イオンは、１本８８円（３５０ミリリットル缶、税込み）という「国内最安値級」の第３のビール「バーリアル」を２３日発売した。
自主企画のプライベートブランド商品で、製造を韓国のビール大手に委託し、大量輸入することで値段を下げた。
大手小売りが低価格商品を本格的に扱い始めたことで、価格競争が激しくなりそうだ。
売り出すのは、イオンのグループ企業を含め全国のスーパーなど約３千店。
国内ビール大手がつくる商品よりも５０円程度安い価格設定だ。
全国に９カ所あるイオンの物流センターに韓国から直接輸入することで、物流コストを減らしたという。
イオンは昨夏、サントリーと共同開発した商品を１００円（３５０ミリリットル缶、税込み）で発売し約１千万缶を売ったが、「安定した供給ができない」として今春に販売を終えていた。
バーリアルの販売目標は年間７２００万缶で、「イオングループの店頭で一番売れている第３のビールにしたい」という。
第３のビールはイオン傘下のダイエーや、ディスカウントストア大手のドン・キホーテでも輸入商品が８８円前後で売られている。
国内ビール大手の商品も量販店によっては１００円前後で売られ、低価格化が進んでいる。
８８円の「第３のビール」、イオンが２３日発売
asahi.com（朝日新聞社）：お中元特集２０１０
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