Los viajes de las Gorlondrinas

旅行の備忘録として利用しています。

ロス・ガージョス =3=

2009-07-14 09:08:32 | 再びのスペイン2005

















この方はカンテを歌い、そして踊る。
心から溢れ出るものや迸るものを、ただぶつけていてもフラメンコにはならないのだと思う。フラメンコにはフラメンコの規律がありそれをベースに自分を表現する。時には規律から逸脱することもあるだろうが外れすぎるとアートでは無くなり、規律に縛られすぎると観ていて退屈なものになりフラメンコでなくなる。
そのあたりのサジ加減が本当にできるのはアンダルシアの人達、ヒターノだけなのかもしれない。

ロス・ガージョス =1=

2009-07-09 06:04:06 | 再びのスペイン2005
マドリードからオテル・ムリージョに着くとフロントで「フラメンコを観ませんか。」と声をかけられた。最初からそのつもりだったので、お願いした。
タブラオはムリージョと同じサンタクルス街にあるロス・ガージョスだ。

マカレナから戻りロス・ガージョスに行くと受付の人が「ムリージョ(の客)か。席を案内するよ。」とのことで、ステージに一番近い席を案内してくれた!!
ロス・ガージョスとムリージョは良い関係にあるのだろう^^













素晴らしいパフォーマンスだ。
フラメンコは即興性がかなり強い踊りのように思っていたが、少し違う気がしてきた。しっかりとした基礎が求められ、その土台がありインプロビゼーションを上乗せしていくという踊りのようだ。

ロスガージョスのステージは小さいのでサパテアードやパルマの音だけでなく、衣装が床に擦れる音さえも客席に鋭く伝わってくる。

マカレナのマリアさま

2009-07-09 03:35:43 | 再びのスペイン2005


世界遺産のカテドラルを観光した後はマカレナの有名な教会に行った。
ここのマリアさまはとても有名でフラメンコなどに歌われていることを聞くことができる。
この地域の重要な信仰の拠点ではあるが、私達夫婦のような旅行者でも参拝が可能だ。
私達は土地にそれほど明るくなかったので、カテドラルの側からタクシーで行った。
運転手さんにもおそらく「マカレ~ナ、マリ~ア」とか言えば間違いなく連れて行ってくれるだろう。慣れればバスでも容易に行ける。










スペインの教会では多くの場合、ストロボを使用しないなどのルールを守れば写真撮影をしても良いようだ。先に挙げたカテドラル、このマカレナ、そしてトリアナのマリアさまも撮影は自由だ。
しかし、地元の人にとって教会は信仰の神聖な場所でもあるので、写真撮影に限らず観光客である私達はそうした方々への配慮が必要だろう。




教会の近くにはローマ時代からの遺跡があります。

ほんのりと暖かいヒーター

2009-07-03 10:26:37 | パリの空の下 Sous le ciel de Paris


11月下旬、パリの夜は氷点下になる。
私たちがパリでとった宿、HOTEL TROYONの唯一の暖房施設はこのどこか頼りないヒーターである。
暖かくないし、スイッチがあるわけでもないようだし困ったことだ・・・。

というわけでフロントのアルバイトの男性に尋ねてみた。

「あのヒーターのスイッチはどこですか。どうやったら暖かくなりますか。」

彼は穏やかに応えてくれた。
「暖かくなりますので、そのまま待っていてください。」

確かに・・・。
部屋はほんのり、ほんのりと暖かさが増し、厳寒のパリの夜を心地よく過ごせるほどの暖かさにいつしかなっていた。