Los viajes de las Gorlondrinas

旅行の備忘録として利用しています。

台湾旅行4日目 その3 国境を超えて中華人民共和国へ!! 行き当たりばったりの旅・・・。

2010-11-28 22:06:35 | 台湾 旅の走り書き 2010 NOV
地球の歩き方を見ると金門島から出て厦門に着く埠頭は五通と和平の2つがあるらしい。タイムテーブルの掲示板を見ると五通、東渡、石井の3っつがある。アモイの中心に行くにはどうも和平が良いようだが、実際に金門の船の乗り場に来ると和平行きが無くなっているようで困ってしまった。五通はとりあえず地球の歩き方に載っているが東渡は無い。五通は空港の近くとのことで中心とは離れていそうだが間違い無くアモイに着きそうだ。そして東渡はギャンブルだと思った。最短で出発するのは9:30の東渡行きだがすでにチケットの販売は終わっていた。一方で五通行きは約1時間半後の11時発。次の東渡行きは10時30分発 本当はギャンブルをせずに30分遅らせて五通に行ってもよかったが、大陸に着く時間を少しでも長く取りたいと思ったことと、帰りの便が多そうなので“地球の歩き方”には載っていなかった東渡行きの船に乗ることにした。窓口で東渡(ドンドゥ)?と聞かれて「対、対、対。」と答える。出国の手続きはどこでするんだ・・・?と思いつつ、求められパスポートを提出。発券には少し時間がかかった。未成年と思われる。男性がパスポートのデータを打ち込み発券してくれた。チケットには私の名前が刻まれていた。帰国して冷静にチケットを見るとビミョーに誤入力をしていたので失笑した。
支払いでお札を差し出し戻ってきた釣り銭がチケット代を考えると少ないように思った。しかしチケットと合わせて受け取った青い紙片を見て合点した。「金門港通関中心旅客服務費」なるものが100元も徴収されていたのだ。これでチケットは買ったが出国手続きはいつするのだろうか・・・?そもそもオレは出国できるのか?疑問や不安の中、乗船時間を待つ。そして台湾元から中国元に両替をした。初めて手にした中国元の一部のお札はきっちゃなかった。モロッコの紙幣を思い出した。
やがて乗船場が開門され入ってみると荷物の検査場とここでようやく出国手続きの窓口があった。乗船客は出国手続きが始まるのを待っている。
やがて出国手続きが始まる。旅行者である私もパスポートを提出するとスムーズに手続きは済んだ。パスポートを見ると中華民國 出國のスタンプが押してある。乗船場に進むと小さいながらブランド品を売る免税店があった。写真を撮ろうとすると職員の方々制止され、それに従う。私もよくわかっていないのだが、たとえば台北なの桃園国際機場では写真の撮影を禁止されている。しかしよほどでないと撮影しているところを制止されることはない一方でこちらはそれを遵守させようとする意識が強いようである。やがて乗船。船内は日本の地方の乗り合い船と同じような風情である。私は船首に向かって左側、先頭窓側の席に座った。
船はけっこう高速だ関西新空港から神戸空港までの高速艇に乗ったことがあるが、速度はあれの7割程度のスピードか。空は相変わらずの晴天だ。
波を切り時折、大きく揺れて船は進む。お坊さんのかっこうをした人が隣に座っていた。
金門島を出て対岸は見えているが港湾施設のようなものがいっこうに見えて来ない。いまさらながら思う。「失敗したか?やっぱり間違った船にのったか・・・。」しばらくすると湾の奥に進んでいるように思えた。向かって左手に大きな橋が見えて来た。どうも向かって左手の方が栄えているようだが船は右手の湾奥に向かって進んで行く。なかなか埠頭のような所に着かない・・・。アモイの中心にあわよくばコロンス島に行きたいと思ったが外してしまったようだ。
そうこうしているうちに港に接岸。金門から東渡まで約1時間の船旅。思いの外長い航行だとおもった。やっぱり間違ったか・・・。いよいよ中国大陸。3年ぶりのユーラシア大陸、初めての中華人民共和国、多くの台湾にいる人達のリーツがある福建省に来たのだ。船に乗っている時から義勇軍行進曲が流れていたが、更に気持ちは高ぶってきた。
さて、実はこの東渡の港湾施設は私の想像を遥かに超え美しく大きく驚いた!!金門のしょぼい施設とは比べものにならない!東京の晴海埠頭よりはるかに大きく立派な施設だ!!接岸した場所には警察っぽいきっちりとした制服を来た男がいる。共産圏に来たという気分が高まる。さ・て・と・・・。入国できるのか心配だ。入国できず、あっさりと「台湾に戻れ。」ということになるかもしれないと思った。しかし船は接岸してしまった。後に下がることはもちろんできない。
どうなるんだオレ・・・。

※地球の歩き方の金門―厦門の船の情報は和平が無くなり東渡が新設されていたり、時刻表も現在とは全く異なり、ほぼ当てにならない情報でした。しかし地球の歩き方を責めることは全くできないと思います。台湾、中国の変化が早過ぎるのです。2010/11/28現在で金門―厦門の船の情報は http://www.kmarport.gov.tw/11.htm の99年11月小三通海運船班時刻表 にて確認ができます。また立栄航空には空港で配布されている金門行きの小さな時刻表がありますがそれにも厦門までの船便の情報が出ています。


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