本願寺月光蟲です。
テロリストは政治犯なのか?
金だけを要求したらテロリストではないのか?
金だけを要求すると「なんだ、ただの金目的くよ」と思う人は少なくない。
通り魔で単独犯の場合でもテロリストだと言われる場合がある。
それはやはり金が目的ではないからだろう。
例外がよく映画になる。
犯人が金だけを要求してても、人質の人数ややり方によってはテロリスト扱いになる。
ヴァンダム主演の「サドンデス」というアクション映画があり、内容は知能指数ゼロなただのアクションである。
アイスホッケーのスタジアム、観客5万人。
爆弾をしかけ、金を要求する犯人グループ。
客だけでなくVIPルームで副大統領を人質に。
ハリウッドのドンパチ映画の中ではよくできた作品。
だが、突っ込みどころがあるのがヴァンダム映画だ。
ハリウッドはテロリストをいっぱい描いてきてるが、政治家を人質、あとは無差別的な爆弾魔もテロリストとして扱う。
犯人グループはヒーローに殺され、エンディングな流れ。
とにかく、政治家を人質にするのは全てテロリストだ。
けれが日本だと多少状況が変わる。
相棒や過去の刑事ドラマや映画で、政治家が人質になってるパターンがある。
が、何故かテロリストという言葉が出てくるパターンは少ない。
観てる方の気持ちだけでなく製作者側の思い込みとして、政治家を人間のクズとして描いてるからだ。
日本の場合、政治家は自分の事しか考えてないキャラと設定されている。
ハリウッドと政治家の描き方がほんとかなり違う。
日本の場合、政治家をしょうがなく助ける刑事や弁護士がヒーローになる。
ハリウッドは全然違う。
政治家はたえず国民の事を考え、時には犠牲になる方を選ぶ。
ハリウッドのB級アクション映画のこの映画でも政治家は真っ直ぐな人として描かれている。
5万人の人質と副大統領と自分の家族を守るためにテロリストをなぎ倒していくヴァンダム。
ハリウッドと政府との関係がこんなB級アクションにも見え隠れする。
ハリウッドとアメリカ政府はたえず敵を想像して国民をオルグしている。
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