いごっそうの棲家

以前のblog『オトツマ日記』を改名。オットだけのボチボチ更新雑記。

汗かき漆喰

2007-07-17 23:31:20 | 建・・・漆喰
塗った翌日の朝は、現場の夜がよほど寝苦しいのか漆喰の表面は
ものすごい汗だく状態になってる。 ダラダラです 汗)

 

内装だけでも、家庭の浴槽の約1.5倍、2ℓのペットボトル200本分の
水を使って、ウチの漆喰壁は塗られてる。

そんだけの水が蒸発するんだからよほどの高性能な吸放湿効果を期待してますよ!
はやく体感してみたいものです。


ウチの壁の角、いわゆる出隅部分には物をぶつけたときに漆喰が欠けたり
傷がつかないようにステンレスのコーナービートを入れた。

 

できるだけすっきりした仕上がりになるようにと、これを選んだけど
イイ具合におさまってます。






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震度0 (ゼロ)  横山秀夫

2007-07-17 08:39:10 | 小説
2006年度のこのミス大賞の第三位の作品だ。
かねてから読みたかったのだが、単行本なので躊躇していた。
これも結婚記念日プレの中の一冊

阪神大震災のさなか、ある関東の県警本部の警務課長が失踪する。
おおすじはそれだけなのだが、警務課長の役割や立場から、その失踪に
絡んだ人事や利権、賄賂に利害それに様々な思惑で県警本部に激震が走る。
阪神大震災そっちのけで、その激震を収めるべく幹部達が東奔西走。
県警幹部のキャリア組、準キャリア、たたき上げのノンキャリの
対立も絡み、事件はさらに迷走していく。
この幹部連の人間関係が面白い。官舎住まいだから自宅に帰って
までもが上下関係継続し、妻たちの女の駆け引きも事件の解決の
糸口となっている。

警察関係者は横山氏の本を読むのは怖いのではないかなと思う。
どこかの県警の誰かはきっと、この作者は俺の事を知っているのか?
などと疑いたくなるのではないだろうか
本当にそれほどまでに綿密に書かれている。

強いて、強いて言えば最後の失踪の謎解きがツマにはちと物足りなさ
を感じてしまった。
まぁでもあれが一番納得できる理由でもありますがね・・・