構好きなのだ
 小林聡美が煮詰まったアラフォーを演じた名作「すいか」も、毎回下宿のまかないが物凄く美味しそうだったし、同じく小林聡美主演の「かもめ食堂」も、主人公が作るお店の料理の魅力的だったこと。
 ついでに言ったら小林聡美の出ていたパスコのパンのCMもめちゃくちゃおいしそうだったよな (「食堂かたつむり」はウチの近所で上映されなかったので今だ見ていないのが残念なのですが)
 自分が食べてみたいからそこに出てくる料理が魅力的と言うより、その料理を食べている人たちが幸せそうなのが一番見ていて好きなのだ。
 などと書くと、もしかして料理上手で、他人にいろいろ作って食べさせるのが好きとかのタイプの人? などと思われるかもしれないが、残念ながらワタクシにはそういう料理の才能もそういう博愛的な精神も全くありません
 どちらかといったら、料理を残そうものなら(それがたとえ失敗した料理であっても)「アタシの作ったもの残すなんていい度胸してんじゃないの?」とか凄む、食べ残しを決して許さない忍術学園の食堂のおばちゃんタイプかもしれませんわね

 自分がそれを食べたい、と言うより、楽しそうだったり一生懸命だったり、その食に対してまっすぐに向き合ってる時の人たちを見るのがなんとなく好き。
 だからウチに夕方になるとやってくる野良猫に夕べの残りの魚とか時々やってしまったりするんだよなぁ。必死にあぐあぐ美味そうに食べる姿がたまらなくてねぇ(ご近所に怒られますよ)。

 天使のわけまえ、気に入りました。来週火曜夜十時は、絶対忘れずに見る気マンマンです


 どうでもいい個人的なヨロコビの感想なのですが、今、NHKで大相撲のダイジェストを流しているのですが、毎年お出ましになられる「名古屋場所のマダム」が、今年もいらっさりました~
 白い襟がきりりと映える黒の和服で、今年はどうも眼鏡をかけてみてらっさるご様子でしたが、いや~、今年もご健在でなによりでやんす
 もし今回、相撲観戦に来ておられなかったら、もしかしてあのマダムも反社会的団体関係の人だったのか(名古屋場所だしね)、とか思ってしまうところだったので、お姿を拝見できて個人的には非常に嬉しかったどす
 放送してくれてありがと~。さすがNHK

悩める金曜22時台

2010-07-10 | 映画・ドラマ
 昨夜は新ドラマ「うぬぼれ刑事」を見た
 クドカン脚本の長瀬主演だから面白いだろうと思っていたが、やっぱりそこそこ面白かった
 超恋愛体質(つまりはすぐ一目ぼれするヤツ)な、ニックネームうぬぼれ、の刑事が、犯人の女性を好きになり、その人のことをしつこくリサーチする上で犯人のアリバイを崩してしまって、自分と結婚するか逮捕されるかを選べと迫るという、ほんに馬鹿な男の役が長瀬はよく似合っていいですなぁ
 うぬぼれ野郎たちが集まるバーがウザくてまたよい
 勘違い野郎ばっかり集まって、超うぬぼれな前向き思考のトークを繰り広げるところが、馬鹿だけど、そういう馬鹿なことを分かり合える仲間っていいもんだなぁ、と、訳のわからない羨ましささえ湧いてきました
 大人になって知り合いは増えても、新しい友達を作る機会って、考えたらあまりないんだよなぁ
 どこか高校時代の部活仲間のノリに近いような馬鹿馬鹿しい盛り上がりがいい
 まあ、ワタクシがあのバーのバーテンだったら、出入り禁止にしますけどね、あのウザい馬鹿野郎たち

 しかし、あのドラマの時間帯がイカン
 金曜日の夜10時台と言ったらNHK教育が断然面白いのに
 10時からは「美の壺」、そして10時半からは「愛の劇場」、両方ともこれかなり面白いんだよなぁ
 美の壺ではタイトルどおり日常の様々なことに隠れている美の鑑賞方法、と言うことで、毎回、いろんな美しいもの、素敵なものが出てくるので、これはワタクシ、前々からかなり好きな番組でして。
 そしてその後の愛の劇場は、オペラや歌舞伎など、ちょっとワタクシら一般人には敷居が高く、そして言葉もよく判らないから面白くないかも、と思いがちな古典芸能を、男と女の愛に焦点を当て、判りやすく解説、そしてその回ごとの男女の愛について、夏木マリ様と毎回替わるゲストがトークを繰り広げるという番組

 古典芸能が詳しいとはいえないようなゲストも、男と女の恋愛、をメインに見ると自分と遠い世界のことではなくなるようで、自分の経験も踏まえた恋愛トークが面白いんですよ。
 グータンヌーボーよりワタクシは好きかな
 そういうことで、昨夜もうぬぼれ刑事見ながら実はちろちろNHK教育に浮気したりしていたので、どちらの番組も見たような見なかったような
 ふっ、来週からは片方はビデオ録画で凌ぐか。
 どちらをビデオに撮るかはその日の気分次第だけどね