ヤフオクで落札した大古CR発振器です。よく発信器と書く人がいますが、発振器です。
さて、もともと動作は期待しませんでしたが、全く動きません。それ以上にヤニで非常に汚いです。だいたい昭和30年代とか40年代の国産の測定器はタバコのヤニがベットリというものが少なくありません。タバコを吸いながら測定器を操作するのが許された時代だったのでしょう。
近頃中国人技術者がアフリカで奮闘(かつての日本人みたいに)している場面をTVで見ていたら、ハイテク機械の操作中にタバコを吸っていました。同じ段階を踏むものらしいです。
通電するとゴミが温まった臭いが立ち上ってきて不愉快この上無いです。こういう場合は洗ってしまいます。中性洗剤でしつこくやると驚くほど綺麗になります。乾燥が問題で、早く通電するとダメにしてしまいます。よく晴れた日に一日干しておけば大丈夫です。それでもダメなら部品取りにすればよいだけのことです。
その後綺麗にしてからいろいろ調べていたら動くようになりました。修理箇所は一箇所だけ。発振回路のプレートから終段につながるカップリングCの絶縁不良だった。これ一個の交換で治るんだから他愛無いものです。もっとも、ちゃんと治したい人はカップリングのCは他の箇所も替えたほうが良いです。これはキクスイやリーダーの場合でも同じです。
方形波は立ち上がりの悪いなまった波形ですが、安物なので仕方ありません。
CR発振器は方形波専用に増幅回路を用意しないのでなまってしまうのは仕方が無いです。
200KHzの方形波を増幅する回路はその10倍の2Mhzの帯域が無いといけないのですが、それをやるとコストが掛かるのです。
方形波は本当は要らないのですが、オーディオマニアの場合は無いと承知しない人が多いので付くのです。シロートはこの点で説得不可能です。前は“なんでか”を説明しましたが、そのうち疲れてしまって、汗をかくのはやめることにしました。
測定器のことは某大企業の先輩に教わりましたが、彼の話によれば、教えた相手で モノニナッタ のは私だけだそうです。私も何人かに教えましたが、モノニナッタ人 はいません。物理や数学が嫌いだと上達は難しく、歩留まりは非常に悪いのであります。
私のブログを読んで見に来たい人もたまに居られますが、お断りしています。
歳を取ると(現在後期高齢者)無駄になる見通しの多いことは、取り敢えず止めとこう、ということになります。
測定器のことは某大企業の先輩に教わりましたが、彼の話によれば、教えた相手で モノニナッタ のは私だけだそうです。私も何人かに教えましたが、モノニナッタ人 はいません。物理や数学が嫌いだと上達は難しく、歩留まりは非常に悪いのであります。
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歳を取ると(現在後期高齢者)無駄になる見通しの多いことは、取り敢えず止めとこう、ということになります。
オーディオはなまじ理論に明るくなったりすると、今までの趣味仲間の話を聞くのがウザクなったりするのでなかなか考えものです。
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