0.3mV-300V 1-3-10及び1.5-5-15ステップ
出力抵抗最大で4.5KΩ
内部は400HzのCR発振回路が入っており、100Wまでも出せる大型パワー管のPPで軽く5W(300V/18KΩ)の出力で使うあたりがHP製らしく、同じようなものが菊水から出ていましたが、6BQ5のPPでした。
電圧計校正器というのは被校正測定器(以後UUTと略称)の入力抵抗が問題になります。校正器にとってUUTの入力抵抗は負荷になるわけです。ディジタルマルチメーターは普通入力抵抗が少なくとも1Mはあるので校正器は電流供給力が無くても構いませんが、横河のメーターのように入力抵抗が低い場合は大変です。
かくして校正器は標準電圧発生器に電力増幅器が必要になり、結局は写真でよくみるように二階建ての大掛かりなものになります。
フルークのAC電圧計校正器は大型のCR発振器と送信管による電力増幅器によって1000Vまでの出力が有るものですが、そんなふうに大掛かりになってしまうのでプロの領域です。
この校正器では出力トランスの二次が18KΩになっており、出力抵抗は変動しますが最大で4500Ωです。
国内ではあまり出品されず、米国から買うと運賃が凄いのでかなり入手の難しい機種です。
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