いごっそうの棲家

以前のblog『オトツマ日記』を改名。オットだけのボチボチ更新雑記。

交渉人  五十嵐貴久

2007-07-02 18:41:07 | 小説

交渉人・・・いわゆるネゴシエーターのことだ。
アメリカでは、ごくごく一般的なこの専門職、日本ではまだまだ浸透は
していないらしい。
心理学とかも必要みたいでなかなか一朝一夕にはこの術は学べないらしい。

その日本では真新しいネゴシエーターが主人公のミステリーだ
オビには、
ハリウッド映画に真っ向勝負
誰もが息をのむ驚愕の・・・・結末・・・

どうもツマはオビの文面に弱いようです

しかし、これはなかなか面白かった

コンビニ強盗が、付近の病院に人質50人とともに立てこもる。
そこに過去に交渉人教育を受けた女性キャリア警察官と、伝説的な交渉人の
プロフェッショナルと言われている警視正 石田が犯人との交渉にあたる。
犯人との交渉はスムーズで、人質は順調に解放されていく・・・
が、しかし何故か犯人は殺す必要のなかった人質三人を殺害していた。
そして逃亡。
誰もが石田の失策かと思われた。
しかしそこには、驚愕の結末が待っていたのだ

確かに、ハリウッド映画の原作のようだ。一気に引き込まれて読み終える。
が、真犯人たちのその殺人の心理が浅いような気がする。
確かに辛いことだとは思うけれど、それでもそんなに大勢の人が危ない橋を渡って
復讐をしようと思うだろうか

ツマは考えた。自分とオットに当てはめて・・・

ツマもきっと復讐の鬼となっているだろうな・・・