いごっそうの棲家

以前のblog『オトツマ日記』を改名。オットだけのボチボチ更新雑記。

損料屋喜八郎始末控え 山本一力

2007-07-21 11:19:56 | 小説
最近の一力氏に文句ばっかり言っているツマなので、
それでは・・・と初心に戻ってみた。
デビュー作の本作品

ほらぁ、やっぱり凄い。家事の合間に一気に二日で読みきってしまった。
起承転結ぜんぶ丁寧に書かれている。
読後の満足感がしっかりある
これが一力の真骨頂なのだ

元武士で、与力の秋山に仕える一代限りの末席同心だった喜八郎は
秋山と、その上司の米相場のしくじりを引っ被り、武士の地位を捨て
町民となる。
その時に便宜を図って喜八郎に損料屋(今でいうレンタルショップ)
を開かしてくれた、札差米屋の大旦那政八の恩義に尽くすため
、商いの才の無い二代目政八を影から助ける。
札差株を手放そうとまでしていた政八は、棄捐令をも無事乗り切るのだ。
与力の秋山、喜八郎、政八、そして老舗大札差の伊勢屋を巻き込む
痛快時代捕り物だ
この本では、あの江戸を超不景気に追い込んだ棄捐令が喜八郎のアイデアで
秋山が採用し、それを老中松平が決行したように書かれている。
なんとびっくり

そしてすっかり忘れていたが、江戸屋の秀弥はデビュー作から登場
していたのだ。おまけに喜八郎と・・・・

ああ、やっぱり面白い。
この流れで、パート2赤絵の桜を見てみようか。
はたまたがっかりしたら嫌だから、ここらでもう一度、
梅咲きぬとか大川わたりでもいってみようか。




狭小べランダ

2007-07-20 23:30:59 | 建・・・ガルバ 外壁


足場が残ってた唯一の場所、ベランダがほぼ完成した。
これで外観もずいぶんスッキリする予定です。

一般の家に比べると、かなり狭いスペースだから洗濯物を干す
ツマ(orオット?)には申し訳ない感じです。



ここも突き出た南面同様、床は杉板にキシラデコールのウォールナットで
雨対策です。

この手摺りも鉄工所で作ってもらったから、かなり手づくり感タップリ。
既製品にない雰囲気が好きだからいいけど、キチッとしたものを
求める人にはチトつらいか…。



杉板は、まだ塗られてませんし、手摺りは固定できてないです。
もたれると危ない?!



にほんブログ村 住まいブログへ
 

王家の紋章 細川智栄子

2007-07-20 09:51:43 | 小説
すいません小説ではないです。
漫画です。
しかし、この漫画は少女漫画界の二大金字塔のひとつなのだ
もうひとつは言わずと知れたガラスの仮面~美内すずえ。
(ちなみにガラスも1976年からまだ続いている)
王家は1976年ツマが○才の頃から連載され、いまなお続いている
超長編漫画なのだ。

え?何ですか?1976年に私、生まれてますが何か 笑

この漫画を知っているか知らないかでギャルじゃない女性の
だいたいの年齢が推測できる。笑爆

あらすじは、アメリカ人で考古学を学ぶ16歳の娘キャロルが、
古代エジプトにタイムスリップし、若きエジプト王メンフィスに
見初められ、やがて結婚しエジプト王妃となる。
現代の英知と知識でナイルの娘と崇められ、そして金髪で可憐な美貌をもつ
キャロルは黄金の娘として近隣の諸外国の王子や王から度々狙われる。

そう、度々どころではない。
連載開始から何度奪われたか・・・数え切れない。
そしてその度キャロルを死ぬほど愛するメンフィスは命がけで奪還しに行く。
そしてエジプトへ戻る。ちょっとの間平穏に生活が続くが、元来好奇心
が強く、そそっかしいこの娘・・・すぐに拉致される。
読んでいて思う。またかよ

その度に何千というエジプト兵が死んだりしているわけで・・・
その度王様のメンフィスはエジプトを長期留守にしているわけで・・・
そこに攻め込まれたらどうなんだ?
こいつは本当はナイルの娘なんかじゃなく厄病神の娘なのではないかと
失笑してしまう。
今回52巻が出たが、今回も拉致中だ 笑

しかし今更止められない
ン十年読み続けていたのに、ラストを読めないだなんてあり得ない。
新居にもこっそり王家52冊(まだまだ続く)とガラスの仮面42冊
(これもまだ続く)持ち込まないといけない。
小説だけでン百冊実家に隠してあるのに・・・
まさかこんな年齢まで続くとは当初は思っていなかった。やれやれだ

しかしキャロル。当初は16歳。しかし52巻のいまでもたぶん20歳そこそこ
の設定のはずだ・・・
こっちはあんた達を見守っている間にこんな年齢になっちゃったけどね








だいこん 山本一力

2007-07-19 13:53:56 | 小説
一力得意の人情物語。
めずらしく舞台は深川ではなく、浅草並木町と材木町。
いずれにしても下町ではあるが・・・

一膳飯屋だいこんを、若干17歳の娘つばきとその家族が 
切り盛りし、繁盛させていく話だ。
いわゆる細腕繁盛記みたいなノリ。

小さいころから飯炊きが上手く、気働きも優れ、何より商才が
ずば抜けている主人公つばきが、浅草の町民に心から愛され、慕われ
ひとまわりもふたまわりも大きくなって行くその姿は、江戸屋女将の
秀弥を思い浮かべる。(梅咲きぬ~山本一力)
あちらは老舗料亭でこちらは一膳飯屋だが通ずる物があるような・・・
話としては梅咲きぬの方が好きだけど。

そして終わり方が、なんともだいこん2を予想させるような終わり方。
書く気まんまんか?
だって深川に移ってからどうなるのか、つばきの恋の行方は?
気になるじゃないですか・・・

しかしまた不満ですが、せっかく二階屋を普請して、材木町で
順調に商いを伸ばしていた矢先にあんな言い掛かりをきっかけに
店を譲り渡し、深川で新しい店を始めるなんてあまりにも浅はか
な決断ではないだろうか?
そのエピソードで、つばきの決断力と行動力を示しているのだろうか。
いずれにしてもあの序章なのだから、個人的にはだいこん2を意識せずに
最後まで書ききって欲しかった。
それとも読者の創造力にお任せって事なのだろうか・・・
それに、あのおそめ率いるお婆さまたちの弁当屋のくだりは余分では
ないか?
商いに手を広げすぎの感が否めない。

私は一力氏がとっても好きなのに、どうしてこんなに読後に不平不満
ばかり言っているのだろう・・・






汗かき漆喰

2007-07-17 23:31:20 | 建・・・漆喰
塗った翌日の朝は、現場の夜がよほど寝苦しいのか漆喰の表面は
ものすごい汗だく状態になってる。 ダラダラです 汗)

 

内装だけでも、家庭の浴槽の約1.5倍、2ℓのペットボトル200本分の
水を使って、ウチの漆喰壁は塗られてる。

そんだけの水が蒸発するんだからよほどの高性能な吸放湿効果を期待してますよ!
はやく体感してみたいものです。


ウチの壁の角、いわゆる出隅部分には物をぶつけたときに漆喰が欠けたり
傷がつかないようにステンレスのコーナービートを入れた。

 

できるだけすっきりした仕上がりになるようにと、これを選んだけど
イイ具合におさまってます。






にほんブログ村 住まいブログへ

震度0 (ゼロ)  横山秀夫

2007-07-17 08:39:10 | 小説
2006年度のこのミス大賞の第三位の作品だ。
かねてから読みたかったのだが、単行本なので躊躇していた。
これも結婚記念日プレの中の一冊

阪神大震災のさなか、ある関東の県警本部の警務課長が失踪する。
おおすじはそれだけなのだが、警務課長の役割や立場から、その失踪に
絡んだ人事や利権、賄賂に利害それに様々な思惑で県警本部に激震が走る。
阪神大震災そっちのけで、その激震を収めるべく幹部達が東奔西走。
県警幹部のキャリア組、準キャリア、たたき上げのノンキャリの
対立も絡み、事件はさらに迷走していく。
この幹部連の人間関係が面白い。官舎住まいだから自宅に帰って
までもが上下関係継続し、妻たちの女の駆け引きも事件の解決の
糸口となっている。

警察関係者は横山氏の本を読むのは怖いのではないかなと思う。
どこかの県警の誰かはきっと、この作者は俺の事を知っているのか?
などと疑いたくなるのではないだろうか
本当にそれほどまでに綿密に書かれている。

強いて、強いて言えば最後の失踪の謎解きがツマにはちと物足りなさ
を感じてしまった。
まぁでもあれが一番納得できる理由でもありますがね・・・

ワインパーティー

2007-07-16 22:36:08 | 日常
今日は、オットの従姉妹のTちゃん宅に招かれてワインパーティー
を楽しんできた
購入した新築のマンションのお披露目も兼ねている
とっても素敵な造りだし、インテリアもなかなか凝っていた。
ベランダも広く、かなり心地いい

ワインと言うことなので、イタリアンなお料理を持ち寄ることに。
Tちゃんがお手製ピザを焼いてくれるとのことなので、ツマは
前菜を二種ほど用意しました。

まずはTちゃん特製トマトピザ。
甘味と酸味のバランスが絶妙で、ベランダで栽培している自家製
バジルの風味も効いてて本当に美味しかった

Tちゃん作のマカロニサラダも添えて・・・
ツマの前菜一品目はイカとキャベツのアンチョビバター蒸し
かなりイタリアンです



まずはシャンパンで乾杯
オトツマ持参なのですが、甘味がくどくてツマはちと苦手でした

すぐに次の赤ワインとビールが空きだしました。
このワインは、オトツマが以前にTちゃん夫妻にプレゼントしたワイン
なのですが、F1のミハエルシューマッハの経営するレストランでしか
味わえないワインなのだとか・・・
飲めるとは思っていなかったので超ラッキィ

そうこうしていると二品目の前菜が焼き上がりました。
しいらの大葉マヨソース焼き。プチトマトを焼いて添えます。



そうこうしている間にワインは二本目が空きました。
ピザも二枚目が焼きあがります。
二枚目はミックスピザ
シーフードやピーマン、マッシュルームなどの野菜も加わり
グレードアップ



ツマも新居に引越ししたら、是非作ってみようっ
出来立てのピザって超美味しいんだもの・・・

酒豪四人なので、アッと言う間にシャンパン一本、ワイン二本、ビールが六缶
ほど空いていきます。
パスタが食べたいね・・・との誰かの声に、Tちゃんの旦那様のT君が
おもむろに立ち上がりました。
冷蔵庫の残り野菜でささっとガーリック系のパスタを完成
それが超美味なのです。
T君は週に一~二度晩御飯を作っているとの事。
さすがの包丁さばきでした
T君の作った前夜の肉じゃがもいただきました意外にワインに
合います 笑



うちのオットちゃまはもっぱら消費専門です 

パスタとともに三本目のワインも空け、さすがにみんなほろ酔いです。

Tちゃんが、いきなり甘いモン食べた~い。
ホットケーキ焼こうか?と言ってきたときは正直ビビリました
もう腹には一ミリも入る隙間は無かった・・・

あたし・・・コーヒー飲みたいかも・・・
豆から挽いた美味しいコーヒーで〆です。

昼の三時から始めたパーティーは、気づけば夜の八時半
ちょうどお開きと相成りました





台風四号

2007-07-14 14:13:35 | 日常
非常に強い勢力の大型台風四号(アジア名 マンニィ)がやってきた
オトツマの住む県では今日の午後から夜中にかけてが暴風圏内。
沖縄や九州では、大変な被害が出ている。



オトツマの住むアパートは土地が少し高くなっていて水害の心配はない
オットの実家、つまり私たちの新居の土地も高くなっていて
大丈夫らしい
ツマの実家は市内で一番の高台の住宅地で、ここが浸水する時は
日本沈没しているだろう・・・

しかし、オットは消防団員
午後から会社は休みになったが、帰宅するなり出動だ
今のところは大丈夫だが、屯所に詰めて緊急時には発動なのだ・・・

川原の土嚢を積んだり、動かなくなった車を助けに行ったり、
避難命令出たときはお年寄りや子供や病人を安全に連れて行くのが
消防団員のオシゴトだ。




オシゴトと言っても完全ボランティアだから大変なのだ。
オトツマの住む地域は結構田舎で、地域のつながりがとても深い。
地区の運動会、地区のソフトボール、バレーボール、老人ホーム慰問
様々な地域活動が根付いている。
おまけに若者が少ない
よってオットが消防団に入ったのは必然というか絶対
ツマもそのうち老人ホーム慰問で、フラダンスとか踊っているのか・・・?

しかし、この暴風雨のなか送り出すのは本当に心配
飛んできた看板が当たらないかとか、川に落ちてしまわないか
などネガティブな事を想像してしまう・・・

早く台風どっかに行ってしまわないかしら。
中国のほうにそれて、ダンボールで肉まんを作っている悪徳業者を
吹っ飛ばしてくれたらいいのだ

ツマチャンのお料理ブログもよろしくですっ

晩婚新妻のお料理奮闘記



廊下 階段 漆喰塗り

2007-07-13 21:24:23 | 建・・・漆喰
台風4号が接近中!

今日は、左官さん達が逃げるように道具とか外の養生シートなんかを
片付けて帰った。
明日からあさってにかけて大荒れの予報。

漆喰はというと、廊下と階段、共有部分を塗ってます。



二階は洗面脱衣室をのぞいてすべて終わったようです。
なにせ狭い家ですから。二階は約13坪くらい。

共有部分は居室と違い、ベージュ系のおとなしい色で表面の
仕上げは押さえ仕上げに。

またまた「壁 しっくい 注意!」の貼り紙をベタベタと…。





にほんブログ村 住まいブログへ

壁 しっくい 注意!

2007-07-11 22:34:41 | 建・・・漆喰
昨日に引き続き、内装の漆喰塗り。
今日は1階のLDK部分。

二日目だから、左官さんもはじめての材料に多少慣れて
くれたのか、ボチボチ順調に進みました。

ここの漆喰も昨日の部屋と同じ色に。
漆喰は乾くのにすごく時間がかかって、その間に不用意に触れたり
物が当たったりすると後の補修がやっかいだから、貼ってみました。



「壁 しっくい 注意!」の貼り紙。
左官さんからは、こりゃあイイ!と好評でしたが、果たして・・・。



これだけ貼っても必ず何かありますけど、無いよりはマシでしょう!?
現場のみなさんよろしくお願いします!






にほんブログ村 住まいブログへ